インターナショナルチャンピオンズカップ2018
AC Milan 0 – 1 Tottenham Hotspur
Stadium:ユーエスバンク・スタジアム
得点
47分:ジョルジュ・ケヴィン=エンクドゥ(spurs)
トッテナム・ホットスパー
フォルム (46’ガッザニーガ)、ウォーカー=ピータース、サンチェス(92’カーター=ヴィッカース)、ヨーマ、ジョルジュ (77’デイビス)、モウラ(63’エリクセン)、マーシュ(77’オーリエ)、エイモス、スキップ、エンクドゥ、ジョレンテ (63’ソン)
sub:ホワイトマン
ミラン
レイナ、カラブリア、ロマニョーリ、ムサッキオ、アバーテ、ケシエ、ロカテッリ、チャルハノール、スソ、クロトーネ、ボリーニ
※交代、控えは割愛(シーズン始まったらちゃんとやります)
上出来な若手たち
2018年のICC最終戦はもはやスパーズだとは認識できない陣容になりましたね。4-3-3の並びで中盤はマーシュ、エイモス、スキップを並べるという思い切った采配。センターバックのヨーマは初出場です。ごっそり主力が合流できていないけど、固めて充実させていくよりは新しい戦力の発掘に重点を置いているということ。
明らかにテンションが高いのはスパーズで、ここでポチェッティーノにアピールするんだと気合が入っているのがわかりました。やっぱり足元にボールが入れば上手いのはモウラやエンクドゥなんだけど、なんかちょっと大人ぶっているというか若手と並ぶと必死さに欠けます。そりゃもちろんそうなんだけど、チーム内でポジションを勝ち取れていないという点では一緒ですよ。
中盤のバランスには迷っていたようで、最初の頃はポジションを変えつつでした。エイモスがアンカーぎみに下がって散らすようになってからスパーズはボールを握れるようになりました。それに合わせてスキップも落ち着けるようになり、何度も大きなサイドチェンジを見せていました。
エンクドゥのゴールで勝ち越した試合ですが、試合を通じてハイプレスを継続できてミランを苦しめました。これだけメンバーが変わっても戦い方にはトッテナムらしさがみられます。5年目に突入するポチェッティーノ政権の成果でしょう。
ピックアップ・プレイヤー
★・・・すぱーずなび選定MOM
ティモシー・ヨーマ
センターバックの選手を一試合でわかりきるのは難しい。特に大きなミスも見られず、安定してミランの攻撃陣をはね返せていました。ビルドアップの際にはややパススピードが遅い。慣れていってもらいましょう。
アンソニー・ジョルジュ
前回はウイング、今回はサイドバックで出場です。よかったと思いますよ。特に攻撃ではエンクドゥより突破に可能性を感じました。もっと前のポジションで長い時間見てみたい選手です。
★ルーク・エイモス
中盤でボールを落ち着けたのはこの人の功績です。見た目だけでなく冷静さもデル・アリに通じるものがある。時々危ないミスをしていたけど、プレシーズンらしく前に出てチャレンジできていました。このまま補強がなければ開幕戦の出場も大いにありえます。
ジョルジュ・ケビン=エンクドゥ
前半はあまり良くなかったけれど、後半開始早々に相手のパスをかっさらって豪快に決めました。あんなことできるんだ、と驚きです。それからは分かりやすく乗りました。厳しいプレスをディフェンスからキーパーまでどんどんかけていくのでミランは自由に攻撃を組み立てられませんでした。去年も思ったんですけど、エンクドゥ右で使ったほうがよくないですかね。あんまりカットインからのシュートも見られないので。
あと1試合プレシーズンマッチを行ったら、いよいよ開幕です。補強はどうなるんでしょうか。