キャッチコピーは「永遠の2番手」
デイビスの時代はまだ来ていない
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ポジション:DF
背番号:33
名前:ベン・デイビス
英名:Benjamin Thomas Davies
誕生日:1993/04/24
国籍:ウェールズ
身長:181
体重:76
利足:左
加入年月:2014年7月
前所属:スウォンジー・シティ/イングランド
来歴
7歳の頃からスウォンジーの下部組織でプレー。19歳でトップチームデビューを果たし、1年目からレギュラーとなります。
21歳になると、シグルズソンとのトレードでフォルムと共にトッテナムに移籍しました。実はもう在籍6年目になります。
左サイドバックにはダニー・ローズが君臨していたため、基本的にはベンチ要員でした。ローズが負傷、もしくは著しく調子を落とした時にはスタメンを飾ったことはありますが、長続きはしていません。
プレースタイル
身体能力は平凡ですが、それを頭脳で補うタイプ。戦術理解度は高く、スリーバックの左や稀にセンターバックも努めます。サイドバックとしては守備型です。キックの精度は高いけど、攻撃センスは低め。
デイビスを褒める際に一番使われる言葉は「安定感」です。調子に波が少ない、ベンチが多い時期でも、出れば一定の水準のプレーをしてくれるので、計算の立つ選手です。加えてセンターバックにも対応できるので、いてくれると助かる選手
ただし全体的にスケールが小さい。波がないというのは良いところである反面、強いチームと戦う時には自分の能力以上のプレーは出来ないので、物足りなく感じます。伝わるかわかりませんが、プレミア8位以上のクラブとの対戦では急に大人しくなる印象があります。
タイミングの良いオーバーラップを覚え、攻撃面でも一皮向けたかなという時期はあったのですが、モウリーニョ体制になってからは、めっきりなくなりました。とてももったいないと思うんですよね。悪くなかったから。
サッカー人生を賭けるときがきたぞ
モウリーニョには評価されている。
就任当初から左サイドバックには安定とバランス感覚を求めてきた監督の趣向に最も合うのはデイビスです。ローズを差し置いて、一番手と名指しされているこの時に、何をやっているのか負傷が落ち着かない。
その間に5コも下のタンガンガが名を挙げ、センターバックとしてポジションを失いかけているフェルトンゲンもサイドバックではそれなりのプレーを見せている。何より最大のライバルになりうるセセニョンがイマイチなのは救いですが。
2020年は間違いなく勝負の年。スパーズに来て初めて実力でスタメンに選ばれる時がきたんだ。今、自分の価値をピッチ上で示せなければ、これからやってくる新しい選手にポジションを奪われ、2番手はセセニョンに譲ってデイビスとはお別れです。
ちょっと下を向きがちで、暗い表情をしている時も多いけど、本当は熱い顔をする選手なことはよく知っている。ついに試合によってはキャプテンマークを任されるようにもなったんだ。ぜひここでポジションを勝ち取ってほしい。長かった2番手人生をここで終わらせろ。これが最後のチャンスだぞ。