[PL]第13節 トッテナム・ホットスパー vs ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン

2017-2018 プレミアリーグ 第13節

Tottenham Hotspur vs West Bromwich Albion

Stadium:ウェンブリー・スタジアム

得点
 4分:サロモン・ロンドン(Baggies)
74分:ハリー・ケイン(Spurs)

トッテナム・ホットスパー
ロリス、トリッピアー、サンチェス、フェルトンゲン(60’ジョレンテ)、デイビス、ダイアー、ウィンクス(60’デンベレ)、アリ、エリクセン、ソン、ケイン
sub:フォルム、フォイス、オーリエ、ウォーカー=ピータース、シソコ

ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン
フォスター、ニョム、ヘガジー、エバンズ、ギブス、フィリップス、リヴァモア、バリー(79’ヤコブ)、フィールド(67’マクリーン)、ロドリゲス(67’ロブソン=カヌ)、ロンドン
sub:マイヒル、マコリー、クリホヴィアク、バーク

ボールを保持し、攻め立てるも崩しきれず。序盤の失点が手痛く響きドローでした。

ウェンブリーでの通算成績:8勝4分9敗

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MOMはサロモン・ロンドン

ウェストブロムは4-4-2、トッテナムは3-5-2で試合はスタート
開始早々に中央でスローインを受けたアリのコントロールミスを元スパーズのジェイク・リヴァモアに掻っ攫われ、スルーパスを受けたロンドンがサンチェスの追走にあいながらもタイミングを外したシュートをゴール隅に流し込みました。ロリスも一歩も動けず。
アリは少し軽率でした。周りのサポートも薄かったかもしれませんが、オシャレにかわそうとする必要のある場面ではなかったと思います。サンチェスはよくロンドンに追いついたけど、ペナルティエリア内での守備はあれが限界です。シュートがうまかった。

楽になったウェストブロムは前線の2枚を残し、しっかり引いてスパーズにスペースを与えません。特にペナルティエリア中央に人を割いて、徹底的に跳ね返してきます。エヴァンス、バリー、リヴァモアあたりは無理に蹴り出すだけではなくプレスをいなして的確に味方につなぐ技術もありました。そして前線にボールを入れれば確実にロンドンが納めるので、どうしても深くに入られてしまう。ロンドン中心の攻撃も人数を無理にかけてこないので、奪った後も素早い攻撃につなげられないのが苦戦の要因です。終盤に明らかに疲れていてもロンドンはボールを収めて時間を作れるので非常に厄介な存在でした。

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崩すためには

スバースの攻撃のタクトを振るうのはウィンクスでした。守から攻への切り替え時には中央を素早く持ち上がり、左右に的確に配給しては攻撃の起点となります。サイドで詰まって攻撃を作り直す際も、いい位置にサポートに行けていてボールを受けては逆サイドに散らすという仕事を高い精度でこなせていました。シンプルなプレーの連続ですが、これがウィンクスの持ち味です。

前半30分あたりから形を変えて4-2-3-1に。ダイアーがボランチの位置に上がってくる。ボールはより回るようになり、この改善は良いのですが、なかなか決定機までは至らない今日の攻撃。いや最近の攻撃。可能性があったのはケインとソンの個人技からのシュートぐらいで共にドリブルからのミドルシュートです。スペースがないのはその通りだけど、ペナルティエリアに侵入する機会は本当に少なかった。ソンは良かったね。左に大きく開いてボールを受けては積極的に仕掛けていって相手に嫌がられていました。ゴールこそなかったものの、久しぶりにギラギラしたソンのプレーが見られました。

後半、ウィンクスに変えてデンベレを入れてからは一段とギアが上がります。いつものドリブルキープに加え、面白いように縦パスを通すのでチャンスが生まれだしました。この日のプレーはほとんどミスもなく、状態が上がってきていることを感じさせます。かなりの存在感でした。

試合を通じて相手を崩しきれない大きな理由はみんなボールを足元で受けたがること。裏を取ったり、走りながらスペースで受けるという意識が希薄なので、陣形がなかなか崩れない。足元で受けるということはディフェンスにとっても見えている相手の見えているところにボールが走るので守りやすく、たまにワンタッチで叩くときは意表をつけていましたが、そんな場面もごくわずか。スペースがない中でギリギリ足もとでボールをもらっても次の出しどころがなくて、時間がかかってやり直しばかりでした。

またもう一つの理由としてはウィングバックの位置が低すぎること。裏を狙わないと似ているけど。高めの位置は取っているのに常にサイドバックのプレッシャーを避けて低めでもらおうとするので、深い位置まで侵入できずにチャンスを作れていない。左ではソンが自ら仕掛けて抉っていくシーンが何度か見られましたが、それは他の選手も意識しなければいけない。ドリブルで行けないのならチームワークで崩す形も作っていかないと、サイド攻撃が無駄になるばかりで非常にもったいないです。

去年もこの時期の取りこぼしが痛い結末を招いたので、切り替えて次のレスター戦へ。

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