[PL]第37節 トッテナム・ホットスパー vs アストン・ヴィラ

2020-2021 プレミアリーグ 第37節

Tottenham Hotspur 1 – 2 Aston Villa 

Stadium:トッテナム・ホットスパー・スタジアム
通算戦歴:38勝16敗6分(勝率:64%) 

得点
 8分:スティーブン・ベルフワイン(Spurs)
20分:セルヒオ・レギロン(OG)(Villa)
39分:オリー・ワトキンス(Villa)

トッテナム・ホットスパー
FW ソン、ケイン、ベルフワイン(72’ベイル)
MF ホイビュア、アリ、ウィンクス(74’エンドンベレ)
DF レギロン、ダイアー、アルデルヴァイレルト、タンガンガ(83’ドハーティ)
GK ロリス
sub:ハート、サンチェス、オーリエ、ロチェルソ、ラメラ、モウラ

アストン・ヴィラ
FW エルガジ、ワトキンス、トラオレ(93’バイダス)
MF グリーリッシュ(73’ルイス)、ナカンバ(89’チュクエメカ)、マッギン
DF ターゲット、ハウス、ミングス、コンサ
GK マルティネス
sub:スティアー、テイラー、バークリー、アルムハマディ、ラムジー、モラエス

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プレスに弱すぎ

 勝てば7位以上がほぼ決まるという試合にも関わらず、内容はよろしくない試合だった。前節から中2日でも変更はベイルとロチェルソの位置にベルフワインとウィンクスが入ったのみ。ここでラメラやモウラではなくベルフワインを使うのがメイソンの意思を感じる。

 モウリーニョに冷遇された選手たちの試合勘と自信を取り戻すことで来シーズンに繋げようとする狙いだと信じようと思う。そう考えれば、ベルフワイン、アリ、ウィンクスあたりを積極的に出してくる意味がわかる。センターバック固定も今シーズン初めてのことだ。

 開始8分でベルフワインが豪快なゴールを決めた。なんとこれがリーグ戦のシーズン初ゴールだ。首位に経っていた遠い昔は右ウイングの1番手だったこともあるというのに。これほど点を取れていないにしては迷いのないシュートだった。

 ただよかったのはそこまでで、ヴィラが前からプレスをかけると途端にスパーズは脆さを露呈した。レベルの高いプレッシングというわけでもなかったのに、全く運べなくなってしまった。ボランチにボールを預けられないので、後ろで回しても結局長いボールを蹴るしかなくなる。ウィンクスはかなり運ぶプレーを意識していたと思うしそれ自体はいいのだけど、後ろが預けどころを探しているときに我関せずなことがある。

 ロチェルソとホイビュアはボールをもらえる位置を探して動き回るし、エンドンベレなら多少難しめでもボールを預けられるのに、ウィンクスはややサボりがちでプレス回避に貢献していない。ここをなんとかしないと組み立てるサッカーは成り立たないだろう。

 そもそも今日は全体的にプレーの強度とか切り替えの速さとは無縁な試合だった。なんとなく大味で奪われた後の守備が遅いのでカウンターの打ち合いになる。そのカウンターも全体が連動しているわけではないので決まらない。これはお互いに言えることだった。

 1つ目の失点はレギロンの技術的なミスで、本人はショックだっただろうけど、責め立てるようなことじゃない。ちゃんと逆足の練習もしとけよって話。2点目もレギロンが大きく関与してしまう形にはなったが、相手がディフェンスラインにまでプレスをかける戦術で来た場合に前に運べなくなってしまう現象が解決できていない以上、当然のように起こり得る失点だった。もう1年以上こうなんだから、チームとして受け止めるべきだ。

 これで日曜日の最終節までヒリヒリする順位争いが続くことになった。開幕前に対戦表を見たときにレスターを見上げているとは思わなかった。厳しい試合にはなると思うが、良い終わり方をしたいもんだ。

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