2020-2021 プレミアリーグ 第7節
Tottenham Hotspur 2 – 1 Brighton & Hove Albion
Stadium:トッテナム・ホットスパー・スタジアム
通算戦歴:24勝10敗6分(勝率:60%)
得点
13分:ハリー・ケイン(Spurs)
56分:タリク・ランプティ(Seagulls)
73分:ギャレス・ベイル(Spurs)
トッテナム・ホットスパー
FW ソン(85’デイビス)、ケイン、ラメラ(70’ベイル)
MF ホイビュア(64’ロチェルソ)、エンドンベレ、シソコ
DF レギロン、ダイアー、アルデルヴァイレルト、ドハーティ
GK ロリス
sub:ハート、ロドン、ウィンクス、モウラ
ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオン
FW ララーナ、トロサール(74’ウェルベック)、グロス
MF マーチ(66’ベルナルド)、ホワイト、ビスマ、ランプティ(79’マクアリスタ)
DF バーン、フェルトマン、ウェブスター
GK サンチェス
sub:ライアン、アルゼート、プレッペル、ゼキリ
最後まで怖かったけど、勝ちきれるようになってきたぜ。
運べる選手を止められない
リーグ戦はここまで3勝1敗2分、あんまり意識していなかったけど、3勝は全部アウェーだったんだね。お客さんが入れないことがやっぱり影響しているのだろうか。
アントワープ戦後にお怒りだった通り、スタメンはリーグ戦仕様だ。週替わりの右ウイングにはラメラが入った。ヴィニシウスがベンチから外れていたけど、ベイルとモウラがベンチにいて、攻撃時にはベイルを使い、守りを固めたいときにデイビスを入れるなら、モウラを使う可能性ってあったんだろうか。
勝ちはしたけれど、やっぱりブライトンはいいチームだ。なぜか厄介なモペイが不在で、ワントップにはトロサールが入っていたが、FWというよりはゼロトップのようだった。上手い選手は多いけど、中央ではそこまで脅威がなかった。
にしても苦戦した。話題をさらったのはベイルなんだろうが、MVPはランプティだろう。今シーズン始まってから名前は聞くようになったけど、前にブライトン戦を見たときはあまりパッとしなかったし、前半で変わっちゃったから印象になかった。今日は圧倒的に主役だった。
小柄だけど早く、縦に内にどんどん仕掛けてくる。たぶんブライトンの選手の中で一番裏にランニングしたのはランプティなんじゃないだろうか。本当に止められなかった。そしてまたイングランド人の右サイドバックだ。どんだけ人材豊富やねんここだけ。
他にもビスマだったりララーナだったりと、ボールを持てる選手、運べる選手が全然止められない。おそらくこれはスパーズ側の選手間の距離が広いせいで、目の前の選手をかわした後のスペースが見えてしまっているからだろう。ロチェルソが入って中央をうまく締めてくれるようになってからはマシになっていた。
そういえば右ウイング選手権だけど、モウラやベルフワインもチャンスをもらっていたけど、ラメラが一番良かったんじゃないかな。あまり右にこだわりすぎることなく動き回っていたし、守備にも奮闘して存在感があった。フィニッシャーとしてはソンやケインがいるから、こうした裏方的プレーでいいアピールができたんじゃないだろうか。
最近毎節なんだかんだあるが、今節も判定が話題になっている。ケインのPKのシーン、うちの失点でホイビュアがスライディングを受けたシーンだ。
まずケインのシーンは2回あれば1回はケイン側のファールだったかなと思う。ララーナが後方から乗ったことで心象が悪かったのだろうが、ケインもきている事はわかった上で飛ばなかったのだからむしろ危険行為と見られてもおかしくない。それより気になったのは、ファールが起こった場所ってどう決まっているのだろう。ケインの足はライン上だったし、体のぶつかっている部分は外だったと思うけど。
それから失点の方は、うん、ファールだよね。映像で見てもボールには触れているかどうか微妙なところだったし、ボールに触れてさえいれば深いタックルがなんでもOKになるわけじゃないから。
しかしこの辺がメインニュースにならないのは、お互いに1回ずつ恩恵を得たのと、ベイルがゴールを決めたから。復帰後およそ5戦目くらいだったと思うが、ようやく待望のゴールが生まれた。投入からわずかに数分で仕事をする最高のスーパーサブだ。
初めて点が欲しい状況でソン、ケイン、ベイルが並んでいるのが見られたし、あっという間に結果が出た。いやしかしベイルが決めたのには興奮したね。7年前から見ていた人がどれだけいるのかわからないが、終盤になんだかんだ点を取ってスパーズに白星をもたらしていたのがベイルだった。ああ戻ってきたんだなって思った。あの頃のゴールはもっともっと理不尽だった。
気づけばこれで3位に浮上。まだ1試合で簡単にひっくり返るようなものではあるが、僕たちがトップ4にいるのってもしかして1年ぶりくらいなんじゃないだろうか。
不思議なものでトップ6はリヴァプール、レスター、スパーズ、エヴァートン、セインツ、ウルブズ。ここ数年はリヴァプールとシティに占拠されていたプレミアリーグがまた少し混沌に様相を呈している。その中心に居続けたいし、チャンスがあればと狙っていきたい。何がと口に出すのはまだやめておくよ。
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