2023-2024 プレミアリーグ 第30節
Tottenham Hotspur 2 – 1 Luton Town
Stadium:トッテナム・ホットスパー・スタジアム
通算戦歴:84勝33敗10分(勝率:66%)
得点
3分:タヒト・チョン(Hatters)
51分:イッサ・カボレ(OG)(Spurs)
86分:ソン・フンミン(Spurs)
トッテナム・ホットスパー
FW ヴェルナー、ソン(88’ホイビュア)、クルゼフスキ(46’ジョンソン)
MF マディソン(68’ロチェルソ)、ビスマ(85’リシャルリソン)、サール(68’ベンタンクール)
DF ウドギ、ドラグシン、ロメロ、ポロ
GK ヴィカーリオ
sub:オースティン、ファンデフェン、デイビス、エメルソン
ルートン・タウン
FW チョン(74’オニェディンマ)、モリス、タウンゼント
MF ムバンズ、バークリー、ベリー(63’クラーク)
DF ドーティ(83’ウッドロウ)、メンジ、バーク(46’橋岡)、カボレ
GK カミンスキ
sub:シェイ、クルル、ジョンソン、ネルソン、ビーソルド
逆転を見るのは気持ちいいけどさ
フラムに残念な負け方をしたことで、4位争いは全くわからなくなってしまった。残りの対戦カードを考えると、ボトム10に位置するチームには確実に勝っておく必要がある。しかしこの全てが決まる最終盤に、上位3クラブと残留を争う下位4クラブ全てとの対戦を残しているなんて厳しいラストスパートだよ。
試合の立ち上がりからテンションを高めて、点を取りにいこうと前がかりになったところで先制を奪われるという展開が今シーズンは多すぎる。自分たちの攻撃力に自信を持てているおかげで、序盤の失点に全く動じない選手もサポーターも頼もしいが、やっぱりここはなんとかしたい。ポステコグルーは無失点へのこだわりがないという記事を見た気はするが、3-0リードの終盤の失点は良くても毎試合の先制点は良くないよね?そこら辺はどう考えているのだろう。
展開といえば、得点を求めるシチュエーションで途中から出てくるブレナン・ジョンソンが好調だ。オウンゴールにはアシストは付かないが、今日も実質2アシストと言える活躍だった。あの「1ミリ」のシーンはキーパーに当てずに流し込んで欲しかったが、ちゃんと逆転に貢献したのでそこは伸びしろってことで多めに見ましょう。
このジョンソンの扱いは悩ましくて、最近の結果の残し方だと先発で使うに値するとは思うが、引いて守る時間が長い相手には苦労する傾向にあり、後半の途中からバテてしまいがちなので、チームとしては今のスーパーサブという立ち位置でいてくれるのが本当にありがたいと思ってしまう。本人が納得してくれるのならいいけど、やっぱり選手としては先発したいと思うだろうからポステコグルーは困ってるだろうね。
今日いいなと思ったのはマディソンだろうがクルゼフスキだろうが、今日この試合で上手くプレー出来ていないと感じたら、ポステコグルーが容赦無く交代させていたところ。歴代の監督のように何があってもケインやソンは代えないという考えもわかる。出してきた実績が違いすぎるし、ワンプレーで結果を出せる選手だから。でもそうなるとポジション争いというものがなくなり、良くも悪くも特定の選手の調子に依存するチームになってしまう。今の控えメンバーがそれなりに信頼を得ているという側面も大きいだろうが、スパッと交代させて次に託す判断ができる監督は素敵だ。これも勝てたから言えることなのかもしれないけど。
相変わらず引いた相手に苦戦するところは今後もうワンランク上のチームになるための中長期の課題だろうね。ルートンは前半は割り切って守備一辺倒だったのに、後半なぜか中途半端に前に出てきてくれたのでスパーズにとってはラッキーだった。次はいつだって厄介はウェストハムとのロンドンダービー。試合は火曜の夜中(水曜の朝)なので皆さんお忘れなきよう。