[PL]第9節 トッテナム・ホットスパー vs クリスタル・パレス

2026-2027 プレミアリーグ 第9節

Tottenham Hotspur 2 – 0 Crystal Palace

Stadium:トッテナム・ホットスパー・スタジアム
通算戦歴:112勝56敗20分(勝率:60%)      

得点
25分:アーチー・グレイ(Spurs)
73分:ヤン・ポール・ファン・ヘッケ(Spurs)

トッテナム・ホットスパー
FW テル(88’ウィリアムズバーネット)、ソランケ(66’ギャラガー)、クドゥス
MF トナーリ、マルムシュ(77’クルゼフスキ)、フェルナンデス
DF ロバートソン(77’ウドギ)、ファンデフェン、ファンヘッケ、グレイ(46’ポロ)
GK キンスキー
sub:ドゥブラフカ、セネシ、デイビス、マディソン

クリスタル・パレス
FW ピノ(60’エンケティア)、マテタ、マクニール(77’オソリオ)
MF ミッチェル、鎌田(88’ヒューズ)、ウォートン(88’レルマ)、ミンゲサ(60’ハライリ)
DF カンボ、ディサシ、リチャーズ
GK ヘンダーソン
sub:ベニテス、チルウェル、ドゥクレ、ゲサン

追い風が吹いているぞ

 ついに難所スタンフォード・ブリッジを攻略し、クラブの纏う空気は明らかに変わった。キックオフを待つ際の不安感は払拭され、今日もいけるぞと信じている。あのスタジアムで勝てるならもう怖いものはない。対するパレスは調子が悪い。首脳陣に見切りをつけてグラスナーが出ていってしまったが、相変わらず大した補強もせずに新監督だけ立派に据えたようだ。今やブックメイカーの解任レースがサージュかキャリックかのデッドヒートだ。

 スタメンの変更は最小限、前節負傷交代となったマディソンは温存し、今日のトップ下はマルムシュに託される。ポロの復帰に伴ってグレイをどうするのかと思っていたが、そのまま右サイドバックで先発となった。まあこれは後にポロ本人が無理をしたくないと決めたことらしいが、現状はグレイで不満はない。流石にサイドバックとしての総合力はポロに軍配が上がるものの、グレイにはグレイに良さがあるのでたまには使われるんじゃないかね。主に攻撃の時だけど、ポロはクロスを上げるためにやや後方で止まってボールを受ける癖があり、グレイはスペースに走り込んだりと撹乱してくれる。ポロで膠着した時にグレイで動きをつけるなんて使い方ができるといい。

 早々にマテタが退場したことで、試合はかなり決まってしまった。なんていうか、昨日までの自分達を見ているような気がしていたたまれなかった。流れが悪く、今日こそは思っていた日に限って気合いが空回りして退場者が出て難しくなる。何度経験してきただろうか。逆にいうと初勝利を飾り勢いが出てきたと思ったら、2試合連続で相手に退場者である。こう書くとオカルトじみているように聞こえるけど、それなりにロジカルでもあると思っている。うまくいかない時期というのはパスずれが多くなったり個人が局面で無理をしなきゃいけなくなったり、チーム全体の小さな歪みの皺寄せが退場や負傷となって現れていくのだ。ちなみに全然関係ないオカルト話を挟むんですけど、この試合の日に競馬に行ってきて、今日は点をとったグレイとファンヘッケの番号を信じようと1-14-6の三連単一点買いで万馬券を当ててきました。1番の馬は1番人気で、名前がミッキーなんとかだったのでキャプテンにあやかってあとはスコア順にしただけです。これには本当に手が震えたね。ジマン終わります。

 数的有利になってから驚いたのは、スパーズがセオリー通りの試合運びができていたことだ。個人的な思想なのかもしれないが、相手に退場者が出た時にはサイドチェンジを多用するのが効果的だと思っている。とにかく揺さぶって綻びを淡々と探す、もし穴が開かなくても一人少なくて奪いに行けない中で左右に走らされるのは体力の消耗に繋がるからだ。いい意味で無理をすることなく右がダメなら左、それもダメならまた右と着実にパレスの集中力を蝕んでいた。しかもサイドに固執してしまうわけでもなく、中央にちゃんと選手を配置できているので常に怖さはあったはず。それでいてボールを奪われた瞬間の切り替えはチームで徹底できていたので、パレスは自分達の時間を作ることすらできずひたすら追いかけさせられていた。ポゼッションの数字に対して決定機と言える場面は多くなかったかもしれないが、リスクは抑えつつ要所で相手を脅かしながらセットプレーで手堅く点を取って試合をクローズ出来ていた。不満や改善案はまるで思いつかない。ほんの少し前まで最下位にいたチームとは思えないほど完璧な試合内容だった。故にこれ以上書くことがない。

 順位は一気に9位にまで浮上した。ついにこれで一桁順位。まだまだオープンプレーでのゴールがミドルシュートしかないところとか、課題と言えるところはあるけど、そういえばちょっと前までは誰もシュートを打たないとか言っていた気もするので、ただないものねだりしているだけなのかもしれないね。目標順位がどうだとか、どのチームとの対戦がいつに控えているだとか、先のことは先に考えるとして、今は次のリーズ戦だけを見据えよう。地に足をつける姿勢だけが強いチームを作るのだ。

2026-2027シーズン 試合結果一覧

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