[PL]第36節 トッテナム・ホットスパー vs リーズ・ユナイテッド

2025-2026 プレミアリーグ 第36節

Tottenham Hotspur 1 – 1 Leeds United

Stadium:トッテナム・ホットスパー・スタジアム
通算戦歴:108勝54敗19分(勝率:61%)    

得点
50分:マティス・テル(Spurs)
74分:ドミニク・キャルバート・ルーウィン(Peacocks)

トッテナム・ホットスパー
FW テル(85’マディソン)、リシャルリソン、コロムアニ
MF ベンタンクール(81’ベリヴァル)、ギャラガー、パリーニャ
DF ウドギ(85’スペンス)、ファンデフェン、ダンソ、ポロ
GK キンスキー
sub:オースティン、ドラグシン、ソウザ、ビスマ、グレイ、サール

リーズ・ユナイテッド
FW アーロンソン(63’ヌメチャ)、ルーウィン
MF ジャスティン、田中(93’ロングスタッフ)、アンパドゥ、シュタッハ、ジェームズ(63’ニョント)
DF ストライク(56’ボルナウ)、ロドン、ビヨル
GK ダーロウ
sub:ベリ、バイラム、リノウ、チャドィック、ピロー

最後まで決まらなそうだ

 先立って行われたアーセナルvsウェストハムというどういう結果になって欲しいのかわからない1戦をアーセナルが制したことにより、キックオフを前にしてリーズの残留が確定した。もうこれで正真正銘、ウェストハムとの一騎打ちである。昔から残留争いをしているチームは怖いとうっすら思っていたが、今季は特にそうかもしれない。

 先発の変更はなく、いい流れの継続路線でこのまま行こうと試合に入ったが、どうもやっぱり波はある。リーズの調子の良さとヴィラとは違うスリーバックだったことでプレスの掛け方に迷ってしまったのかもしれないが、前からの距離の詰めかたには迷いがみられた。あとこれはちょくちょく行っていることではあるが、リシャルリソンは気合の入っている日と集中力のない日の差が大きすぎる。気迫に溢れたプレーで称賛された次の試合はトラップもろくに出来ないような選手になってしまうことが多くて困る。今はもう他に選択肢がないから起用されているけど、自分の機嫌くらい自分でなんとかして欲しいものだ。

 そういえばデゼルビに変わってどのくらい経ちましたかね、まだ4試合目くらいだったと思うけど、なんかもうボールの持ちかたがデゼルビのチームになってきていて凄い。後ろが相手を誘うようにボールを持つところがかつて見ていたブライトンすぎる。流石にまだセンターバックからの縦パス一本でチーム全体にスイッチが入って擬似カウンター発動、というまでの連携は出来上がっていないので基本的にはロングボールになっちゃうんだけど、いつの間にかビルドアップの不安定さが大きく解消されている。キンスキーの存在も大きいんだろうけどそれにしてもみんなちゃんとボールを持つようになっていてあたしゃ驚きだよ。

 ちょっと今日は短めにしようと思っているので、ここからはテルの話しかしません。積極的な仕掛けで相手を押し下げてチャンスを作ったかと思えば、内側を走ってくれるウドギのフリーランは一度も使わずにサポーターをやきもきとさせ、ビューティフルゴールで希望を見せてくれたかと思えば醜いオーバーヘッドでPKを献上する。あまりにも劇団マティス・テルは心臓に悪い。テルを使う良い部分も悪い部分も全部出たような試合だった。言ってしまえば今シーズン、テルをもっと使えよというサポーターにとっても頑なに序列を下げてきた各監督の思いもどちらも説得力を補強できるような内容だった。

 ここもリシャルリソンと同じでもう他に選択肢がないのでテルで行くしかないのですが、あまりにも敵陣のテルと自陣のテルの評価が真反対すぎるのです。相手陣内では誰よりも勇気を責任感を持って頼もしい選手に見える一方で自陣では不安定すぎて怖い。あのPK献上だけでなく謎のセンタリングをダンソにカバーしてもらう危ない場面もあったからね、しかもあれ前も同じようなので失点してる。若いから経験だということも出来るけど今のチームの置かれている状況だとそうも言っていられないよなと思う。相手陣内でドリブルを仕掛けてカウンターを受けたとか、横パスを出せば決定機だったのに無理やりシュートに行って外してしまうとか、そんなのは良い。でも自陣で相手の決定機を創出してしまうパスやファールはダメだよ。テルが諸刃の剣なのはわかっているけど、ああいう失点の危機がしょっちゅうあるならリスクの方が大きすぎる。サッカーはどうしても点を取る方が難しいスポーツだから。反省はしてもらいましょう。そして次もテルに託す。少なくとも今シーズンはそれしかない。

 テルの話だけと言ったものの、忘れていましたマディソンについて。いやあついについについに戻ってきた。今日はリードを奪ってから、ややチーム全体として受けに回ってしまっていた。そこであのPKで追いつかれてからはわかりやすくパニックに陥っていた。点を取りに行かなければいけないのはわかっているが、焦って視野が狭くなってみんながバタバタとしていた。そこでデゼルビの打った最後の手段。満を持してのジェームズ・マディソン。なんかこう自分でもよくわからないことを言うんですけど、ピッチに入ったマディソンって光を放っていたよね。ずっと目で追っちゃってたもん。輝きすぎていて。

 デゼルビが起用には慎重になっていただけあって、マディソン自体のキレは全然なかった。まだ50%か60%ってところじゃないかな。お得意のキックフェイントもなんか記憶にあるやつよりだいぶモッタリとしていた。それでもマディソンの投入は絶大な効果があった。パニック状態だった選手たちに落ち着きが戻り、さらには勇気まで注入された。冷静に周りが見られるようになり、ボールの中継地点としてマディソンがいてくれることで円滑にボールが動く。謎のロスタイム13分の表示も相まって、行けるぞと言う空気がトッテナム・ホットスパー・スタジアムに溢れた。話題になっているヌメチャのファールが取られていたら、この上ない復帰戦になったんだけどなあと思うとストーリーテラーとしては惜しいところではあるが、それは残りの2試合に期待しましょうか。

 結局いつもと同じくらい喋ってしまった。時間がないのでもう行きます。ウェストハムとの差は2ポイントだが、得失点差は大きいので残留するための条件はわかりやすい。ウェストハム2勝ならスパーズも2勝。ウェストハムが1つでも負ければこちらはあと1ポイントで良い。有利ではある。しかし対戦相手を考えるとなんともいえない。まだまだ僕らはワールドカップのことを考えている余裕はなさそうだ。

2025-2026シーズン 試合結果一覧

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