[PL]第2節 トッテナム・ホットスパー vs フルハム

2018-2019 プレミアリーグ 第2節

Tottenham Hotspur 3 – 1 Fulham

Stadium:ウェンブリー・スタジアム

得点
43分:ルーカス・モウラ(Spurs)
52分:アレクサンダル・ミトロビッチ(Cottagers)
74分:キーラン・トリッピアー(Spurs)
77分:ハリー・ケイン(Spurs)

トッテナム・ホットスパー
ロリス、アルデルヴァイレルト、サンチェス(63’デンベレ)、フェルトンゲン、トリッピアー、エリクセン、ダイアー(73’ラメラ)、アリ、デイビス、モウラ、ケイン(89’ウィンクス)
sub:フォルム、ローズ、オーリエ、シソコ

フルハム
アゴスト、メンサー、チェンバース、マルシャン、ブライアン(85’クリスティ)、アンギッサ、ケアニー(73’ヨハンセン)、セリ、セセニョン、ミトロビッチ、カマラ(88’シュールレ)
sub:リコ、マクドナルド、ケバノ、ピエット

ホーム開幕戦は無事勝利。
少しずつコンディションも上がってきています。

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采配ズバリ

新スタジアムが間に合わなかったため、またしばらくはウェンブリーをお借りすることになりました。ホーム開幕戦となった試合ですが、入りはまあまあのようで、上階には解放されていないスペースも多く見受けられました。階層にもちらほら空席が目立ちます。もったいないなあ、ロンドンに住んでたら年間シート買いたいのに。

この試合からは白、紺、白のホームユニフォームですが、どうもこのデザイン、シャツのグラデーションとパンツの色合いのせいでみんなシャツインスタイルに見えて違和感しかないですね。ユナイテッドも似たようなデザインだったので今年のナイキのコンセプトがこんな感じなのでしょう。ずっと見ていけば慣れるのでしょうか。あとポチェッティーノのスーツスタイルにもまだなじみません。髪型もしっかり決めてきて凄くきっちりしている。スーツはどうやらレビィ会長とお揃いです。

移籍問題が続くアルデルヴァイレルトが久々にスタメンに戻ってきました。見たかったスリーバックです。モウラをツートップの一角に配置する3-5-2の形です。去年のレアル戦付近で多用していた布陣できました。アルデルヴァイレルトとトリッピアーが入るだけでかなりビルドアップが安定するようになりました。基本戦術は左にボールと人を集めて、意図的に右のトリッピアーにスペースを生みだして、そこにサイドチェンジ一発でクロスまで持って行かせる作戦です。前半はかなりうまくいっていて、点が入るのは時間の問題に見えました。

先制はその右サイドでの崩しから、こぼれ球にルーカス・モウラ。まるでソンの得意技のような左足で巻く豪快なシュート。得点以外にも素早い寄せでボールを刈り取ったり、自由に動いてボールを引き出したりと、満足のいく出来でした。しばらくはこのポジションで起用されると思います。

後半はフルハムペースに変わります。中盤でボールを回収できないのでどうも後手に回ってしまう。フルハムがうちのディフェンスラインにプレスをかけるのをやめたので、ビルドアップ時にスリーバックとダイアーは余裕を持てる分、後方の人数で負けるのでパスが入れられない。後ろが余ってしまう状況を見て、ポチェッティーノはサンチェスを下げてデンベレを投入します。4-4-2に変更してからは再びペースを握れるようになりました。

勝ち越しはトリッピアーの美しすぎる直接フリーキック。本当に彼はワールドカップを経て覚醒した感がありますね。これまでならあの位置でのフリーキックをエリクセンが譲るなんて考えにくかった。チームメイトを納得させるだけのオーラが身についてきました。そしてダメ押しはそれまた途中出場のラメラのスルーパスにケインの8月初ゴール。英語の解説者も「ハリー・ケインが8月に初めてゴールを決めた!」みたいな事言ってました。得点王奪還に向けて例年以上の滑り出し決まりました。

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ウィンクスもようやく

アルデルヴァイレルトとトリッピアーを入れる事で、ニューカッスル戦で上手くいかなかったビルドアップ面を改善。試合中に対策を打たれればデンベレを入れて全体を調整。点が欲しくなればラメラを入れてちゃんと結果が出ました。ポチェッティーノは気持ちよく寝室に迎えた事でしょう。さらに2点差とした事で、しばらく離脱していたハリー・ウィンクスの試運転も行えました。プレーの良し悪しを言えるほど、時間はなかったけど、少しボランチ問題も解消に向かうかもしれません。そしてシソコの立場は怪しくなっていくかもしれない。。

この後にチェルシーvsアーセナルも見て、まだちょっとこのレベルの試合をやれるほどにはチーム状態は出来上がっていないなあと思ってしまいました。が、次節はオールド・トラフォードでのユナイテッド戦です。試合に出ているメンバーは軒並み登り調子のようですので、一週間の調整でさらにギアを上げていただきたい。ユナイテッド戦のレビューはまた直前に書きますが、正直今のユナイテッドを倒せないようでは4位以内でシーズンを終えるのは厳しいかもしれません。少なくともシティ、リヴァプール、チェルシーはもっともっと強いので。

安心して勝ちきったフルハム戦ではなかったけれど、しっかりポジティブな要素を持ち帰ることはできました。ビックマッチ以上につまづきの怖い、シーズン最初の下位チームとの対戦を内容は伴わずとも結果を出せて上々です。このまま期待されないけど意外と積み重ねているぞ、という状態でありたい。そして気づいたら優勝した時のレスター状態になりたい。まだ2戦目ですけど。

2018-2019シーズン 試合結果一覧

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