ソンのアジア大会の参加が決定、韓国サッカー協会との取り決めとは

先日、ソンと兵役についての記事を書きましたが、この度正式にアジア大会のメンバー入りが決まったようです。

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優勝を目指すオーバエイジ枠

大会についても先日の記事にあるのでご覧くださいませ。
FIFA管轄の大会ではないため、サッカー協会の代表招集に拘束力はありません。あくまで契約を結んで給料を払っているクラブに優先権があります。オリンピックも同じで毎回オーバーエイジで呼びたい国側と負傷や疲労を恐れるクラブ側とのせめぎ合いがニュースになっていますね。

韓国代表のソン・フンミン招集は決まっていて、後はスパーズが認めるかどうかという段階でした。そして参加が正式決定。優勝しなければ兵役免除の恩恵を受けることはできません。目先の数試合より、数年間のソン・フンミンをとった良い判断だと思います。たとえ金メダルを取れなくてもクラブと選手の絆を繋ぐには十分でしょう。

韓国代表の初戦は12日のバーレーン戦です。そしてプレミアリーグの開幕戦は11日。ケインたちの合流が遅れる以上、最大の得点源であるソン・フンミンを手放すのはとても痛い。そこでトッテナムとの取引がなされたようです。

グループステージではバーレーンに続き、フィリピン(15日)、マレーシア(17日)と戦います。どうやらここまでは若手たちで乗り切れると考えているようで、その後にソンの力を必要とする算段です。そのため、スパーズの一員として開幕戦のニューカッスル戦には出場します。次にフルハム(18日)が控えますが、その前にインドネシアに向かいます。一週間でケインのコンディションを戻せなければ計算のできるフォワードはジョレンテのみ。登録上ヤンセンもいますがまだプレシーズンの出場は無しです。

トッテナム側のメリットは11月と1月に韓国代表への招集を免除してもらうというもの。アジアへの遠征は結構な負担なのでこれを軽減できるなら悪くない。

大会の決勝戦は9月1日なので、そこまで行けば早くても9月15日のリヴァプール戦が復帰戦になるだろうと言われています。ワントップのポジションにはケインがいて、ジョレンテ、ヤンセンと控えます。どうやら8月に点の取れないケインに代われるのはソンだったはず。獲得から2年目に活躍するジンクスが生きればジョレンテにもヤンセンにも期待できますがどうでしょうか。

2列目の選手としてもドリブルでアクセントになれるソンは貴重。モウラのコンディションは良さそうだし、途中からならエンクドゥもそれなりにやれそうな匂いがしてきました。どちらもソンがいない今存在感を高められなければ、この先厳しくなりますよ。

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