[PL]第28節 トッテナム・ホットスパー vs ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズ

2019-2020 プレミアリーグ 第28節

Tottenham Hotspur 2 – 3 Wolverhampton Wanderers

Stadium:トッテナム・ホットスパー・スタジアム
通算戦歴:16勝8敗3分(勝率:59%)

得点
13分:スティーブン・ベルフワイン(Spurs)
27分:マット・ドハーティ(Wolves)
45分:セルジュ・オーリエ(Spurs)
57分:ディエゴ・ジョッタ(Wolves)
73分:ラウール・ヒメネス(Wolves)

トッテナム・ホットスパー
FW ベルフワイン、アリ、モウラ
MF デイビス(91’パロット)、アリ、ウィンクス、ロチェルソ、オーリエ(82’フェルナンデス)
DF タンガンガ(77’エンドンベレ)、ダイアー、サンチェス
GK ガッサニーガ
sub:フォルム、アルデルヴァイレルト、フェルトンゲン、スキップ

ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズ
FW ジョッタ(79’デンドンケル)、ヒメネス(92’ポデンス)、トラオレ(74’ネト)
MF ヴィナグレ、ネベス、モウチーニョ、ドハーティ
DF サイス、コーディ、ボリ
GK パトリシオ
sub:ルディ、キルマン、ブア、ホワイト

やっと点は取れたんですけどね。
かなり厳しくなってしまいました。

スポンサーリンク

普通に力負け

不甲斐ないシーズンを送っているせいで、昨年のチャンピオンズリーグファイナリストはついにDAZNに見放されました。久しぶりに日本語なしです。かつてはそれが当たり前で実況付くだけで嬉しかったんですけどね、慣れというものは恐ろしい。

さて少し大事なゲームと見るや、モウリーニョはスタメンをいじっていく傾向にあるようです。今日のスリーバックは初めての組み合わせ、スパーズ加入以降、アルデルヴァイレルトとフェルトンゲンが一緒にベンチに座っている場面なんて見たことがない。世代交代の始まりを予感させる少し寂しい光景でしたが、別に先発の3人が良かったわけでもないので、意外とベンチでほくそ笑んでいたかもしれません。

ちなみにロリスが負傷欠場したために、キャプテンマークはハリー・ウィンクスに託されます。より先輩のダイアーやデイビスでなく、ウィンクスってとこがいいですね。試合開始前からみんなを鼓舞する姿勢がぐっときました。激戦だったはずの中盤ボランチで本当に欠かせない選手になってきた。いつでも全力で走って戦ってくれる姿勢はキャプテンマークを巻くに相応しいと思います。

トッテナムにしてはかなりいい立ち上がりでした。相手に合わせた布陣を敷いて、選手を噛み合わせると、相手の攻撃の勢いを削ぐために、かなり意図的にオーリエとデイビスに高い位置を取らせて、相手のウイングバックを押し込みます。これは効いていた。うまいこと先制できたまでは良かったのですが、徐々にペースを握られるようになりました。

一応アリをゼロトップとするような形でしたが、ベルフワインとモウラも自由に動き回り、いい形で縦パスを入れられていました。ただこの自由なポジショニングが諸刃の剣で、攻めきれずに奪われた場合、ファーストディフェンスがかからなくなってしまった。アリのゼロトップも前半は広範囲に動いてボールを引き出す仕事をこなしてくれていましたが、後半は徐々にサボり出し、最後には気もしないベストパスを最前線で待っては文句を言い続けるだけの人になっていました。ベルフワインも時間とともに空気になっていったし、待ちぼうけするだけならもっと早くパロットでも入れておけばいいのにと思いました。

なんていうか、パスは回っているけど常に各駅停車なんですよね。一つ奥が、一つ先が見えているのもロチェルソぐらいなものだし、ウルブズが何度も何度も後ろから選手が追い越して厚みのある攻撃を作っていたようなプレーが本当にない。まあ先が見える選手なんてそもそもエリクセンくらいでしたが。

ついに逆転されて追いかける立場になった後、ウルブズが選手交代で5-4-1に変えてからはびっくりするほど攻撃が成り立ちませんでした。どうしても点を取らないといけないシチュエーションで、デイビス、オーリエ、タンガンガを変えるバランス無視の攻撃シフトに切り替えてなお、全くチャンスを作れていませんでした。

しまいには縦に入れない選手、リスタートが遅い選手に客席から怒りの声が上がる始末。最後の15分間は何の可能性も見いだせず、ただ時間が過ぎるだけでした。これってケインやソンがいたら変わる部分なんですかね。怪我人が多くてかわいそうなクラブとみられていますが、ずっといないのは前述の2人にシソコくらいなものです。なんかちょうどよくいない選手を言い訳にできているからいいものの、戻ってきたら劇的に変わるような状況なのか自信がなくなってきました。

少しはマシになったけど、これでソンを欠いてから見事に3連敗です。何と3連敗はシーズン初です。4位争いの直接対決に立て続けに負けて、相当厳しくなりました。残り10試合、どうなることやら。

2019-2020シーズン 試合結果一覧

スポンサーリンク
スポンサーリンク
NO IMAGE
最新情報をチェックしよう!
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。