ラファエル・ファン・デル・ファールトの引退

かつてトッテナムでも活躍したオランダの名手、ファンデルファールトが現役引退を表明しました。

現在の所属選手ではありませんが、僕がスパーズを見始めた頃の中心選手でしたので是非

スポンサーリンク

キャリア最大の後悔は・・・

若い頃から注目を集めていたオランダの至宝はアヤックス、ハンブルガーと国内では順調にキャリアを積み上げ、2008年にレアル・マドリーに移籍を決めました。オランダ代表でも中心選手の一人であったにもかかわらず思うように出番が得られない時間が続きました。そして2010年夏の移籍市場、スパーズお得意のデッドラインデーの交渉にて800万ユーロで移籍が決まりました。今思えばすごい値段です。当時の相場はもうわからないけど、今だったらヤンセンでもそのくらいするかもしれません。

あの頃は今のようにスパーズの試合を毎試合終えるような環境は整っていなかったけれど、今とはまた違って魅力的なメンバーでした。ルカ・モドリッチ、ギャレス・ベイル、アーロン・レノン、そしてファンデルファールト・・・

主にラフィーのポジションはトップ下、記憶が曖昧だけどあの頃はフォワード不足に悩まされていた頃だったと思います。ベルバトフ、キーンのツートップが一緒に抜けてから、安定して点を取ってくれるFWがいなかった時代、デフォー、パブリチェンコ、アデバヨールあたりでしょうか。あとクラウチもか忘れてた。そんな中、点を取りまくっていたのがラフィーでした。ちなみに当時はようやく上位に食い込み始めた頃、ギャレス・ベイルの覚醒付近です。

運動量豊富でとにかく走っている。試合から消えている時間が長い。でも大事なところで点をとる。そんな印象の選手です。先入観とは違い、想像的なプレーをするファンタジスタって感じじゃないんだよなあ。今の所属選手だとラメラみたいな感じかも。いや違うか。忘れてください。

スポンサーリンク

そんなラフィー加入のシーズンが今も越せていないスパーズのチャンピオンズリーグベスト8の記録の年です。正直あのCLでブレイクしたのはインテル戦で無双したベイルの方だけど、ラフィーも欠かせない選手になっていた。わずか2年間の在籍だったけど、両年ともに二桁ゴールを記録しています。スパーズを今の地位に押し上げた功労者の一人。

2012年に退団して以降、いくつかのクラブを渡り歩き、今年の夏にはデンマークのエスビャウというクラブに移籍をしました。しかし負傷が癒えず満足にプレーできない時間が続き、ついに現役引退を決意しました。35歳です。過去インタビューを受けた時には「キャリア最大の後悔はトッテナムの退団を決めたこと」だと語っていました。ハリー・レドナップが監督を退き、代わって入ったアンドレ・ビラス=ボアスとの関係が上手く行かなかったことが決め手になったと言われています。

まだまだレギュラーでやっていた時だったので報道に驚いたのを覚えています。数日前にはモドリッチのレアル移籍も発表されたばっかりだったのに。。そして翌年からトッテナム改めチームベイルになるわけですが、一度に二人も攻撃の中心が抜ければ苦しいですわな。

スパーズを出てからプレーを見たことはないけれど、ずっと走り続けていたんですね。デンマークのクラブで現役を終えたことが日本のメディアで報じられるわけだからやはり名選手だったんだと再確認。お疲れ様でした。良い未来が待っていますように。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
NO IMAGE
最新情報をチェックしよう!
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。