[EFL]4回戦 トッテナム・ホットスパー vs マンチェスター・シティ

2024-2025 カラバオカップ 4回戦

Tottenham Hotspur 2 – 1 Manchester City  

Stadium:トッテナム・ホットスパー・スタジアム
通算戦歴:92勝36敗10分(勝率:66%)  

得点
 5分:ティモ・ヴェルナー(Spurs)
25分:パペ・マタル・サール(Spurs)
45+4分:マテウス・ヌネス(Citizens)

トッテナム・ホットスパー
FW ヴェルナー(69’リシャルリソン)、ソランケ、ジョンソン(69’ムーア)
MF サール(46’ビスマ)、ベンタンクール、クルゼフスキ
DF ファンデフェン(14’ウドギ)、ドラグシン、ロメロ(52’デイビス)、グレイ
GK ヴィカーリオ
sub:フォースター、ポロ、マディソン、ペリヴァル

マンチェスター・シティ
FW ヌネス、フォーデン(58’シウバ)、サビオ(62’ライト)
MF オライリー、ギュンドアン(46’コバチッチ)、マカティ
DF アケ(74’シンプソンビュシー)、ディアス(46’グヴァルディオル)、ストーンズ、ルイス
GK オルテガ
sub:エデルソン、カーソン、アルファループレヒト、ハーランド

勝たないわけにいかなかったよな

 苦しい思いをしてコヴェントリーを下したのに、4回戦でシティを引くなんて運が悪いと思ってはいたけれど、4回戦ってベスト16なんだね。であればプレミアのチーム同士の対戦になってしまうのも仕方がない。むしろ相性的にはこのカードを嫌がるのはシティの方かも。

 ヨーロッパの大会に出るようなチームのトップチームの構成は、先発11人に同じポジションの控えが11人。あとはGK、DF、MF、FWの単位くらいに各1人ずつの試合に出られたらラッキーな若手を含めて25、26人ほどにするのが通例だ。シティはそうした慣習に逆らって少数精鋭で毎シーズン戦ってきた。当然過密日程ではあるものの上手くターンオーバーしながらタイトルを取ってきたのに今は珍しく負傷者が続出している。だからこそグアルディオラはこの試合を前に、ベストメンバーを組まないことを明言していた。

 中盤の3分の2をアカデミーの選手で構成しているのにも関わらず、シティは本当に上手い。みんなパスとトラップが恐ろしく正確なので、寄せて囲んだつもりでもボールが奪えない。いつもとは違うメンバーであることにシティの選手たちが慣れる前に、対シティで何度も見たロングカウンターで先行できたのは大きかった。ヴェルナーにボールが行った時は本人も含め決まらない気がしていたとは思うがよく決めてくれた。

 決して守りに入ることはなかったが、シティを相手にポゼッションで上回るのはやはり難しかった。とはいえ誰かが悪かったということはない。連戦の中でも言い訳をせずに前線から効果的なプレッシャーをかけ続けてくれたソランケ、この程度は連戦とは言わないとばかりにプレーの質が変わらない鉄人クルゼフスキ。スクランブルで休みを取れなかったウドギ。この辺を筆頭によく戦ったよ。

 シティほどではないけれど、少しでもターンオーバーをしながら勝てたのは良いことだね。ファンデフェンは負傷してしまったが、マディソンとポロには完全休養を与えることができた。守勢に回る後半にロメロを温存で交代させたのは英断だったと思う。ディフェンスラインはこれ以上の離脱者を出すわけにはいかないから。

 守り切った印象の残る試合だったけれど、ハイライトを見返すとチャンスはしっかり作っていて勝ちに相応しかったんじゃないかと思えてきた。少なくともあの展開でも頑なにハーランドを出さなかったチームに負けるわけにいかなかったよな。シティを倒して次のラウンドはマンチェスターのもう一方との対戦が決まった。先日は3-0で倒したがテンハグが解任となり状況が変わっているからなんともわからないことが多いけど、他の残りチームを見ると悪い引きではないだろう。

2024-2025シーズン 試合結果一覧

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