2025-2026シーズン個人別総合評価と移籍について〜DF編〜

第2弾はDF編

採点基準:
★★★★★:驚きの活躍ぶり
★★★★☆:期待値以上
★★★☆☆:及第点
★★☆☆☆:まだまだやれるはずだ
★☆☆☆☆:全く戦力になれていない

移籍可能性:
★★★:放出候補
★★☆:オファー次第
★☆☆:残留濃厚

DF

クリスティアン・ロメロ

評価:★★☆☆☆:まだまだやれるはずだ

 正直キャプテンという立場、チームの中では年長者であることなどを加味すればさらに低い評価でも良いくらいだ。なんか今年のロメロを見ていると、良いセンターバックとは何をもって評価すれば良いのかわからなくなってきた。タックルが派手なことで実際以上によく見えているだけなのでは。不用意なファール、多すぎる退場、前に出たら何故かゆっくりと歩いてくるその姿勢。球際では目立つからプレー集を見ればスーパーマンだけど、今年は特にチームに迷惑をかけた場面ばかりが思い出されてしまうよ。

 縦パスを刺せるセンターバックとしての強みもあるが、チーム状況に合わせたプレーをしないので、ゆっくり堂々とボールを持つことでむしろ相手に準備の時間を与える要因になっていたり、難しいパスを引っ掛けたり受け手のことを考えずにパスだけ送るのでそこで潰されたりとあまり効果的ではなかった。いくつか決めてくれたゴールだけが今年のロメロの良いところです。熱い気持ちは素晴らしいと思うんだけど、それがカードに変わってしまったら意味がないし背中で見せる以外のリーダーシップを探さなければならなかった。

移籍:★★★:放出候補

 ワールドカップで就職活動をして、この夏でお別れが濃厚かなと思う。キャプテン就任と契約延長からわずかに1年だが、ロメロからクラブ愛のようなものは伝わってこない。あとは怪我とカードが多い28歳に良いオファーが来るかどうかだ。

ミッキー・ファン・デ・フェン

評価:★★★☆☆:及第点

 全く勝てなかったあの時期はあまり良くない報道も出ていたものの、この暗く苦しいシーズンを怪我なく支えてくれたことには感謝したい。ファンデフェン自体のパフォーマンスは高水準で、もはや自分にはどうしようもないところで結果が出ないことは本当に辛かったと思うよ。さらにそんな中でリーダーグループが続々と離脱し、キャプテンマークを巻いて戦っていた最後の数試合は、シーズン序盤にキャプテンマークに巻かれていた時期とは格段に違うリーダーの表情をしていた。

 プレイヤーとしての息を長くするためにも、スピードに頼らない守備を身につけるというのはこの先の課題だと思っている。スプリントだけでなくタックルも結構容赦なくいくので、相手だけでなく自分もいつか大怪我をしかねない。それこそロールモデルはファンダイク。アメリカで学べるといいね。

移籍:★★☆:オファー次第

 本人も揺れ動いているとは思う。シーズン中は何度も出ていきたいと思っただろうが、デゼルビ就任によってポステコグルーとやっていた時のような高揚感が芽生えているのだと思う。ただこれからリーダーグループに入っていくであろう選手が、クラブではなく監督にコミットしているというのは少なからぬ懸念ではある。

ケヴィン・ダンソ

評価:★★★☆☆:及第点

 君がいてくれてよかったよ。ロメロとポジション争いをしているという感じはしないものの、出番があれば期待以上の水準でチームのために戦ってくれる。そうした立場に不満を言う声も聞こえてこない。理想的なバックアッパーだと言える。前に出た時にあっさりとかわされてしまい無理やり止めてカードをもらうという失敗はよく見る気がするがあとはよくやっている。もっとデゼルビが色を出してきてセンターバックのパススキルが重要になるほど難しくなるとか思うが、それでも跳ね返しの強さやロングスローという別の武器があるのでダンソに助けられる時はこれからもあるはずだ。

移籍:★☆☆:残留濃厚

ロメロの去就に関わらず、ダンソを来季の一番手だと考えることはないだろうがいてくれると助かるよ。なんかセンターバック陣の中では一番クラブへの忠誠を感じるよね。

ラドゥ・ドラグシン

評価:★★★☆☆:及第点

 提案なんですが、もし自分の意に沿わないことを自発的に発信する代理人を雇っているのなら早めに変えたほうが良いですよ。出場機会のなさについて方々で文句を言っているのが聞こえてきて、じゃあ起用しようなんてなるわけないじゃない。だからこそ最後の試合でデゼルビがロッカールームにおけるドラグシンの振る舞いを誉めていたのは意外だった。なんかあれでドラグシンに対してのイメージがガラッと変わったもんね。難しいことだけど決めつけはよくなかったよ。ごめん。

