[PL]第37節 トッテナム・ホットスパー vs バーンリー

2021-2022 プレミアリーグ 第37節

Tottenham Hotspur 1 – 0 Burnley 

Stadium:トッテナム・ホットスパー・スタジアム
通算戦歴:57勝22敗7分(勝率:66%)  

得点
45+8分:ハリー・ケイン(Spurs)

トッテナム・ホットスパー
FW ソン、ケイン、モウラ(79’クルゼフスキ)
MF セセニョン、ホイビュア、ベンタンクール、エメルソン(90’ロドン)
DF デイビス、ダイアー、サンチェス
GK ロリス
sub:ゴッリーニ、オースティン、ウィンクス、ホワイト、グレイグ、スカーレット、ベルフワイン

バーンリー
FW コルネ、バーンズ(78’ヴェグホルスト)
MF ブラウンヒル、コーク、マクニール
DF テイラー、ロング、コリンズ、ロウトン(78’レノン)、ロバーツ
GK ポープ
sub:ヘネシー、バーズリー、トーマス、ドッジソン、マンチーニ、コステロエ、マクグリン

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いやはや首の皮一枚よ

 チームよって少し違うが、残り2、3節を残してプレミアリーグの盛り上がりは最高潮に達している。リーグ優勝はシティとリヴァプールが、CL権はチェルシー、アーセナル、スパーズが、そして残留はエヴァートン、リーズ、バーンリーが最後まで戦う様相だ。

 どちらも大きなものがかかっている負けられない試合、勝点3が欲しいスパーズと1ポイントでも積んでおきたいバーンリーの思惑が噛み合った予想しやすい展開で前半は進む。ディフェンスラインの5枚を並べ、横の枚数を合わせる。中盤の3枚は無理にサイドには出て行かずに中央に厚みを持たせる。完全に引いて守るスタンスだが、正直今のスパーズと対峙する際の最適解と言えるかもしれない。

 案の定、スパーズは苦戦した。とはいえ本当に悪い負け方をする時のように、気の抜けた試合の入りではなかった。ようやく尻に火が付いたらしく、インテンシティは高く、シュートの意識もこれまで以上だった。

 しかしいつも通り、割り切って引いてくる相手にわかりやすく苦戦した。パスは回るけども危険なところに踏み込めない。解説でも指摘があったが、サイドを広く使う選手配置の割に、サイドの深い位置まで運べない。それでも何度か出来ていたのはセセニョンが味方と連動して左を抉った時と右のモウラの個人技だった。

 相変わらずチームの一員感の薄いままのモウラだけど、今日は存在感がある方だった。バーンリーがだいぶ下がるので、いつもは中盤の選手に対してだけドリブルしているモウラがサイドバックに仕掛けている場面が多く作れた。あそこまで入って仕掛けるなら、奪われてもカウンターを喰らうリスクは少ない。単調なパスと苦しいミドルシュートだけになりがちな攻撃の中で、良いアクセントになっていた。クルゼフスキとの序列に影響があるかと言われれば後ろ向きだけどね。

 左はセセニョンが頑張っていた。試合に出るごとに自信を深めているのをひしひしと感じる。1ヶ月くらい前までは、ボールを受けてもまずは後ろか横だったのに対して、内側にドリブルで運んだり、裏を取るようなランニングをしたりとプレーの幅も増してきた。今日もポープが信じられないようなセーブをしなければアシストを記録できたはずだ。

 前半のうちに幸運なPKで先制したため、後半は前に出てきたバーンリーに苦しんだ。一転して受けに回る展開になり、押し戻すことができない。流石に中2日はきついかな。よく守り切ったと言っていいと思う。決してスパーズの面々は悪くなかったよ。

 結果だけが必要な試合で貴重な勝点を奪った。これで暫定4位に浮上、アーセナルにプレッシャーをかけられた。あとはニューカッスルを応援するのみ。自分たちに出来ることは、ノリッジ戦に向けてまた準備をすることだけだ。

2021-2022シーズン 試合結果一覧

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