[PL]第30節 トッテナム・ホットスパー vs マンチェスター・ユナイテッド

2019-2020 プレミアリーグ 第30節

Tottenham Hotspur 1 -1 Manchester United

Stadium:トッテナム・ホットスパー・スタジアム
通算戦歴:16勝9敗4分(勝率:55%) 

得点
27分:スティーブン・ベルフワイン(Spurs)
81分:ブルーノ・フェルナンデス(United)

トッテナム・ホットスパー
FW ケイン
MF ソン、ウィンクス、ラメラ(70’ロチェルソ)、シソコ、ベルフワイン(70’G・フェルナンデス)
DF デイビス、サンチェス、ダイアー、オーリエ
GK ロリス
sub:ガッサニーガ、アルデルヴァイレルト、フェルトンゲン、セセニョン、エンドンベレ、スキップ、ホワイト

マンチェスター・ユナイテッド
FW ラッシュフォード、マルシャル(78’イガロ)、ジェームズ(52’グリーンウッド)
MF フレッジ(52’ポグバ)、B・フェルナンデス、マクトミネイ(89’バイリー)
DF ショー、マグワイア、リンデロフ(78’マティッチ)、ワンビサカ
GK デヘア
sub:ロメロ、ウィリアムス、マタ、リンガード

改善が見られたことは良かった。
でも勝って欲しかった・・・

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思ってたよりはだいぶいい

 これまで見ないでいたので、今日が初めての無観客試合。できる限りにスタジアムに雰囲気を持ち込もうとする努力を感じた。一階席にぐるっと設置された大きな布(名前ある?)、声援の声、ビデオ通話を活用したサポーターの顔。ピッチ脇の電光掲示板にも時々出してたのはいいなあと思った。

 入場も両チームバラバラで、ベンチメンバーも距離を保って座っている。プレミアはマスク着用の義務はないんだね。スタッフやカメラマンはしてたけど。それから水筒を共有しないために、前後半一回ずつの給水タイムが設けられた。その間にコーナーフラッグの消毒が行われていたのが印象的だった。

 3ヶ月空いただけでなく、ろくに練習も出来なかったにしてはいい試合だった。この試合に関しては怪我での交代はお互いなかったし。

 立ち上がりから慎重に丁寧に入り、中盤での潰し合いが続く。モウリーニョが監督になったから、ポゼッションを奪われるのには慣れないといけない。それでも中断前に比べると、全体がコンパクトになり、前線の選手もちゃんと守備に戻ってくる。この展開は想定内のようだ。

 前までは4-3-3という感じの布陣だったけど、今回は4-2-3-1だった。違いは守備時にサイドハーフが戻って、トップ下が前目に残っているところ。この方が安定する。ベルフワインは特に守備をちゃんとやっていたし、それでいてマイボールには前に走って球際で相手を吹き飛ばしていた。カウンターでのゴールは見事で、右利きの右ウイングの理想形のようなフィニッシュだった。

 ウィンクスの相棒にシソコが戻ったことで、中盤がぐっと安定感を取り戻す。強さはもちろんのこと、周りを見て気の利いたポジションを取ってくれるところが、攻撃のタスクを多く担わされているロチェルソがボランチをやる時に比べ、チームを助けている。ロチェルソが悪いという話ではもちろんないが。

 そしてウィンクスが良い。トラップの技術が正確な上に、パスをすべきか運ぶべきかの判断のレベルが上がっていて、中盤の密集地帯でも安心して見ていられた。このコンビが良かったせいで、スキップとエンドンベレがいるのに代えられなかった。最終盤はシソコはバテバテだったけど、監督の気持ちはすごく分かる。

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トップ下ラメラはボールキープと守備は頑張ってくれたけど、パスを出す判断が遅いし、出したパスも不正確なのでいくつかチャンスを潰してしまっていた。やっぱりスーパーサブでいいんじゃないかい

 ロチェルソとフェルナンデスが出てきてからは、多分4-4-2にしてたよね。フェルナンデスが左に大きく開いてチャンスメイクしようと頑張っていたけど、何か起きそうな気はしなかった。モウラがいないのが痛すぎる。ユナイテッドは途中から出てきたポグバが異次元の存在感を見せていただけに、ベンチのカードの差が結果に繋がってしまったように思える。

 あのPKのシーンは厳しい判定だったと思う。取られてもおかしくはないが、確実なファールじゃなかった。まずモスは痩せてから出直せ。全然走れていないじゃないか。ピッチ上で唯一プロフェッショナルな肉体じゃなかった。今更だけど。

 しかしまあ完全に抜かれたのも悪いけど、あれに関してはポグバが凄かった。なかなか一度止まってから始めるドリブルであんな抜き方はできないよ。その他のシーンでダイアーはよくやってた。ブルーノ・フェルナンデスの鋭い縦パスを受けたマルシャルのシュートコースに飛び込んだシーンでは叫んだね。

 いろいろ言ってきたけど、今日のMOMはロリスです。前半のラッシュフォードのシュートを左足で止めたシーン。フリーキックかなんかの混雑でかき出したシーン。後半のマルシャルの反転シュートを左手一本で弾いたシーンと最低でも3回はビッグプレーでチームを救った。失点は当然、非はない。

しかしこれで4位以内はまた遠くなってしまった。諦めはしないけど、苦しいね。次は火曜日、5枚ある枠を2枚しか使えないくらいの選手層ではまずい。しっかりしてくれ。みんな

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