移籍:★★★:放出候補

 本人のためにもプレー時間を得られる環境に移った方がいい。ゆっくり育てたい4番手の若手候補はたくさんいるし、来季はヨーロッパの大会に出ないスパーズではさらに出場機会は少なくなってしまうだろうから。

ペドロ・ポロ

評価:★★★★☆:期待値以上

 チーム内のシーズンMVPはポロでしょう。珍しく怪我で離脱した期間が少しはあったものの、それ以外は例年通りフル稼働でプレーの安定度は抜けていた。個人的にはいつだったかのキャプテンマークを巻いた試合のポロが好きだったな。普段から熱さは持ち合わせている選手だけれど、キャプテンを任されているとその時ばかりはその熱が周りにも伝搬していくようだった。17位に終わったチームにいながらスペイン代表にも定着する1年になったことがスパーズの中でも数少ない個人のパフォーマンスが認められている証だ。

 ちょくちょく言ってきたことだが、低い位置で受けてロングキックだけなくオーバーラップをしたりしながら高い位置でもっと攻撃に関われるとさらに相手にとって嫌な選手になれるはず。チーム全体の調子が悪い中で孤軍奮闘するポロではなく、チームとして攻撃がスムーズにいっている中で輝くポロが見てみたい。

移籍:★★☆:オファー次第

 絶対に残って欲しいと思える選手ではあるものの、もし本人が望むクラブからのオファーが来た場合、引き止めることが出来るだろうか。契約があるから安売りはできないが心情的にはこれだけ貢献してくれたのに期待に応えられていないのはむしろクラブの方なので心広く対応してほしい。

ディスティニー・ウドギ

評価:★★☆☆☆:まだまだやれるはずだ

 あまりにも負傷が多すぎる。なんかチーム全体がもったりしているなという時に戻ってくるとそのダイナミックなプレーに感銘を受けて左サイドはウドギのものだと思うのに、連続して出ると大雑把で不器用なプレイヤーに見えてくる。そうした課題を解決するには実戦でどれだけ試せるかが大切なのだが、3試合も出れば負傷で1月はいなくなる繰り返しなので開幕前と比べてどれだけ成長しているかと言われれば残念な回答になるだろう。デゼルビはどのポジションにもそれなりにボールコントロールの技術は求める人だと思うがそれに適応できるだろうか。

 ポロとスペンスが鉄人なので穴こそ空いていないが、今の稼働率のままだと計算できる戦力として考えるのは怖いし何より本人の成長機会がなくなってしまう。ファンデフェンが怪我をしまくっていた時期に、走り方など体の筋肉の使い方の矯正をするトレーニングをしているという話があった。まずはそれに倣って基礎作りをした方がいいんじゃないかな。

移籍:★★☆:オファー次第

 もしプレミアリーグの強度がウドギに向いていないと判断するのなら、オファー次第では放出もあるかもしれない。この才能をリハビリルームに置いておくのは勿体なさすぎる。

ジェド・スペンス

評価:★★★☆☆:及第点

 集中している時のパフォーマンスは圧倒的。それなのに勝手に相手との実力差を測り手を抜く時があるのがスペンスがもう一皮抜けない原因だ。よくこれだけチームとして勝てていない中で自信を深めて傲慢さを増せるものだと逆に感心してしまうよ。絶対的なスタメンというには短し、ベンチウォーマーに置いておくには長しというくらいの立ち位置で本当に満足なのかい。

 ボールを持った時の選択肢はいくつか持てる選手だが、チームとして連動したプレーでの設計がされないままだったので今後そうした部分が出来上がってくればもっとスペンスも生きるはず。それこそCLで左ウイングした時に良かった仕掛けはそのままプレミアリーグでやっても通用しないものだったが、それもパスの選択肢がチラついた上ならもう少し効果があると思う。サイドバックの選手のドリブルとしては十分なレベルにあるのだから。

移籍:★☆☆:残留濃厚

 噂がないことはないが、左右できるバックアッパーはいてくれるとありがたい。聞こえてくる移籍の話もステップアップといえるかどうかは微妙なのでそこまで本人も惹かれないんじゃないかな。

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