エリク・ラメラ、セビージャへの移籍が決定

2021年7月26日、トッテナム・ホットスパーはエリク・ラメラのセビージャへの移籍を発表いたしました。

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そして誰もいなくなった

 およそ8年前のこと、ギャレス・ベイルをクラブ記録の移籍金でレアル・マドリーに放出して得たお金で、スパーズは7人の選手を獲得した。

パウリーニョ
ナセル・シャドリ
ロベルト・ソルダード
エティエンヌ・キャプエ
ヴラド・キリケシュ
クリスティアン・エリクセン
エリク・ラメラ

 ついに最後の1人がチームを去る。もうこのほとんどは懐かしの名前に聞こえます。先日ユーロに出ていたシャドリとエリクセン以外は現役でやっているのかもよくわからないほど。この中でベイルマネーの使い道として大成功だったと胸を張って言えるのはエリクセンだけだと思う。まさかラメラとこんなに長い付き合いになるなんて思ってもみなかったよ。

 ローマで活躍する若者にスパーズは3000万ユーロを支払って獲得した。今でこそ中くらいの部類に入る金額だが、当時としては高いほう。上述の7人の中では一番高額だったんじゃないかな。

 正直に言って、ベイルの11番を引き継いだ時の期待に答えたとは言い難い。抜群のテクニックを持ちながらプレーは安定せず、何よりの欠点は怪我が多いことだった。公式戦257試合出場という記事が出ていて、これは8年間で計算すると年30試合ほどは出ていたということになるが、体感ではもっと少ない。

 途中からでも試合に出れば誰よりも気迫のこもったプレーを見せ、守備への貢献度も大きい。ドリブルする選手の真後ろからの刈るようなスライディングはこれぞラメラというプレーだった。今から半年ほど前、モウリーニョ体制終盤のラメラはドリブルすれば奪われない完璧な時期があった。長い時を経てついに覚醒したかと思ったら、それも一時的なものだったけど。

 いつも期待はさせておいて、いいプレーをすれば怪我で離脱してはサポーターをがっかりさせていたけれど、闘志剥き出しのスタイルは常にチームに活力を与えていたよ。

 イタリアからイングランドに来て、次はスペインに渡ることになったラメラ。足裏を駆使したテクニカルなドリブルスキルはきっとラ・リーガのファンも唸らせることでしょう。年齢的にも選手としての全盛期を過ごす最後の移籍になる可能性が大きい。新しい舞台で今度こそチームを引っ張る活躍をしてほしい。

 長いことありがとうございました。今スパーズには変革が必要だとわかってはいるけれど、在籍の長い選手がどんどんと抜けていくのはやっぱり寂しいよなあ。

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