ブライアン・ヒルの獲得を発表

2021年7月26日、トッテナム・ホットスパーはセビージャから、U-24スペイン代表、ブライアン・ヒルを獲得したことを発表しました。

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いい補強だが、どう使うの?

 1人目が決まってから次は早かった。少し前から噂はあったものの、本人が東京オリンピックに参加するために日本にいるので、正式な契約と発表はまだ先かと思っていました。たぶんこれまでオリンピックに参加しているスパーズの選手はいなかったと思いますが、これで1人になりましたね。

 セビージャの下部組織出身の有望株でここ1年半はレンタルで修行に出ていたようですが、トップチームに定着する前のプレミア挑戦となりました。しかもこの移籍、移籍金+ボーナス+エリク・ラメラというなかなかに高額な取引になりました。ラメラがいくら分なのかは知りませんが。

 細かいタッチの突破を武器とする左利きの左ウイングだそうです。プレー集を見る限りワクワクさせられてしまいますが、あまり鵜呑みにはできません。動画にまとめればシソコだってテクニシャンとして売り出せてしまうと思うので。

 20歳の選手になかなかの金額に見えますが、即戦力になれるかは未知数です。そもそもサントがどんなフォーメーションを軸とするのかわからない上に左ウイングにはソンがいます。ベルフワインやモウラも控えているし、今年はセセニョンも帰ってきている。

 セセニョンをフルハムから獲得したときも似たような金額で、3000万ポンド+ジョシュア・オノマーでした。同世代の左利きの左ウイングが2人いて、どう使っていくつもりなんだろうか。理想の理想を言えばソンは中央寄りにプレーさせて、セセニョンとヒルで左を回せれば先5年は安泰になるけどまあそんな都合よくはいかないでしょう。いずれにせよ、ヒルはもう少し体を大きくするところからかな。ちょっと細めに見えるから。

 結果がわかるのは数年後ですが、現時点ではとても良い補強になったと思う。何よりここのところ上手くいかなかった、選手売却も同時に進められたのが良い。ラメラは素晴らしい選手ですが、いかんせん計算が立たないからね。怪我がちの29歳を取引に含めて20歳の有望株を値切れたのならこの交渉はスパーズの勝ちでしょう。

 合流はオリンピックの後になるから、若干の休暇とチームトレーニングを考えて、試合に出られる準備ができるようになるのは早くても9月に入ってからだと思います。ポジション的にもいきなり出番が来るとは思えないのでまあ来年になったあたりから存在感が出てくればいい方じゃないかな。長い付き合いになることを願います。

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