[PL]第1節 トッテナム・ホットスパー vs サウサンプトン

2022-2023 プレミアリーグ 第1節

Tottenham Hotspur 4 – 1 Southampton 

Stadium:トッテナム・ホットスパー・スタジアム
通算戦歴:58勝22敗7分(勝率:67%)  

得点
12分:ジェームズ・ウォード=プラウズ(Saints)
21分:ライアン・セセニョン(Spurs)
31分:エリック・ダイアー(Spurs)
61分:モハメド・サリス(OG)(Spurs)
63分:デヤン・クルゼフスキ(Spurs)

トッテナム・ホットスパー
FW ソン、ケイン、クルゼフスキ(86’モウラ)
MF セセニョン(66’ペリシッチ)、ホイビュア、ベンタンクール(86’ビスマ)、エメルソン(86’ドハーティ)
DF デイビス(86’ラングレ)、ダイアー、ロメロ
GK ロリス
sub:フォースター、サンチェス、スペンス、ヒル

サウサンプトン
FW アリボ、A・アームストロング(46’S・アームストロング)
MF ジェネポ(72’ペロー)、ロメウ、ラヴィア、ウォード=プラウズ、ウォーカー=ピータース(92’レドモンド)
DF ベドナレク、サリス、バレリー(46’スティーブンス)
GK バズヌ
sub:マッカーシー、コチャップ、アダムス、エルユノシ

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完璧な開幕戦

 過去最大の期待を背負って2022-2023シーズンが始まる。スパーズはホーム戦から、相手はサウサンプトンだ。

 6人を補強したがスタメンは去年から在籍している選手だけで構成された。出場停止のリシャルリソン以外はベンチに入っている。サウサンプトンは新加入からアリボとラヴィアという選手は先発してきた。去年一番怖かったブロヤがチェルシーに戻ったこともあり、並んでいる名前を見ても怖さが減ったような・・・

 しかし立ち上がりはサウサンプトン。というかスパーズは相変わらず試合の入りに失敗しすぎ。セインツの勢いのあるプレッシングに苦しんで、ボールを奪っても繋ぎきれずに奪い返される流れを断ち切ることができないまま、開始10分で早くも失点を喫した。いやほんとこの失点までの時間帯は気合が空回りしたままのまずい試合になるんじゃないかと思っていたよ。

 こんなに早い段階で失点したにもかかわらず、この展開はスパーズサポーターにまず火をつけた。一段と声量が大きくなり選手を後押しする。今年の期待感の表れに見える。まあ聖者の行進が応援歌なのは同じなのでセインツのサポーターの声も混じっていたのかもしれないけどね。

 あまりに上手く行ったセインツは先制したことでやや慎重になった。プレスが控えめになってしまいスパーズがリズムを掴む。まだ1試合見ただけなので確実じゃないけど、いくつか去年との違いが見られたように思う。

 まずケインの起点ありきの攻撃から脱却しようと、今まで以上にボランチはボールに触れようとするし、ソンとクルゼフスキがどんどん顔を出してくる。まあ結局はケインが下がりだしてからいい攻撃が生まれていたので今は挑戦中なのかも。

 それから最終ラインからの対角線のミドルパスが増えた。特にロメロとダイアーは裏を一発で取るようなパスを多く出すようになっている。これは出してだけでなく受けての意識改善もある。ソンだけでなくセセニョン、クルゼフスキ、エメルソンも良くボールを呼び込んでいた。デイビスは斜めにさすグラウンダーのパスが上手いから今のままでもいいのかも。

 何より大きな変化だったのは、サイド攻撃の際に反対サイドのウイングバックがクロスに飛び込めるようになったことだ。セセニョンの一点目がまさにそうなんだけど、他の場面でもクロスを送るときは高確率で逆サイドのWBが入ってきていた。コンテ就任以降ずっとこれをやりたかったんだろうが、プレシーズンを経てやっと形になってきた。今日はセセニョンが1ゴール、エメルソンが1アシストに1オウンゴール誘発だ。4点も取ってケインとソンが0ゴールなのはとても好材料だなあ。

 立ち上がりにこそ課題はあれど、失点以降のゲーム運びは盤石だった。リードしてなお強度を落とさない姿勢は上を目指すなら必ず必要になってくるもの。コンテが慎重すぎて交代は遅めだったが、ペリシッチ、ビスマ、ラングレの3人がまずはスパーズデビューを飾った。次節にはリシャルリソンも出番をもらえるはず。文句のない開幕戦だったと言って良い。この記事執筆時点で暫定首位。ありがたやありがたや。

2022-2023シーズン 試合結果一覧

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