[PL]第30節 サウサンプトン vs トッテナム・ホットスパー

2018-2019 プレミアリーグ 第30節

Southampton 2 – 1 Tottenham Hotspur

Stadium:セント・メリーズ・スタジアム

得点
26分:ハリー・ケイン(Spurs)
76分:ヤン・バレリー(Saints)
81分:ジェームズ・ウォード=プラウズ(Saints)

トッテナム・ホットスパー
ロリス、ウォーカー=ピータース、サンチェス、フェルトンゲン、ローズ(82’デイビス)、シソコ、ダイアー、アリ(82’ジョレンテ)、エリクセン、モウラ(72’ソン)、ケイン
sub:ガッサニーガ、フォイス、ワニャマ、ラメラ

サウサンプトン
グン、ベドナレク、吉田、ヴェステルゴー、バレリー、ロメウ(46’シムズ)、ホイビュルク、バートランド、ウォード=プラウズ、オースティン(46’ロング(73’アームストロング))、レドモンド
sub:マッカーシー、スティーブンス、ターゲット、スラッタリー

情けない逆転負けで
プレミア4試合で1分3敗となりました。

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アリの復帰でよくなってはいた

リーグ戦3試合で勝ちなし。チャンピオンズリーグでは勝ったものの、初戦のアドバンテージが大きくてフェアではない特殊な状況だったため楽観することはできないチーム状況でした。2ヶ月ほど抜けていたアリがいきなりのスタメン起用になりました。ウィンクスが出られないことを受け、ダイアーも先発して4-2-3-1の形です。

前半は結構良かったんじゃないでしょうか。アリが入っただけなのに前線の連携は見違えるほど。間でボールを受けるのがうまいし、その後の3人目の動きを使うことができる。自分以外の人が縦パスを受ければ次にもらうために必ず動き出している。ケイン、アリ、エリクセンが近い位置でプレーし、そこに時折ローズも絡むことで連動したパスが見られました。やっぱりこの3人が揃ってこそのトッテナム。いい流れが見られて嬉しかった反面、このトリオへの依存度もはっきりした前半でした。

後ろはダイアーがセンターバックの間に落ちることで相手のプレスをかわせるようになったし、右サイドでモウラが何度もドリブルを仕掛けてボールを運ぶ役割を担っていた。ソンもモウラも大枠ではドリブラーだけど、ソンは最後の局面で仕掛けていくタイプで、モウラは中盤低めから運ぶドリブルが得意ですね。狙い続けていた裏への動きでは良い形でボールを引き出すことはできなかったけど、中盤でのドリブルはキレがあった。後半にワントップくらいの位置どりに変わった後はなかなかボールに触れなくなって交代となりましたが、プレー自体はよかったと思います。

アリは相手の意表をつくアイデアがたくさんあって、しばらくチームに欠けていた創造性というものをもたらしてくれた。さらにエリクセンとポジションを入れ替えて、後ろに下がってのビルドアップにも貢献できるのでやはり存在感の大きなプレイヤーだと実感しました。そんなアリのアシストからケインが決めて先制したときはこの試合は大丈夫だと思ってしまった。

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変化に対応できなかった

ポチェッティーノはベンチ入り禁止処分の1試合目。スタンドのダニエル・レビィ会長の後ろの席に座っていました。ベンチには入れないけど、メッセージや電話で逐一ベンチに連絡は送っていたようです。ベンチにいないせいか後半の相手の変化に対応することができず、逆転を許すことになりました。

セインツは後半頭から2枚替えで勝負に出てくる。右にシムズ、左にレドモンドを開かせて、サイドを大きく使いながらスパーズを揺さぶってくる。シソコはサイドに釣り出されるように守備をするし、ダイアーはクロスに対応したいためにやや下がり目にポジションを取るので、相手のボランチにプレッシャーがかかりにくくなり、ペースは完全に向こう側です。結果論ですが、モウラあたりを早めに下げてスリーバックにして役割をはっきりさせておくなど何か対策を打ちたかった。本職ならフォイス、左センターバックをこなせるデイビス、ダイアーを下げるためのワニャマなど、その手の選択肢はあったはずなのに。

終盤はジョレンテを入れたパワープレーを選択したけど、相手もスリーバックを敷いていて、空中戦なら望むところ。決定機すら作れないままホイッスルが吹かれました。

これでしばらく期間が空くから話し合って練習して立て直さないといけない。みんな動けてはいるから問題は戦術でしょう。完全に熾烈な4位争いに巻き込まれてしまいました。現状を整理するとスパーズが勝点61、チェルシーが未消化のブライトン戦に勝てば、チェルシーとアーセナルが勝点60、ユナイテッドが58です。調子を加味すると一番危ないのがスパーズという流れになりました。まだ3位ですが、一気に落ち込むこともあり得る。負傷者を言い訳にすることはもうできない。残り8試合、求められるのはCL圏という結果だけだ。

2018-2019シーズン 試合結果一覧

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