[PL]第4節 バーンリー vs トッテナム・ホットスパー

2023-2024 プレミアリーグ 第4節

Burnley 2 – 5 Tottenham Hotspur 

Stadium:ターフ・ムーア

得点
 4分:ライル・フォスター(Clarets)
16分:ソン・フンミン(Spurs)
45+2分:クリスティアン・ロメロ(Spurs)
54分:ジェームズ・マディソン(Spurs)
63分:ソン・フンミン(Spurs)
66分:ソン・フンミン(Spurs)
90+4分:ジョシュ・ブラウンヒル(Clarets)

トッテナム・ホットスパー
FW ソロモン(69’ペリシッチ)、ソン(72’リシャルリソン)、クルゼフスキ(86’エメルソン)
MF マディソン(86’スキップ)、ビスマ(74’スキップ)、サール(69’ホイビュア)
DF ウドギ、ファンデフェン、ロメロ、ポロ
GK ヴィカーリオ
sub:フォースター、サンチェス、フィリップス、デイビス

バーンリー
FW フォスター、アムドゥニ(60’レドモンド)
MF コレオショ(68’ラーセン)、ベルゲ(46’ブラウンヒル)、カレン、グドムンドソン(46’デルクロオワ)
DF バイヤー(74’コーク)、オシェイ、アルダキル、ロバーツ
GK トラフォード
sub:ムリッチ、ロドリゲス、ベンソン、オドベール

止まらない攻撃力

 早々にカラバオカップを落としたということは、リーグ戦に集中できるということでもある。いや、集中できるという反面、ここで結果を出さなければ他で挽回できないということでもある。

 前節からスタメンの変更があった。ソンをワントップに置いて、左ウイングにはソロモンが抜擢された。カップ戦でリシャルリソンは点を取ったが、得点以外の部分が雑になっていて、数字は残せなかったがいい動きをしていたリーグ戦に比べて全体的に良くはなかった。監督はよく見ている。それと目を引いたのはベンチにアシュリー・フィリップスが入っていたこと。点差がついても出番はなかったので、まだデビューは先かもしれないが、ダイアーより序列が上ということなのかもしれない。つくづくダイアーは監督との相性に左右される選手だよかわいそうに。

 繋げるクラブに変貌したと評判のバーンリーだが、開幕戦のシティ戦を見た時はその片鱗はまるで見られなかった。こんな形でシティとの差を知ることになるとは思わなかったが、今日は噂通りのチームだった。最終的にはスパーズが支配率で上回ったが、バーンリーの時間帯も結構あった。開幕3連敗らしいが、悲観せずに続けて欲しいね。

 そんなポゼッション型のチームとのアウェー戦なら、体を張るリシャルリソンよりも、裏を狙えるソンの方を最前線に奥というのは理にかなっている。今後も相手のスタンスはCFの使い分けの基準になるかもしれない。新生スパーズ発足以降、ウイングとしてプレーしてきたソンだが、中央に置いたことでこの1年間の鬱憤を晴らすようなハイパフォーマンスを見せる。ソンに衰えが来たなんて誰が言っているんでしょう。やはり使われ方の問題だった。動き出しと決定力はワールドクラスだよ。

 あとはビルドアップなんだけど、カラバオカップと違ったのはやっぱりサイドバックの動きかなと思った。今日はある程度ビスマのところが抑えられていたものの、ボールが運べないということはなかった。エメルソンとデイビスは2人とも内側に入ってきてしまい、全体を停滞させてしまう。ポロとウドギは状況を見て、サイドに流れることもある。ちゃんとどこが空いているのかを見極めているからボールを動かせていた。

 さらに2人が良いのは、ウドギは自ら運ぶスピードとパワーがあって簡単にボールを失わないし、ポロはロングパスが選択肢にある。エメルソンとデイビスは基本的にはショートパスしか技がないのでその辺も違いかなと思う。いずれにせよ、ビスマが抑えられても他の場所から運べるというのは今後に向けた安心材料だ。シーズンを通して怪我人が出ないということはあり得ないが、カップ戦ほどのメンバー入れ替えにならなければ大崩れはしないんじゃないかな。知らんけど。

 立ち上がりで失点はしたものの、去年と違ってそれを引きずることなく試合を進められたのは、自分たちで主導権を握るつもりでプレーしているか、相手次第のリアクションサッカーをしているかの差なのかなと現状では感じることだ。まだポステゴグルー体制では数試合しかしていないので、他のクラブの対策が進んでも同じように出来るかは今後のポイントだろう。

 怖いくらいの好調のまま、代表ウィークに入る。戻ってきたらシェフィールド戦を挟んで、アーセナルとリヴァプールとの連戦だ。ここは1つの腕試しと言えるかもしれない。願わくば、誰も怪我せずに戻ってきますように。今は、それだけ。

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