8月のプレミア最優秀選手はルーカス・モウラ

8月に行われたリーグ戦を3戦3勝で乗り越えたトッテナムから、ルーカス・モウラがプレミアリーグの月間最優秀選手に選出されました。

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センターフォーワードへのコンバートで躍動

2018年1月にパリ・サンジェルマンから加入して以降、主に途中交代で出場機会を得ていたものの、上手くチームには馴染めていない印象でした。初めは列目の2左サイドで起用されることが多く、試合の展開によっては右にも移動、ボールを持っている時はキレのあるドリブルを見せてくれていていましたが、まだまだ動き方がわからないようで、オフザボールの時に消えてしまう時間が多かった。パリでも出場機会が減っていて、スパーズに来ても目立った数字は残せないでいたので、ロシアワールドカップのメンバーに入ることができませんでした。おかげでプレシーズンをクラブで過ごすことができ、結果として今の活躍につながったのかも知れません。

ワールドカップでスパーズ勢が躍進した余波で開幕戦にいつものメンバーを組むことができませんでした。そこでポチェッティーノはこれまでになかったオプションといて、ケインとモウラのツートップでシーズン開幕戦に臨みました。ここから4節のワトフォード戦まで全てでツートップを採用、今のところこれはうまくいっています。

中央に配置されることで、前方にひろがるスペースを自ら見つけることができる。狭いエリアでボールを受けても奪われない技術はもともと備わっているので中央でのプレーはあっているようです。ケインがやや下がり目になり、モウラがどちらかといえば前目です。小さい割にロングボールを収められる。守備での貢献度も非常に高く、追い込み方がうまいのでこれまでも結構前線で引っ掛けてくれています。消えている時間はかなり少なくなりました。

2節目のフルハム戦でゴールを奪うと、続くユナイテッド戦では2ゴールを決めて現在チームトップの3ゴールです。今回の賞には関係ないはずですが、9月のワトフォード戦でも先生のオウンゴールに繋がったのはモウラのクロスでした。今や攻撃の中心です。

そんな活躍が認められて、2018年8月度のプレミアリーグ月間最優秀選手賞を受賞することになりました。スパーズの選手としては2017年1月のデレ・アリ以降久しぶりの受賞です。ちなみに現在の在籍選手の中でこの賞を取ったことがあるのはケイン、ソン、フェルトンゲン、アリ、モウラです。

やはりトッテナムでは加入後2年目に活躍するケースが多いですね。プレシーズンの練習はかなり大事なんだということがわかります。間も無くソンも戻ってきますし、ポジションは決して安泰ではないけれど、この活躍を続ける限り外す理由はないでしょう。

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