[CL]第4節 トッテナム・ホットスパー vs レアル・マドリー

2017-2018 UEFAチャンピオンズリーグ グループステージ第4節

Tottenham Hotspur 3 – 1 Real Madrid

Stadium:ウェンブリー・スタジアム

得点
27分:デレ・アリ(spurs)
56分:デレ・アリ(spurs)
65分:クリスティアン・エリクセン(spurs)
80分:クリスティアーノ・ロナウド(Madrid)

トッテナム・ホットスパー
ロリス、トリッピアー、アルデルヴァイレルト(24’シソコ)、サンチェス、フェルトンゲン、デイビス、ダイアー、ウィンクス(66’デンベレ)、エリクセン、アリ、ケイン(79’ジョレンテ)
sub:フォルム、ローズ、オーリエ、ソン

レアル・マドリー
カシージャ、ハキミ、ナチョ、ラモス、マルセロ、カゼミロ、モドリッチ(81’テオ)、クロース、イスコ(73’マジョラル)、ロナウド、ベンゼマ(73’アセンシオ)
sub:ラモス、バジェホ、セバージョス、バスケス

なんとなんと王者レアル・マドリーに完勝です。衝撃の朝でした。

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得意の形で

ホームの大観衆に支えられ、欧州王者レアル・マドリーをホームに迎えたこの一戦
アリとケインを2トップに置いた5-3-2を再び採用しました。サイドバックはトリッピアーとデイビス、シーズン開始前はバックアッパーと位置付けられていたはずの二人が大舞台でスタメンを勝ち取りました。

24分に大きなアクシデントが発生します。守備の要、トビー・アルデルヴァイレルトが負傷交代となります。変わって入ったのはシソコでダイアーがセンターバックの中央に入り、ウィンクス、シソコ、エリクセンが中盤に入る形
アルデルヴァイレルトの負傷は痛い。日曜の試合には間に合わないようですが、幸いそのあとは代表ウィークなのでその間に治ってくれるといいですね。

先制は27分のスパーズ
ウィンクスが逆サイドの裏に正確なロングパスを送ると、走りこんできたトリッピアーのダイレクトの折り返しにアリが触れてゴールイン
トリッピアーが非常に得意とする形です。これまでは強いチーム相手には高い位置を取りきれないことが多かったトリッピアーですが、やはり出続けていると選手は成長するんですねえ。この他にも二人に囲まれながらも突破している場面もありました。
ちなみにリプレイで見ると確かにオフサイドでしたが、前半にはケインのシュートがラモスの手に当たっているのを見過ごされているし、ロナウドのゴールの時はモドリッチがハンドだったのでおあいこですわ。

追加点は56分
相手のゴールキックがまっすぐ最終ラインのダイアーに渡り、縦パス一本でアリへ、巧みなステップでディフェンスを振り切ってシュートを放つとそれがセルヒオ・ラモスに当たりゴールに吸い込まれました。ダイアーのパスをスルーし、右に走って相手を撹乱したエリクセンの動きはボールに触れていないといえど評価されるべき秀逸な動きでした。そしてアリはようやく出場したチャンピオンズリーグでいきなりの2得点です。またこれは移籍の噂が活性化しそうで困っちゃいますね。

65分には見事なカウンターを決めます。
まずは自陣のペナルティエリア内で、落ち着いてアリを見てパスを出したウィンクスから。アリが一人かわしてケインにスルーパスを出して、ケインがセンターに走っていたエリクセンへ、後ろからディフェンスがプレッシャーをかけてきてはいましたが、キーパーを冷静に見てゴールを決めました。
まさに狙い通りの流れでした。やはり前線の3人が揃うとそれだけで点が取れてしまいます。

怪我明けだからなのか反省を生かしてなのか、早めにケインを交代させることもできました。レアル相手にこの交代ができるなんてポチェッティーノも嬉しかったでしょうね。
最後にロナウドにゴールを決められ、得点ランク首位の座は奪われましたが、文句なし。ドルトムントとアポエルのゲームがまたしても引き分けに終わったため、トッテナムのグループステージ突破が決定しました。トーナメントの組み合わせを少しでも楽にするために首位通過を狙うのが次なる目標になりました。

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今季のチャンピオンズリーグはどこまでいけるのか

スパーズは今年で3回目のチャレンジです。最初に出た時はベスト8でレアルに敗れていました。その時は2試合合計5-0でした。選手も監督も何もかも違いますが、確かな成長がここにあります。

レアルに対して一歩も引けを取らない戦いを披露しました。スパーズをあまり知らない人たちはレアルに怪我人がいたからだ!なんて言うでしょうが、実はうちも結構います。いや、完全な負傷離脱はラメラとワニャマだけですが、復帰直後のローズやデンベレも本調子ではないのです。オーリエももっとフィットすればスタメンだろうし。
おそらくこの先も怪我人ゼロの時期なんていうのはないのでしょうけど、まだまだ上を目指せるのではないかと期待するような試合でした。

リーグ戦もタフな戦いが続きます。ユナイテッドに敗れたことで、チェルシー、アーセナルとの差が勝ち点1まで迫ってしまいました。逆に首位シティとの勝ち点差は8もあります。毎年このくらいの差を追い続けているスパーズにとっては悲しいかな慣れた展開ではありますが。。
レアルに勝てたことは間違いなく大きな出来事です。しかしこの結果はさらなる高みを目指す踏み台にすぎません。そう思って次に向かおう。

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