[PL]第8節 トッテナム・ホットスパー vs ボーンマス

2017-2018 プレミアリーグ 第8節

Tottenham Hotspur 1 – 0 Bournemouth

Stadium:ウェンブリー・スタジアム

得点
47分:クリスティアン・エリクセン(spurs)

トッテナム・ホットスパー
ロリス、トリッピアー、アルデルヴァイレルト、サンチェス、フェルトンゲン、ダイアー 、ウィンクス、エリクセン、アリ(89’エンクドゥ)、ソン(75’シソコ)、ケイン(85’ジョレンテ)
sub:フォルム、フォイス、オーリエ、ウォーカー=ピータース

ボーンマス
ベゴヴィッチ、スミス(75’イベ)、フランシス、スティーブ・クック、アケ、ダニエルズ、ゴスリング、スルマン、ルイス・クック(83’ムセ)、スタニスラス(75’デフォー)、キング
sub:ボルツ、プー、アーター、アフォベ

ポゼッションは高いものの、決定機を作り出すまでには至らず、なかなか苦しい展開でしたが、なんとか3ポイント勝ち取れました。
ホームでのリーグ戦、やっと初勝利です。

ウェンブリーでの通算成績:5勝3分8敗

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ボーンマスのプラン通りの展開に

5バックを採用し、まずは守備からという姿勢を明確に打ち出してきたアウェーのボーンマス
プレビューでキング欠場と書きましたが、すみません、先発です。

前線から行けそうな時はガンガンプレスかけてきますが、徐々にスパーズがポゼッションを高めると、潔く引いて守りを固めてきました。
しかし、あからさまにカウンター狙いというわけでもないようで、奪ったらしっかりつないでビルドアップしてきます。慌ててただ前に蹴るというシーンは試合を通じてもほとんどなかったのではないでしょうか。
そのためうちのハイプレスもそれなりにかわされていたし、決定機はボーンマスの方が多かった。後方でのパス回しの質は高いのですが、前線に入ってからのアイデアと正確性に乏しかったことに救われました。後半途中からデフォーが入り、キングと2トップの形になってからは強い場面がいくつかあった。もう少し早くから出てきていたら結果は違ってたかもしれません。

毎試合チェックしているわけではないけど、良いチームですねボーンマス
少なくともやりたいことが明確で、意思統一はできている。あとは最後の精度の部分だけだと思うし、19位のチームとは思えませんでした。優勝争いをするようなチームでなくとも自らの形を持っているチームには好感を持てます。
今年も最終的には残留してくれるとプレミアリーグは面白くなると思いました。

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いくつかの選手の出来栄えに疑問符

なんにせよ、苦しい展開で勝ち切れたことは評価できるところ。
優位に進めていながら追加点が取れず、終盤の一発に泣くというのはトッテナムにかかわらずサッカー界のあるある
得点を奪った後半もその他のチャンスはあまり作れていなかったので危ない匂いのする展開でした。

まずはケイン。
チャンスあったのに決めきれていませんでした。前線で起点になることもこの日は少なく、やや体が重そうな印象を受けます。ジョレンテを入れるならもう少し早くてもよかったと思います。ただこの展開の中でケインを下げるのが難しいのもわかるのでこれは結果論ですかね。
9月にあれだけ得点を量産し、10月の代表戦でも点を取っていたので大きな心配はいらないでしょう。たまにはこんな日もあります。

次にソン
スペースが少なく得意の突破もほとんど見られなかった。特に前半は消えていて裏に抜け出して相手を引っ張る役割もこなせていない。後半に2トップ気味な形になり、両サイド自由に動けるようになってからは良くなり、エリクセンのゴールにも絡みましたが全体的にはあまり怖さのあるプレーはありませんでした。
変わって入ってきたシソコが豪快な突破を見せるなどコンディションの良さを見せていたので去年のギラギラ感を多少取り戻してもらいたいです。

それからウィンクス
チーム全体での約束事もあるのでしょうが、ウィンクスはボールに触ってリズムを生む選手だと思っています。ビルドアップ時にもっと絡んで欲しかった。いつも通りシンプルに捌き視野も広い、しかし出てくる頻度が少なすぎます。まだそんなに警戒されてマークが厳しいというわけではないはずなのに、ボールを出しにくいところにいることが多い。言ってしまえばポジショニングが悪い。パス&ゴーの動きも見せるけど、画面から見ててもそこには出せないor出しても次がないと思えるようなランニングでした。致命的に悪いわけではないけれど、ウィンクスにはもっと要求したい。このままではデンベレ、ワニャマが帰ってきてから間違いなくベンチウォーマーに逆戻りだ。

もっとも問題なのはアリ
チームとして結果が出ているので目立っていませんが、ここのところずっと良くない。随所にらしさは見せるのだけど安定感がなくなっている。不用意なボールロストが多すぎるのです。パスも乱れがちだし、軽い仕掛けでボールをさらわれる機会も増えました。足先だけでボールに向かって行く時も多くてボールが収まらない。前まではうまくいっていないとイライラすることが多くてそれは良くなかったけれど、それすらもなくなってどうも全体的に気持ちがこもっていないように見えますね。ポチェッティーノがどう評価しているのかはわからないけど、基本的にアリは途中交代の対象になりません。戦えていないと思ったらたまには変えてしまうのも手かと思います。王様はチームにいりません。

次はミッドウィークにチャンピオンズリーグのレアル・マドリー
敵地サンチャゴ・ベルナベウでの戦いなら否が応でもテンションが上がるでしょう。
リアルタイムには見られないけど、好ゲームを期待しましょう。

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