[PL]第32節 トッテナム・ホットスパー vs ノッティンガム・フォレスト

2023-2024 プレミアリーグ 第32節

Tottenham Hotspur 3 – 1 Nottingham Forest

Stadium:トッテナム・ホットスパー・スタジアム
通算戦歴:85勝33敗10分(勝率:66%)  

得点
15分:ムリージョ(OG)(Spurs)
27分:クリス・ウッド(Forest)
52分:ミッキー・ファン・デ・フェン(Spurs)
58分:ペドロ・ポロ(Spurs)

トッテナム・ホットスパー
FW ヴェルナー(76’クルゼフスキ)、ソン、ジョンソン(89’スカーレット)
MF マディソン(76’ロチェルソ)、ビスマ(46’ホイビュア)、サール(46’ベンタンクール)
DF ウドギ、ファンデフェン、ロメロ、ポロ
GK ヴィカーリオ
sub:オースティン、ドラグシン、デイビス、エメルソン

ノッティンガム・フォレスト
FW ハドソンオドイ、ウッド(68’オリギ)、エランガ
MF イェーツ(81’サンガレ)、ギブスホワイト(68’ドミンゲス)、ダニーロ(81’レイナ)
DF アイナ、ムリージョ、オモバミデリ、ウィリアムズ(87’モンティエル)
GK セルス
sub:ターナー、トッフォロ、ニアカテ、リベイロ

ショートコーナーとミドルが増えた

 日本で過ごしているのであまりどういったものなのか分かりにくい鉄道会社のストライキの影響を受けて、日程が早まった今日の試合。なんかイギリスって毎年のように鉄道会社のストライキやってない?そんなに待遇悪いのかな。それともこうやって年一の定期昇給を勝ち取っていくものなのかな。

 かつて10試合だけスパーズで指揮を取ってくれたヌーノ・エスピリト・サントがフォレストの監督として帰ってきた。まあ特に思い入れもないです。輝かしい成績を残したポチェッティーノの後という難しい役割を引き受け、プレミアで最も走らないチームを作り、地味な成績でその後のモウリーニョ就任を引き立てる仕事だけはお見事でした。

 引いた相手に苦しんでいるここ最近のスパーズだが、フォレストはスリートップ+ギブスホワイトと攻撃的な選手をいつも通り並べてきて、守備に割り切った采配じゃなかったことでやりにくさはいつもより少なかった。キーマンはティモ・ヴェルナー。加入以降どんどんと仕掛けの意識が増してきていて、今日は自信満々に対面のネコ・ウィリアムズで遊んでいた。縦に運んで抜き切らずにクロスを入れる形が効いている。これに対して右のジョンソンは相変わらずおとなしい。なんか90分のペース配分しているようにも見える。今はクルゼフスキの調子も上がっていないので、じゃあ替えようと思えないのが苦しいが、今日は最後まで思ったプレーはできなかった。

 入る雰囲気のなかったコーナーキックにメスが入った。今日は徹底してショートコーナーではじめ、ビスマ、ホイビュア、ファンデフェンがミドルを狙う。まさかファンデフェンが決めるとは思わずに設計した攻撃だったとは思うが、狙いは最初から一貫していて結果がついてきたのは嬉しいね。ただ守備の方のコーナーキックでヴィカーリオにでかい選手をぶつけてくる相手に対してそれを守る選手を配置しないのは何故なんだろうか。

 攻撃については力を入れていたようで、サールがだいぶ自由に前線で動いていたり、ビスマがどんどん前に出て行ったりしていたがそれがバランスを崩しすぎたらしく、徐々に主導権を握られてしまったことで後半の頭からはホイビュアとベンタンクールに交代した。ようやく長い時間をもらえたホイビュアがなかなか良かった。

 前に出ての潰しやシンプルなパスもうまく行っていた。個人的に一番目を引いたのは3点目にも繋がったロングフィードだ。これはポステコグルーが禁止しているのかっていうくらい、最近のスパーズにはなかったもの。ビスマはこの手のパスは苦手なのかもしれないけど、ロメロやポロもやらなくなっていた中であのホイビュアのフィードは新鮮でかつ高精度だった。ミドルシュートも期待感があったし、これは先発争いが生まれるレベル。なぜか80分を過ぎるとプレッシャーに負けるのは疲れて集中力がなくなるのか、変なパスミスでピンチを招く癖が拭えないのでそこだけは改善してほしい。

 スコアこそ3-1だったが、安定安心して勝ったという感じでもないので良い部分はあれどまだまだなんだろう。失点した場面なんかは、相手が攻撃のスイッチを入れてスピードアップしているのにこっちの中盤より前の選手は誰も守備のためにスプリントいなかったのは許してはいけない。あれは攻撃のためのリスクみたいな話ではないと思うので。

 ともあれこれで消化試合が一つ少ない状況で4位浮上となる。対戦相手の難易度がここからグッと上がってくるが、逆に一つ勝てばノってくる可能性もある。いよいよシーズン終盤のサバイバルが本格化してくるところでもあり大いに楽しみながら駆け抜けたい。

2023-2024シーズン 試合結果一覧

スポンサーリンク
最新情報をチェックしよう!
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。