[PL]第11節 トッテナム・ホットスパー vs クリスタル・パレス

2017-2018 プレミアリーグ 第11節

Tottenham Hotspur 1 – 0 Crystal Palace

Stadium:ウェンブリー・スタジアム

得点
64分:ソン・フンミン(Spurs)

トッテナム・ホットスパー
ガッサニーガ、サンチェス、ダイアー、フェルトンゲン、オーリエ 、エリクセン、ウィンクス(46’デンベレ)、シソコ、ローズ(92’デイビス)、ケイン(77’ジョレンテ)、ソン
sub:ホワイトマン、トリッピアー、フォイス、エンクドゥ

クリスタル・パレス
スペローニ、フォス=メンサー、ダン、ママドゥ・サコ、ウォード(76’バカリ・サコ)、ロフタス=チーク、ミリボイェヴィッチ、カバイェ、シュラップ、ザハ、タウンゼント
sub:ヘネシー、トムキンス、スアレ、リーデヴァルト、マッカーサー、パンチョン

守るパレスと攻めるスパーズでしたが、やはりモチベーションは上がりきらず、辛勝です。

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MOMはガッサニーガに

序盤こそパレスは攻めに来ましたが、すぐに引いて守備第一の構え。いかんせん得点力のないパレスなので失点は致命的です。試合を通じて攻撃はザハの個人技に頼り切るスタイルでしたが、それはなかなか効果的、実際のところ得点のチャンスはクリスタル・パレスの方が多かったのではないでしょうか。

前半からスピードの上がらないスパーズの中で一人気を吐いていたのはプレミアリーグデビューとなったアルゼンチン人の25歳、パウロ・ガッサニーガでした。ロリスとフォルムが同時に離脱した結果、本来シーズン一度も出番のない可能性だって小さくない第三ゴールキーパーに出番が回ってきた次第
この日唯一のゴールを決めたのはソン・フンミンですが、試合を分けたのはガッサニーガのセーブでした。コーナーキックからのダンのヘディングが二本と、タウンゼントの単独突破が一つ。どれも簡単なセーブではありません。前日にスタメンであることを知らされたと言うガッサニーガですが、大きな仕事をしてくれました。
飛び出しのタイミングには改善の余地もあり、すぐには序列が上がることはないと思いますが、セービングや足元の技術は高いものがありました。
キーパーにとって大切なのは、安定感と継続性です。スーパーセーブもするけどミスも多い選手より、それなりのプレーを毎試合見せてくれる選手の方が好まれる傾向にあります。続けられれば今後もチャンスは巡ってくるでしょう。

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難しい試合をものにできる力

試合前から思っていた通り、テンションの高い試合にはなりませんでした。特に前半は2トップのケインやソンにほとんどボールが行かず、回しはするものの決定機は作れません。やはり強豪との連戦の間にある試合は気持ちの持っていき方が難しいようです。

ダニー・ローズが10ヶ月ぶりのリーグ戦になりました。負傷前の状態にはまだほど遠いようですが、らしいプレーもいくつか見られたのは朗報です。デイビスとのポジション争いにまずは勝つ必要がありますね。
それからゴールを決めたソンは大先輩パク・チソンを抜いて、アジア人のプレミアリーグ最多得点記録を更新しました。この日のシュートもボールを拾ってからの早い振りで絶妙なコースを射抜いたもの。両足であれだけのシュートが放てるアジア人はめったに現れない。

後半には2トップも引き気味にボールを受けるようになり、パスワークにもスピード感が出てきました。先制ゴールがもう少し遅い時間であれば焦りだしてしまうような展開でした。欲を言えば得点の後2度もあったソンとキーパーの一対一のどちらかを決めていればもっと楽な流れだったでしょう。ポチェッティーノにしては珍しく、早めにケインを下げることもできたし、両サイドバックとソンとジョレンテにある程度の時間を与えられたのは良かったです。もちろん失点していたらケインを下げたことを後悔したかもしれないけど。

去年のこの時期は引き分けが多く、結果的に最後に響くことになりました。プレミアリーグに簡単な試合はありません。それがここまで3得点しか挙げられていない最下位のチームであっても。シーズンを通じれば良い試合も悪い試合もありますし、この試合は悪い試合でしたがそれでも勝てるようになっています。きっとこの積み重ねが報われる時が来ると信じて結果にこだわっていきましょう。

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