変わらぬ集中力でいられるか vs クリスタル・パレス

PLもELも首位で迎える。

12節はクリスタル・パレス

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同じ戦い方はできない

 5試合中4試合が気合いの入るビッグ6との試合であり、その間に挟まる今日のような試合は案外難しいものだ。もちろん、パレスへの敬意を欠くつもりはありません。

 リーグ戦の3試合はいずれも素晴らしい試合だった。高い集中力を270分間継続し、ついに得点を与えることはなかった。ただそれは相手が前に出てくる強豪としての自負のあるクラブとの対戦だったから出来たスタイルであり、どのチームにも対応できる方法ではないはず。

 一応1位になってしまったわけで、これからの対戦相手は一層の警戒と準備をしてくる。そうなればスパーズのやりたい引き込んでカウンターに付き合ってはくれなくなるだろう。アーセナル戦とシティ戦で奪った4得点はいずれも狙い通りのロングカウンターだった。そうでない攻撃を構築していかないといけない。

 パレスはそこまで調子がいいとは言えないけど、その中でもザハが復調しているのが怖い。一昨シーズンに大活躍したものの移籍が叶わず、去年は4得点とスランプ気味だったのが今年は既に7得点だ。ここ数年ザハのチームという印象は拭えないでいるが、結局どのチームも止められていないってことだ。

 去年の最終節で当たった時は、全体的に前に出てくる勢いに押された印象がある。切り替えで負けないように気をつけよう。

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どう回していくのだろう

 この1ヶ月ほどはリーグ戦とヨーロッパリーグが交互に来ていたのでターンオーバーもしやすかった。ここからは週中にリーグ戦を挟むことも多くなるので、どうやりくりしていくのかが気になる所。

 リーグのここ3試合は固定で戦っていて、途中交代も基本的にはクローザー的な扱いだった。これから毎試合そういうやり方では選手のモチベーションを維持できなくなってくるだろう。ただしよく言われる通り、「勝っているチームは変えるな」という考えもあるので難しい。少なくとも結果はちゃんと出している。

 ここまでの出来を見る限り、アーセナル戦からのメンバー変更を想像するのは難しい。体調不良でいなかったエンドンベレは戻るかもしれないけど。

 ポジション争いがありそうに見えるのはトップ下くらいで、ウイングの1枠もベルフワインがいい動きをしている。数字の取れるケインとソンがいるために、戦術理解と献身性の高いプレーを続けているベルフワインが頭一つ抜けたように見える。となると変えるところは見つからない。

 今日一番見るべきは、攻守の切り替えでサボっている選手がいるかどうか。シティ戦なら命懸けで戻っていたのにパレスだからと歩いている選手がいるなら、この順位は維持できなくなっていくだろう。そしてそういう姿勢は今後のメンバー選びにも関わっていくはずだ。

キックオフは日本時間23:15です。

トッテナム・ホットスパー:予想フォーメーション
FW ソン、ケイン、ベルフワイン
MF ホイビュア、エンドンベレ、シソコ
DF レギロン、ダイアー、アルデルヴァイレルト、オーリエ
GK ロリス

クリスタル・パレス:予想フォーメーション
FW ベンテケ、ザハ
MF エゼ、マッカーサー、ミリヴォイェビッチ、シュラップ
DF アンホールト、ケーヒル、クヤテ、クライン
GK グアイタ

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