[ICC2019] ユヴェントス vs トッテナム・ホットスパー

インターナショナルチャンピオンズカップ2019

Juventus 2 – 3 Tottenham Hotspur

Stadium:ナショナル・スタジアム

得点
30分:エリク・ラメラ(spurs)
56分:ゴンサロ・イグアイン(Juventus)
60分:クリスティアーノ・ロナウド(Juventus)
65分:ルーカス・モウラ(spurs)
93分:ハリー・ケイン(spurs)

トッテナム・ホットスパー
FW ソン(46’ケイン)、パロット(46’モウラ)
MF アリ(46’シソコ)、ウィンクス(63’ロールズ)、ラメラ(63’エンドンベレ)、スキップ(92’ボーデン)
DF ジョルジュ(71’ホワイト)、タンガンガ(46’フェルトンゲン)、アルデルヴァイレルト(46’フォイス)、ウォーカー=ピータース(71’マーシュ)
GK ガッサニガ
sub:ホワイトマン、Bie、Lyons-Foster、エリクセン

ユヴェントス
FW ロナウド、マンジュキッチ、ベルナルデスキ
MF マトゥイディ、ピャニッチ、ジャン
DF デ・シリオ、ボヌッチ、ルガーニ、カンセロ
GK ブッフォン
※交代、控えは割愛(シーズン始まったらちゃんとやります)

充実の出来に理不尽なケイン

スタメンを見たときに、これは厳しいなと感じたのは皆同じでしょう。公式戦で当たった時のようにメンバーを揃えてきたユヴェントスに対し、スパーズ側はほぼトップチームでの出場機会のない若手が半数ほどでした。記憶が正しければパロットとタンガンガは初出場です。

そんなメンバーながらも前半は特に素晴らしい出来です。スパーズの方が明らかにテンションも高く、高い位置からのプレスがハマっていました。トッテナムの方は3週間後が開幕なのに対し、ユーベの方はまだあと1月は先なのでコンディションの調整に差はあって当然ですが、しっかり気持ちが見られて良かったと思います。

今日は並びは4-3-1-2で左センターにはアリが入った。ポチェッティーノはやはり下がり目の位置で育てていくつもりなのか。ボールを持てば安心感はあるけれど、持ち前の攻撃センスがまるで活かせなくなっているのは勿体無いなあとも感じます。

ラメラやソンが上手くディフェンスと中盤の間で時間を作るので、サイドバックも高い位置を取れて攻撃に厚みが出ている。スキップとウィンクスがショートパスの中にロングレンジのパスも混ぜて上手く攻撃をコントロールしていました。スキップはだいぶ成長している。相手の攻撃の芽を摘むところから存在感は大きかった。足をつらなければフル出場だったかもしれません。良いアピールができましたね。

後半はプレスの強度を下げたために、ユヴェントスに押し込まれる時間が増え、あっさりと逆転を許しました。ガッサニーガは安定していたけど、2失点はジョルジュとフェルトンゲンへのディフレクトがあってのもの。あれは仕方ないでしょう。このまま巻き返せない雰囲気はあったけど、高い位置でエンドンベレが奪ってからスルーパスを送り、モウラで同点。終了間際には「人生で最高のゴールの一つ」と振り返る50mロングシュートをケインが決めて、90分で勝利となりました。シュチェスニーも苦笑いしながらケインに握手をしていました。あまり試合に絡めていなくても、点だけとってしまうのはさすがです。

ちなみに最後のゴールでモウラにボールを攫われたのは「スパーズなんかより格上のクラブを探している」と文句ばかり言っていたラビオです。途中戦車シソコに轢かれる場面もあり、ちょっとスッキリしましたね。別に恨みも何もないけどさ。

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初出場の選手たち

ジェフェット・タンガンガ
20歳のセンターバック。イングランドとコンゴのハーフだそうです。
前半はそこまで守勢に回る時間は少なかったけど、その中でも初めてとは思えないほどに安定していました。前に出る積極的な守備から冷静にパスも繋げる。体も大きく足元にも問題はなさそうです。
ICC残り2試合でまだみるチャンスはあると思うので、ちょっと注目しておきたい。

トロイ・パロット
17歳のセンターフォワード。国籍はアイルランド
今年の2月にはプロ契約を締結していて、あのけが人続出の時期にはトップチームにも帯同していたらしい。あまり覚えていません。
まだ出来上がっていなそうな体つきは心配でしたが、最初に緊張していたのかややボールコントロールが乱れた以外は堂々たるパフォーマンス。
密集地帯でボールを受けても慌てずプレーできていた。先制点にも大きく絡んでいて、マトゥイディの半端なパスをインターセプトした後、ドリブルするソンの横でアリとラメラがラストパスを待つのを見ると、自分はソンを大きく回り込みパスを受けた。あの判断は素晴らしい。決めていれば最高だったけど、しっかり結果は残したと言えるでしょう。

Harvey white
17歳のイングランド人。発音がわからないので英語表記で失礼します。
おそらく本職は中盤ですが、今日は左サイドバックでの出場でした。
慣れないポジションに戸惑ったのか、あまり目立つ場面はなし。これからに期待します。

ジェイミー・ボーデン
18歳のイングランド人。スキップに代わって出てきましたが、さすがに短すぎて出来るコメントがありません。

ジャック・ロールズ
20歳の攻撃的ミッドフィルダー。イングランドとキプロスの国籍を保有しています。
ラメラに代わってトップ下に入ると、時折ケインやモウラより高い位置にいるほど意識は高かった。
チームが守勢の時間も長かったこともあり、あまり印象には残りませんでした。次はちゃんと見ます。

タンギ・エンドンベレ
クラブ記録の男らしく、ファーストプレーでアシストを決める完璧なデビュー戦となりました。
反対サイドにボールがある時間も長く、ボールタッチは多くはなかったけれど、持てば期待感はあった。
なんかこのひと体が変な動きしますよね。いい意味でよ。独特というか何というか。
「剛」のシソコに「柔」のエンドンベレという感じ。
まだ評価は早いので、もう少し見せてもらいましょう。

2019-2020シーズン 試合結果一覧

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