2018-2019 プレミアリーグ 第37節
Bournemouth 1 – 0 Tottenham Hotspur
Stadium:バイタリティ・スタジアム
得点
91分:ナタン・アケ(Cherries)
トッテナム・ホットスパー
ロリス、トリッピア、アルデルヴァイレルト(46’フォイス)、サンチェス、ローズ、エリクセン、ダイアー(46’ワニャマ)、シソコ(82’デイビス)、アリ、ソン、モウラ
sub:ガッサニーガ、デイビス、スキップ、ヤンセン、ジョレンテ
ボーンマス
トラバース、スミス、クック、クライン、シンプソン、フレイザー、レルマ、アケ、イベ(76’ムセ)、キング、ウィルソン
sub:ボルツ、メファン、ハインドマン、テイラー、オフォボ、サリッジ
CL権のかかった大切なゲームでしたが、
退場者を2人も出し、あえなく自滅
史上最低のゲーム
セカンドレグを控えている中、どのような位置づけでこの試合を戦うのかと注目していましたが、今日プレミアを終わらせてしまおうというスタメン選考になりました。大事をとったフェルトンゲンの代わりにサンチェスが入り、ワニャマとダイアーはローテーション。連戦は厳しいジョレンテに代えてソン・フンミンを入れた形でおおよそ現在のベストメンバーです。
対してボーンマスはもう来年を見据えた編成です。ボルツ、ベゴビッチといった実績豊富なゴールキーパーを抱えながら本日のスタメンはマーク・トラバーズ。アイルランド代表選出歴もある19歳の若手の抜擢です。これがプレミアリーグ初スタメンらしい。それから中盤にはレルマとアケを並べて来た。普段はアケをセンターバックで起用しており、これも新しい形です。
ちょっと衝撃的な試合だったために前半がどんな展開だったのか記憶が飛びました。覚えているのはこのスタジアムはカメラの位置が低いなあという印象くらい。あとは19歳のキーパーのファインセーブがいくつかあったこと。もう誰のシュートだったのかも忘れました。
相変わらずボールを保持していても上手に攻められない展開にフラストレーションが溜まったいたのか、問題のシーンは前半44分です。倒されたソンのところにレルマがぶつかって来て、その行為に激昂したソンがレルマを突き飛ばして文句なしの一発退場となりました。いつもは揉め事を起こすような選手ではないんですけどね。何か他のきっかけがあったのか。それとも自身にかかる期待とチームの現状によるプレッシャーがそうさせたのか。何れにせよ、ソンはプレミアリーグに来てから初めての退場となりました。
前半は攻めた後のリスク管理が散々で、ダイアー、アルデルヴァイレルト、シソコがカードをもらっていた。特にダイアーは2枚目はおろか、4枚目のイエローカードをもらってもおかしくないくらい危なったしいプレーをしていた。後半続けていたら間違いなく退場していただろうという判断から、ハーフタイムで交代となりました。アルデルヴァイレルトも2枚目への警戒と、多分テイのいいローテーションの口実として交代となりました。
が、後半の立ち上がりあっという間にファン・フォイスが足の裏を見せた危険タックルでこちらも文句なしの一発退場です。投入されたてからわずか2分13秒での退場です。これでピッチにいるのは9人だけ。勝ち越しの可能性を見出すことは出来ず、残り43分間をいかにしてゼロでしのぐかという試合になりました。
だがしかし、決着
9人になってからはワニャマをセンターバックに入れて4-3-1でとにかく守備。4分の1ラインまでは放棄して最後だけやらせないぞという作戦です。アヤックス戦を見据えて休ませるどころか、いつも以上に選手には負担を強いることとなりました。ほぼ勝てる見込みなんてなかったのに。
2人も多い戦いに戸惑ったのか、自分たちが攻め込む準備を全くしていなかったのか。ボーンマスは人数の掛け方が半端で、サイドに展開しては単調にクロスをあげるばかりの攻撃に終始します。もう少しペナルティエリアに人数をかけて来たり、サイドの深い位置で細かいパスを繋がれたりした方がこちらとしては嫌だった。結果論ですが、どうせ失点するならもっと早く崩してもらって諦めたかったですね。最終的にはさほど人数差の影響しないコーナーキックでマークを外してしまい、ボランチ起用のアケに決められてしまい公式戦6試合で5敗目となりました。
残す最終節は好調のエヴァートンなのでこれは4位以内も黄色信号かと思われたところ、後日行われた試合でユナイテッドとアーセナルがそれぞれハダースフィールド、ブライトン相手に勝ちきれなかったことで、しれっと来年のCL権ほぼ獲得となりました。ユナイテッドはもう可能性なし。アーセナルは最終節で勝ってスパーズが負けても、得失点差が8もあるのでおよそ覆りません。そう見られないグダグダな4位争いはグダグダなまま集結することになりそうです。これでアヤックス戦に全てを賭けられるぞ。