[ICC2018] FCバルセロナ vs トッテナム・ホットスパー

インターナショナルチャンピオンズカップ2018

FC Barcelona 2 – 2 Tottenham Hotspur

Stadium:ローズ・ボウル

得点
15分:ムニル(Barça)
29分:アルトゥール(Barça)
73分:ソン・フンミン(spurs)
75分:ジョルジュ・ケヴィン=エンクドゥ(spurs)

トッテナム・ホットスパー
ガッザニーガ (61’フォルム)、オーリエ、カーター=ヴィッカース、デイビス、ウォーカー=ピータース (46’サンチェス)、モウラ(62’ジョルジュ)、シソコ(35’エンクドゥ)、エリクセン、エイモス、ソン、ジョレンテ (46’スキップ)
sub:ホワイトマン、Eyoma、マーシュ

バルセロナ
シレッセン、セメド、マルロン、ラングレ、ミランダ、ラフィーニャ、ロベルト、ゴメス、スアレス、アルトゥール、ムニル
※交代、控えは割愛(シーズン始まったらちゃんとやります)

それでもバルセロナ

ローマ戦から2枚の変更はフォルムからガッザニーガとラメラからソン。ラメラはベンチにもいないので怪我ですかね。バルセロナもカンテラの選手を多く起用しているので、半分くらいは知りません。普段のスタメン級はセルジ・ロベルトただ一人でした。

これだけ選手を入れ替えているのにバルセロナはバルセロナでした。常にボールサイドには三角形にサポートがいて、パスの出しどころが複数ある。ゆったりパスを回して落ち着けてから、1本の縦パスやサイドチェンジでギアを上げてゴールに迫る。もちろんいつもは仕上げを担当するメッシやスアレスがいないので、得点チャンスはそれでも少なかったけれど、レベルの高さは随所に感じられました。

バルセロナの得点は2点とも右で作って左に大きく展開する形からです。1点目はよくあるアーリークロスにウォーカー=ピータースが完全にマークを見失い、折り返しの先のムニルについていかなかったカーター=ヴィッカースの2人のミスが大きかった。デイビス先輩がとても怒っていたぞ。2点目はアルトゥールのシュートを褒めたいものですが、うちとしては大事なエリアでフリーにさせすぎた。キーパーは両方ともノーチャンスです。

ベンチ入りしている選手の数と質から、スパーズは色々試した試合になりました。シソコが前半途中に抜けると、左エンクドゥ、真ん中ジョレンテ、右ソンのスリートップにインサイドハーフはエリクセンとモウラでした。後半頭にジョレンテを下げると、代わって入ったスキップとエイモスのダブルボランチでモウラがワントップという新しい使い方、結果的にモウラは輝けなかったし、ドリブルは素晴らしいので消えてしまう時間帯のあるくせはなんとかしないと先発では使いにくい。

後半のエリクセンは熱い男でしたね。夢はバルセロナだと語りつつ、スパーズに忠誠を誓うエリクセンはスパーズに残ることの正しさを証明したいかのごとく、相当に勝敗にこだわっていました。それに呼応していたのがソンであったりエイモスであったり。2試合目でやっとエイモスのプレーが少し把握できました。中盤で走り回って出足よくボールを刈り取る汗かき役ですねこの人は。ボールを持つとシンプルなプレーといえば聞こえはいいけど、やや消極的に後ろを向くところがあるので、前を向く勇気と技術が課題です。

結局PKで敗れはしたけど、ローマ戦に比べるとかなり面白い試合でした。久々にもっと見ていたいと思えるゲームだった。今のうちにアピールしたいバルセロナの選手が試合のテンポを高めていて、スパーズはエリクセンが戦うので他の選手も応えないといけないという感じ。いつかCLの舞台でリベンジをするぞ

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よかった選手・悪かった選手

ちょっとテイストを変えて一人ずつにフォーカスします。

カーター=ヴィッカース
よかったと思います。失点シーンに責任はあるのでマイナスポイントもあれど、前を向いて守備をするところでは全く負けていなかった。センターバックとしてはデイビスより安心してみて入られた。顔つきも気合入っていてグッド

ベン・デイビス
後半に本職に戻ってからは本領発揮。攻撃参加の質が高く、攻撃の厚みを加えていました。CBに人がいないのでプレシーズンにサイドバックでアピールできないのが不憫です。今年もローズとの争いは面白くなる。

オリバー・スキップ
なんと17歳の選手でした。ボランチの一角として後半から出場です。エイモスが走って奪うタイプの選手なら、スキップは攻撃の選手のようです。ボールの受け方、顔の上げ方がパサーのそれです。時折中盤をドリブルで持ち上がるプレーが好きな様子。タイミングは勉強しましょう。

アンソニー・ジョルジュ
右サイドに入ると積極的な仕掛けを見せてくれました。何度か見ているけど、やっとプレーがわかりました。左利きの右サイドを見ると、ベイルやタウンゼントの系譜になってくれることを期待したい。

ウォーカー=ピータース
悪かった選手です。2失点とも絡んでしまった。特に1点目はダメ。持ち前の思い切りのいい攻撃も機能していたとは言えません。若手ですが一年間トップチームに帯同していた選手なので、エイモス達より序列は上のはず。しっかりしましょう。

エンクドゥ
同点ゴール以外はいいところなし。ボールを持ってからの判断が悪い。まずドリブルが頭にあるけど、いかにドリブラーといえ確実に仕掛けてくる選手は怖くありません。パスミスも多くていいリズムを壊しかけていました。レンタルでていたバーンリーでも存在感を示せずに戻ってきましたが、スパーズでも居場所は見つかりそうにありません。

最後にミラン戦を残すのみです。
しかしいい試合だったなあ

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