[FA]準決勝 マンチェスター・ユナイテッド vs トッテナム・ホットスパー

2017-2018 FAカップ 準決勝

Manchester United 2 – 1 Tottenham Hotspur

Stadium:ウェンブリー・スタジアム

得点
11分:デル・アリ(Spurs)
24分:アレクシス・サンチェス(United)
62分:アンデル・エレーラ(United)

トッテナム・ホットスパー
フォルム、トリッピアー、D・サンチェス、フェルトンゲン、デイビス(68’モウラ)、エリクセン、ダイアー、アリ、デンベレ(78’ワニャマ)、ソン(86’ラメラ)、ケイン
sub:ロリス、アルデルヴァイレルト、オーリエ、シソコ

マンチェスター・ユナイテッド
デ=ヘア、バレンシア(80’ダルミアン)、ジョーンズ、スモーリング、ヤング、エレーラ、ポグバ、マティッチ、リンガード(83’ラッシュフォード)、ルカク、A・サンチェス(96’フェライニ)
sub:ペレイラ、リンデロフ、マタ、マルシャル

1日経っても引きずってしまう逆転負け
準決勝にて8連敗となりました。

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再び夢破れる準決勝

ウェンブリー・スタジアムの雰囲気は今シーズン一番に高揚していました。両チームのサポーターが大きな声を出し続けていて、テレビで見ている我々も少し解説の声が聞き取りにくいほど。試合もそれに答え、緊張の糸が張り詰める好ゲームでした。

ポゼッションは60:40でトッテナムがボールを握る展開でした。それは戦前から想定できたことで、もちろんユナイテッドも織り込み済み。左のサンチェスとポグバを中心に早い攻撃を仕掛けてきます。ユナイテッドは特にこの二人の存在が大きくて、サンチェスはボールを持つと簡単には奪われないうまさがある。守備面ではピッチ上の誰よりも気持ちを込めて追いかけていた。こうして目に見える気持ちのあるプレーはチーム全体にも伝染します。ポグバもボールサイドによればうまさと強さを見せつけらけます。同点弾は確かにデンベレが軽率だったとも言えますが、あんなにあっさり奪われたのは相手がポグバだったからだったと思っています。

逆転を許してからのユナイテッドの戦いはモウリーニョの真骨頂。しっかりとブロックを作られるとスパーズはほぼ何もできない。決定的な場面を作る前にボールを奪われ、前のルカクにボールを投げて、手数をかけずにゴール前まで運んでいく。そうすることでうちの攻撃はまた最終ラインからになるし、カウンターに持ち込もうにも後方に人数を残すユナイテッドはリスク管理もしっかりしている。慣れないパワープレーに持ち込んでも崩せそうな気配はありませんでした・・・

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来年に以降に希望はあるか

またしてもシーズンを無冠で終えることが確定しました。この2、3年は優勝争いに絡むようになり始め、そろそろタイトル獲得も見えてきたと言われていますが、決勝戦にたどり着くことさえできていないのが実情です。

昨年後半にタイトル獲得を目指したいと移籍を決めてしまったカイル・ウォーカーはわずか一年でその目標を叶えることになりました。スパーズにはもっと上のクラブ達が狙っていると言われる選手が数多くいて、留めるためには結果が必要だと言われています。皆代役を簡単に見つけられるほどの選手ではなく、一人抜けたらそれが連鎖することもありえます。今年は取れなくても来年はいけるぞ、そう思わせられる要素が見えなければともに戦うことは叶わないでしょう。

今年はスタジアムが変わったから、簡単なシーズンにならないことはわかっていました。でもそれは新スタジアムが出来上がる来シーズンも同じこと。2シーズン連続の準決勝敗退が良くないイメージを残してしまってもおかしくないでしょう。

今シーズンは残り4試合となりました。まだ4位以内が確定したわけでもない。チャンピオンズリーグ出場権獲得は至上命題となりました。我々は未来を信じて応援を続けるだけです。

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