プレミアリーグでもトップクラスの左サイドバック、イングランド代表のダニー・ローズの紹介です。
プロフィール
ポジション:DF
背番号:3
名前:ダニー・ローズ
英名:Danny Rose
誕生日:1990/07/02
国籍:イングランド
身長:174
体重:76
利足:左
加入年月:2007年7月
前所属:リーズ・ユナイテッド/イングランド
来歴
2006年にリーズ・ユナイテッドでトップチームデビューを果たすと、翌2007年には若干17歳でトッテナムへと移籍を果たす。
加入後はワトフォード、ピーターバラ、ブリストル・シティ、サンダーランドで経験を積み、2013年からトッテナムで主力として活躍しています。
2016年からはイングランド代表でも主力として出場するようになる。
2016、2017年と2年連続でPFA年間ベストイレブンに選出される。
プレースタイル
90分上下動を続けられる豊富な運動量と、足元の技術の高い攻撃的サイドバックです。
174cmとプレミアリーグのDF人の中ではかなり小柄ですが、体格はなかなかガッチリしています。
ヘディングで競り負けることはあれど、体の大きさを理由にあたり負けるような選手ではありません。
逆に小ささを生かし小回りが利くドリブル突破を得意としています。
右のウォーカーはどちらかといえばスピードとパワーを生かした直線的なドリブルが多いですが、ローズは細かいボールタッチや左足のインサイドを使って中に切れ込むドリブルを好みます。
スピードも直線のスピードというよりは、一瞬の加速に強みがある印象です。
ちなみにドリブルはほぼ左足のみです。左利きの選手にありがちですね。
攻め上がった後のクロスの質も高く。小さな振りから、素早いクロスを送り決定機を演出します。
自分でゴールを狙うこともできるので、ペナルティエリアの中でボールを持たれるとかなり嫌な選手でしょう。
もともと、ウイングやサイドハーフとしてデビューした選手なので、攻撃面は強みでしたが、加入当初は守備面が不安でした。
それまでは、アス=エコトが長くいたポジションで、新しくローズが来てからは毎試合不安に思いながら見ていました(笑)
今ではかなり向上し、どうしようもない身長以外は完成度の高いサイドバックです。
ローズ離脱時はベン・デイビスが入っていましたが、まだまだローズとの差は歴然で、不在時にこそローズの存在が際立つことになりました。
ローズはマルセロになれるのか
世界最高の左サイドバックの呼び声高い、レアル・マドリードのブラジル代表マルセロ
昨年のローズへのインタビューで、監督のポチェッティーノとのこんなやりとりを明かしてくれました。
「ボスには常日頃からレアル・マドリードのマルセロのような傲慢さを持ってプレイしろと言われているんだ。マルセロはピッチへ出ていく時、いつも自分が世界最高の選手であるかのように堂々としているよね。ポチェッティーノ監督は僕に、彼を手本にして同じような傲慢さを持ちながらプレイように指導するんだよ」
ザ・ワールドから引用
年齢はマルセロの方が2つ上ですが、身長はほぼ同じ。
どちらも足元の技術が高い、攻撃力のあるサイドバックです。
マルセロの出ている試合を見たことは多くありませんが、似てるなーと思ったことは多々あります。
詳しい人からすると全然違うのかもしれませんが、僕にはそう思えました。
そのアドバイスを受けてなのか、今シーズンのローズには余裕を持ったプレーが増えたように思います。
相手が寄せてきてもしれっといなしてしまうような、そして見ている側からしても簡単には奪われない安心感も確実に存在します。
年齢的にもこれからが選手としてのピークなので、プレミアでは他を寄せ付けない圧倒的な存在感で、最高の左サイドバックでいてください。
と、ここまで書いてマルセロのプレー集見てみたけど、凄すぎでした。
ローズにも見るように言っておきます(笑)