[EL]決勝T 1回戦 1st ヴォルフスベルガー vs トッテナム・ホットスパー

2020-2021 ヨーロッパリーグ 決勝トーナメント 1回戦 ファーストレグ

Wolfsberger 1 – 4 Tottenham Hotspur

Stadium:プスカシュ・アレーナ 

得点
13分:ソン・フンミン(Spurs)
28分:ギャレス・ベイル(Spurs)
34分:ルーカス・モウラ(Spurs)
55分:ミヒャエル・リーンドル(WAC)
88分:カルロス・ヴィニシウス(Spurs)

トッテナム・ホットスパー
FW モウラ(65’ベルフワイン)、ソン(46’ヴィニシウス)、ベイル(65’ラメラ)
MF ウィンクス、アリ(78’エンドンベレ)、シソコ(78’ホイビュア)
DF デイビス、ダイアー、アルデルヴァイレルト、ドハーティ
GK ロリス
sub:ハート、ホワイトマン、サンチェス、タンガンガ、ラビニエ、ボーデン、スカーレット

点差ほどに良くはなかったけれど、
これで来週は楽になった。

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個の違いが全てだった

 2ヶ月の時を経て、ヨーロッパリーグが再開された。ラウンド32のファーストレグ、舞台は中立地ハンガリーのプスカシュ・アレーナだ。スパーズはケインがベンチにも入らず、出場時間の少ない選手を中心にスタメンを組んできた。そんな中でも相変わらず名前のあるデイビスとソンは本当にタフだよ。

 ヴォルフスベルガーは後ろから繋ごうとしているようで、すぐに諦めて蹴ってくるから回収しやすい。潔く引いてカウンターを狙ってきたり、徹底して放り込まれたりする方が嫌だった。

 にしてもスパーズの面々はよろしくない。ボールを持ったと思ったらまず見つけるのは後ろの選手、常に前を向こうという努力はスタメンには見当たらない。なんでしょう。一度アルデルヴァイレルトを経由しないと攻めちゃいけないルールでもあるんでしょうか。

 下げたら下げたでボランチの2人はあまりボールを受けたがらず、近くにいるのにあえて相手のマークに隠れている。ホイビュアとエンドンベレが入ってから、そこの違いが顕著に感じられた。

 こちらのゴールのうち1点目と4点目は何人もが連動したいいゴールだったね。2点目と3点目はモウラとベイルの個人能力だ。特にモウラのドリブルは格の違いという感じだった。メッシみたいだった。

 あとは個人にスポットを当てる。アリは随所にアリらしさを見せるも恐らくモウリーニョが納得するパフォーマンスではなかった。今日のように誰かがボールを持ってから、まずは個人でなんとかしてね、という雰囲気だとアリは輝けない。でも復活に向けてこうやってプレーしていくことは大切だから、まずはELで頑張って。

 モウラやベイルといったアタッカーは相手とのレベルの差が顕著に出る。特にモウラはカップ戦やELではドリブル・マシーンになって無双する傾向にある。相変わらずパスはずれるけど、これだけやれればお釣りがくるよ。ベルフワインもこのくらい欲を見せてくれてもいいと思うんだけど、いつだってチーム最優先なのが彼の良さなのかな。

 最後にヴィニシウス。頑張って走っているけど空回りしているように見えているのに、本当によく点を取るね。終盤はアリもラメラも大きなチャンスを決められずにモヤモヤしていたところだったので、セカンドレグに向けても意味のあるヴィニシウスのゴールだった。

 結果はよし、内容は微妙なゲームだったがアウェーゴール4つは大きい。ヴォルフスベルガーもポストに2本当てるくらいのチャンスは作っていたし、あと数センチずれていればこんな結果にはなっていなかった。納得の試合内容ではなかったからこそ、モウリーニョも若手を試さずに手堅い交代に終始したのだろう。

 思うところはあれローテーションしながら十分な結果にはなったから、2週間は週末の試合に集中できる。再び上昇気流を掴みたい。

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