[PL]第17節 ブレントフォード vs トッテナム・ホットスパー

2022-2023 プレミアリーグ 第17節

Brentford 2 – 2 Tottenham Hotspur 

Stadium:ブレントフォード・コミュニティ・スタジアム  

得点
15分:ビタリ・ヤネルト(Bees)
54分:イバン・トニー(Bees)
65分:ハリー・ケイン(Spurs)
71分:ピエール・エミール・ホイビュア(Spurs)

トッテナム・ホットスパー
FW ソン、ケイン、クルゼフスキ
MF ペリシッチ、ホイビュア、ビスマ、ドハーティ
DF ラングレ(95’デイビス)、ダイアー、タンガンガ(67’サンチェス)
GK フォースター
sub:ロリス、エメルソン、セセニョン、スキップ、サール、ホワイト、ヒル

ブレントフォード
FW トニー、エンベウモ(82’ダシウバ)
MF ヘンリー、ヤネルト、ノアゴー(82’ビッセ)、イェンセン(68’ゴドス)、ラスムッセン
DF ミー、ピノック、ヨルゲンセン
GK ラジャ
sub:コックス、グッド、ヤンソン、カノス、ポッター、ダムスゴーア

Spurs is Back

 待ち侘びたプレミアリーグはこの試合が最初の1戦になる。互いにワールドカップで見た名前がチラホラといるスタメンだ。ラ・リーガ3位のソシエダからワールドカップに向かったのは久保建英だけだというのだから、プレミアのレベルがよくわかる。

 先発の入れ替わりで見ると、タンガンガの久しぶりのスタメンが目立つ。ロメロの不在とデイビスの負傷明けが理由だろうが、サンチェスより序列が上だったとは思わなかった。いや、もしかするとどっちもさほど大差なくて、冬の市場に向けたお披露目的な意味もあったのかもしれないけど。

 あまりに久しぶりだったからそりゃ完璧は難しいだろうと優しい気持ちは持っておきたい。6番目のセンターバックとしてはこんなものかな、とも思う。厳しくタフな守備というものを間違って解釈しているようで、遅れて体をぶつけてはファールを与えるその繰り返しだった。およそ3年前にデビューしたあの頃なら許されるけど、もう少し奪い方を磨かないと苦しいかな。失格の烙印を1試合で下すつもりはないけどね。

 さてそんなことよりも、変わらぬ低調な立ち上がりが大問題だ。なんとこれで9試合連続で先制されたらしい。よく毎度毎度巻き返しているものだと感心したくもなるが、しちゃいけない。もはやエキサイティングよりストレスが勝つ。特に今日の2失点はいずれも酷かった。

 前半は例のごとく気合の入らない時間を過ごし、切り替えと球際で戦えていないのでボールが奪えない繋げない。ボールを持たされると出しどころがなくなり行き詰まりカウンターを食らう。何をしたいのか見えてこないまま、あまりにも簡単に失点した。

 そして今季最低の失点候補にノミネートが決まった二つ目。ダイアーの理解不能なミスで何もないところから相手にコーナーキックをプレゼントし、そのコーナーキックではチーム全体が無気力なままあっさりと決められた。あの一連の時間は本当に不可解だった。正直、こっちの心が折れた。いやこの展開にも慣れたはずだったんですけどね。40日空いて忘れていましたわ。This is the Spurs! お見それしました。

 それでも追いつけちゃう反骨心はすごいのだけど、点が取れたわけもよくわからなかった。見返して分析をしたわけではないが、ケインが1点を返すまでの時間で得点が生まれそうな雰囲気はなかったと思う。連携した崩しみたいなものはドハーティとクルゼフスキの間にしかなく、あとは単発のクロスとソンの打ち損ないのミドルだけ。もうちょっと形が欲しい。右サイドの2人が頑張っていたように、ペナルティエリアの角を攻略するプレーをチームとして狙えるようになりたい。今のあの崩しはクルゼフスキに依存しすぎているから。

 ソンのプレーは擁護したい部分がある。韓国代表でのプレーでもエゴイスティックに自分で仕掛けてはシュートを狙うばかりの場面が目立っているけど、あれはフェイスガードのせいで周囲の選手を把握するのが難しいからじゃないかと思っている。キックが当たらないのもそのせいだろう。改めて、アレをつけたまま評価を爆上げしたグヴァルディオルは半端じゃない。

 愚痴ばかりの年内最終戦になってしまったけど、一応暫定では4位のまま年を跨げるみたいですね。今年も一年お疲れ様でした。読んでくれてありがとう。例年に増してサッカーを見まくっていた年だった気がします。1月に入れば移籍市場もまた開くし、試合も日本時間の元日からございます。寒い日が続いていますので体調には気をつけて良いお年をお迎えください。

2022-2023シーズン 試合結果一覧

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