2025-2026 プレミアリーグ 第37節
Chelsea 2 – 1 Tottenham Hotspur
Stadium:スタンフォード・ブリッジ
得点
18分:エンソ・フェルナンデス(Chelsea)
67分:アンドレイ・サントス(Chelsea)
74分:リシャルリソン(Spurs)
トッテナム・ホットスパー
FW テル、リシャルリソン、コロムアニ(69’マディソン)
MF ベンタンクール、ギャラガー、パリーニャ(69’サール)
DF ウドギ(69’スペンス)、ファンデフェン、ダンソ、ポロ
GK キンスキー
sub:ヴィカーリオ、ドラグシン、ソウザ、ビスマ、グレイ、ベリヴァル
チェルシー
FW ネト(88’エスーゴ)、デラップ(88’ムウカ)、パーマー(88’ガルナチョ)
MF サントス、フェルナンデス、カイセド
DF ククレジャ、ハト、フォファナ(81’サール)、アチームボン(74’チャロパー)
GK サンチェス
sub:ヨルゲンセン、ジェームズ、デリー、カブママクイーン
出し切らないのはやめてくれよ
先に行われたウェストハムの結果を受けて、今節にも残留を確定させることができるチャンスが巡ってきた。3ポイントの獲得なら確定。1ポイントであっても得失点差13のアドバンテージを持って事実上の残留となる。チェルシーは順位こそ高いが最近の調子やチームを取り巻く雰囲気は決して良い状態にはなく、最も苦手としているこのスタジアムでシーズンを終わらせるというドラマを期待してしまっていた。アウェーなのに現地のオープニングムービーは今日もスパーズ一色だ。アストンヴィラ戦のような気合を今日のダービーで発揮できればと緊張感を持ってキックオフを待っていた。
ところで続々と各国のワールドカップの代表メンバーが発表されている。この試合に先立って、リシャルリソンとコロムアニの落選が決まった。この1年をワールドカップのために捧げていたと言っても過言ではないこの2人のモチベーションは大いに心配だ。可能性はほとんどなかったので落選というほどではないが、テルもフランス代表に選ばれなかった。そして後の話だけど、ギャラガーもイングランド代表に入れなかった。プレミアリーグにおいて、先発の攻撃陣4人が誰もワールドカップに行かないクラブって他にあるんですかね。そりゃこの攻撃の期待感の薄さにもある程度納得してしまうよ。
この試合の敗因はまたしても弱気なメンタリティにあった。もう失うものはないんだとアホになってヴィラ戦の時のようなテンションで試合に入り、インテンシティとスタミナの勝負に持ち込んでしまった方が、FAカップの決勝から中2日のチェルシーは嫌だったに違いない。監督も暫定で順位的な目標もなく、ライバルを奈落に落とすチャンスだと息巻く昔のようなバチバチ感も今の選手たちにはなさそうなので、勢いで飲み込む試合展開を目指すべきだった。結果論だということも出来るけど、じっくりとしたプレスで試合のペースが落ちたことで技術に勝るチェルシーの選手たちが省エネで気持ちよくプレーできてしまっていた。
チェルシーの上手さを目にする度に、スパーズの中盤の腰が引けていく。ギャラガーもパリーニャもベンタンクールも皆、ボールに触れる時の最初の選択肢はバックパスなので全くボールが前に進んでいかない。マディソンが入ってから、マディソンはとにかく前を向き前にパスを出そうとするのでチェルシーが恐る側に回り押し込む展開に変わったのだ。この時のマディソンが彼ならではのスーパーはスキルで前向きにボールを持っていたかというと決してそんなことはなかった。もちろん上手さでターンしている場面もあるが多くはそうじゃない。要は意思の問題だった。
特に今日はパリーニャが難しい時間を過ごしていた。得意のパワータックルも相手の技術の前にいなされてしまい、ボールを持てばもたついてリズムを乱していた。今ターン出来ただろって思ったシーンも1度や2度じゃない。敗因をもう一つ挙げるとすれば、デゼルビの決断の遅さだったと思っている。後半の立ち上がりまで様子を見たい気持ちはわかるのでハーフタイムで交代がなかったことまでは良いが、時間が経っても前半の問題点は問題点もままで、画面の前から見てるこっちとしてはもう10分早く決断できただろうと思った。マディソンのプレー時間は抑えたいので、コロムアニの交代はさせられなかったが少なくとも苦戦していたパリーニャとウドギの交代だけでもして、中盤の空気の入れ替えが出来ていればあの2失点目もなかったかもしれない。いや、書いてて思ったけどデゼルビのせいだというのは酷か、交代で入ってチームを変えてくれそうな選手がマディソン以外にいないもんな。控えで悶々としている選手たちがこれまでアピールできていなかったってことだから取り下げます。書いちゃったから残すけど。
さ、今日はコロムアニをここから罵倒します。アレにファンなんていないだろうから遠慮しません。あの失点に繋がった場面のアイツ、本当に許せないわ。もうだいぶ長いことスパーズを見てきたけど、所属してくれた選手に嫌いだという感情を持ったのは初めてかもしれない。失点の直後、ファンデフェンが前線に対して怒鳴り声をあげていた。誰に何を言ったのか定かではないが、十中八九コロムアニに対しての言葉のはず。パスミス自体というよりもミスした瞬間に不満そうなリアクションを取り、その場に止まっていたことについてだったと思っている。ミスはミスとしてノータイムで切り替えて全力で戻ってきればクロス対応に間に合っていたかもしれない。物理的に追いつけたかどうかはさておき、この後に及んであんな態度でプレーしている選手はありえない。だからお前はフランス代表にも選ばれなかったんだよ。だからどのクラブも欲しがらずレンタルで転々としているだけのキャリアなんだろうよ。最終節にテルのシュートミスで降格するなら受け入れてやるが、コロムアニの怠惰で降格するのは受け入れられない。心からもう起用しないでほしいと思う。ベンチに入れる必要すらない。スペンスを後ろに置いてポロをウイングで起用しようよ。というかもコロムアニじゃなきゃ誰でもいい。ドラグシンをウイングに置いてもコロムアニよりは一生懸命戦ってくれるよ。
まだ続くんだけど失点のシーンだけじゃないからね。一番ムカついているのは高い位置で相手を追い詰めた時にすぐにプッシングのファールを取られるところです。あれは何かというと、もう自分はここまで守備を頑張りましたというアピールのために寄せたけど簡単にはボールは取れないし、じっくり対応するのは疲れるから適当に体をぶつけて自分の仕事の時間を終わらせようとするサボりのプレーです。もうちょっとで奪えそうだったのにっていうシーンまずないからねこの人。もういいでしょ。ワールドカップに出たくてここに来て、その挑戦は終わったんだから怪我したふりでもしてメンバーから外れてくれ。
残留争いの行方は最終節まで持ち越しだ。スパーズの勝ち負け引き分け、ウェストハムの勝ち負け引き分け、組み合わせると9通りの結果があります。そのうちスパーズが降格となるのはスパーズの負け-ウェストハムの勝ちというパターンだけです。流石に得失点差でひっくり返すケースは除外しましょう。こう考えるととても安心してしまいそうになる。その油断こそが最悪のシナリオです。自力で決められる立場にあるんだからもう相手のことは関係ないものとして目の前の試合を戦うんだぞ。恐怖に打ち勝って前に出ていくプレーを選択するんだぞ。どういう結末が待っていたとしても今出せる最大限を出してシーズンを終えよう。全ては自分たち次第だ。