2026-2027 カラバオカップ 3回戦
Liverpool 3 – 1 Tottenham Hotspur
Stadium:アンフィールド
得点
21分:アレクシス・マクアリスター(Reds)
54分:コーディ・ガクポ(Reds)
69分:コナー・ギャラガー(Spurs)
91分:ドミニク・ソボスライ(Reds)
トッテナム・ホットスパー
FW テル(85’ソランケ)、マルムシュ、クドゥス(75’サヴィオ)
MF ベリヴァル、ベンタンクール(57’フェルナンデス)、ギャラガー(75’マディソン)
DF ウドギ(57’ロバートソン)、セネシ、アダラバイヨ、グレイ
GK ドゥブラフカ
sub:キンスキー、ファンヘッケ、ファンデフェン、デイビス
リヴァプール
FW ガクポ、クーマス(86’イサク)、エングモア(72’バルコラ)
MF ニョーニ(62’フラーフェンベルフ)、マコーネル(62’ソボスライ)、マクアリスター
DF ケルケズ、ゴメス(46’ジャケ)、アラウホ、フリンポン
GK ママルダシュビリ
sub:アリソン、チェンバース、遠藤、ムニョス
されど、あと少し
ヨーロッパの大会への出場権のない今シーズン、出来るだけ試合数を確保するためにもカップ戦の勝ち上がりは貴重なものだ。2回戦では珍しく下部リーグを相手に快勝を収め意気揚々と3回戦でリヴァプールを引き当てるあたり流石のくじ運ですわな。ちなみに勝ち上がっても次はチェルシーだったようです。これが戦績の充実している優勝を目指すシーズンだったらどうせ倒すんだからいつ当たっても同じじゃいと虚勢をはれるのですが、今は圧倒的に構築段階なのでね。試合後にデゼルビの言っていた今は不運なだけというのはもはや組み合わせからでした。
事前の宣言通りターンオーバーして臨んだスパーズ以上にリヴァプールはなんだこれというメンツだ。不勉強なだけならすみません。聞いたことのない若者が2人もいます。聞いたことあるそれより若いのも2人います。思うにこれ、リヴァプールは負けても御の字という采配だったのではなかろうか。外から見ても今年のリヴァプールにはチャンピオンズリーグを含めた4大会を戦い抜くだけの選手層はなさそう。いかに不調のスパーズの控えが相手といえど、勝ちに行くには心許ないメンバーでしょう。さもなければ相当舐められているか。負けたので言えることはもうありません。
今シーズンの勝てなかった5試合のうち、勝てそうもなかったのって開幕戦のブレントフォード戦くらいじゃなかったですか。あとはどの試合にも自分たちが主導権を握る良い時間があって、それなのに点が取れなくてという試合ばっかりです。勝てそうなのに負けた試合なんてここ2年はほぼなかったのに。だからこそ次こそはと思って立ち上がれる。今日もそんな場面はあった。まだまだこんなものでは折れないくらいに心は鍛えられてきたつもりだよ。
昨シーズンまで全く出来なかったビルドアップは、今やさほど問題ではなくなってきている。ヒヤヒヤする場面はデゼルビ流の当然のスパイスなので気にすることはありません。今シーズンの問題点は運んだ先でどう攻撃を完結させるかというところ。前線がどう動いたら良いかまだわかっていなさそうな1、2試合目に比べると着実に進歩はしている。
スリートップがただ開いて待っているだけのところから、ワントップが降りて起点を作るようになり、次にウイングが絞ったり裏に走ったりするようになった。押し込んでもペナルティエリアの外で回すだけで困っていた時から、サイドバックや中盤の選手がサポートをして連携もどきが増えてきた。そして今日は中央に人数が足りなくなるアンバランスな状態が解消され、サイドを攻略して決定機を作ることができた。そうですよ皆さん、これまでは到達することの出来なかった決定機の創出まで我々は到達したのです。念願の得点まではもう目前です。
改善は個々の選手にも見て取れる。前節の終わりに公開説教を受けてていたテルはちゃんと言われた課題に向き合っている。球離れを良くして味方を使おうという意識は増えていたし、サイドで待つだけでなく中央や右に流れて裏に走ろうというシーンもあった。いずれも仲間の方がテルがそんなことをすると思っていないせいで噛み合ってはいなかったが、良い傾向だと思う。今日の失敗はいずれも次に繋がる失敗だった。
課題パートに入ります。ただ今日は控えメンバー中心だったこともあり、チーム全体としてこれが問題だというのはあまり浮かばなかった。なのですみませんが個別の反省会になります。まずは君だ、コナー・ギャラガー。
フェルナンデスが出ていてもギャラガーが出ていても、上がっていく右サイドバックのカバーをする動きはあるから決まり事ではあるんだろうが、それにしてもギャラガーは攻撃のタスクから逃げすぎている。ボールを奪うためには必死で走るのに、いざマイボールになると相手の影に隠れるようなポジショニングをして自分のところには回ってこないようにしている。俺がなんとかするからボールを寄越せとは微塵も思っていなかった。ゴールを奪ったのもそれに繋がるコーナーキックを取ったのもギャラガーだったが、あの時もマルムシュが切れ込んできた時に予想外に自分にボールが来ちゃって、右の選手にボールを放りたいけど出来ないからヤケクソで打ったように見えた。まあ半分は言いがかりですが、後半に出てきたマディソンが回復途中であれだけ出来るとなるとこのポジションでのギャラガーは厳しくなるよ。しかもベリヴァルがだいぶ良かっただけに3列目でも序列は低い。引き出しを増やせるように挑戦していこう。
あと悪かったというのは酷だと思うけど、このレベルが相手になるとグレイのサイドバックは守備力が足りないよね。あれだけわかりきっているガクポのカットインから2点が生まれてしまったのはよろしくない。あとグレイは関係ないけど、ソボスライのミドルもそう。プレミア中が知っているリヴァプールの得意技を簡単に出させちゃそりゃ勝てないって。少なくとも冬までは右サイドバックを増やすことは出来ないし、グレイの成長に期待するしかないんだけどね。
チームとしての課題を一つ思いつきました。さっき攻撃は良くなってきたという話はしたんだけど、イマイチ意思疎通が出来ていないなと思うことがあった。裏に抜けようとする選手がいる時はそこにパスが出てこないし、中盤の選手で押し込んで前線に動きが欲しい時は裏に走る選手がいないという場面が多すぎる。マディソンがマルムシュを走らせるアウトサイドキックを見せてくれたけど、あれもマルムシュは裏に走っていたわけじゃなくてパスに走らされたプレーだった。最初はそんなのでも良いから周りを動かす要求をするのはありかもしれない。テルがサイドでボールを持って、斜め前の誰もいないところにパスを出してゴールラインを割ったシーンがテルのミスのようにクローズアップされるけど、あれはギャラガーが走るべきだったと思うよ。走らないのならギャラガーがあそこに立っている意味ないもの。出し手はここに走って欲しいというパスを出す、受け手は走り抜けた上で出さなかった味方に要求する。そうして少しずつ擦り合わせていこう。
開幕からここまで、毎試合良くなっているぞとお伝えしてきましたが、さすがにそろそろ勝利が欲しい。今年は9月と10月のインターナショナルマッチウィークは併合されたようなので、今週末の試合から3週間ほど次は待たされることになる。初勝利が10月半ばになるのは遠い・・・。そんな9月の最終戦は未勝利仲間のアストン・ヴィラ。序盤戦期待はずれダービーを制して、上向きな雰囲気を中断期間に持ち込もう。