順位はさておき雰囲気は明るい。
それが継続できるのか。
火が付くにはまだ早いはずだが
8位から4位を狙う我々は既に危機感を持って戦っている。今年も優勝争いはほぼなくなり、熾烈なCL圏内を巡る戦いが繰り広げられる。もう一つの過酷な戦い、残留争いもそろそろ熱が入ってくる頃だ。
数字の上では大体のチームが可能性ありだが、現実的には16位ブライトン以下が濃厚だろう。下から2つはやや厳しい状況にあり、16位から18位が3ポイント差にいる。18位が今日の相手、フルハムだ。
シーズンの長い時間を降格圏内で過ごしているにも関わらず、未だスコット・パーカーが指揮を取り続けている。20位シェフィールドも監督を変えていないが、プレミアでは結構珍しいことだと思う。まあご時世的に財政が厳しいというのもあるだろうけども。
パーカーはその期待に応えられそうな兆しを見せている。ここ5試合の成績は2勝3分と負けていない。残留ブーストするにはやや早い。前回の対戦時も直近の5試合を1勝4分で来ていて、結局ケインが先制するも追いつかれて1-1の試合に終わった1月のゲームだ。プレミアトップタイの11引き分けのチームだが、この順位の争いではポイントは1つでも意味がある。今日以外は応援していきたいと思う。
1月の記憶を遡ると、前線に入ったロフタスチークのキープ力には苦しんだけど、無理くり突破してくるような選手がいなかったのであまり脅かされなかった記憶がある。後半にドリブルで仕掛けてくるルックマンにやられるまでは。
最近はスリーバックからフォーバックに変わっていたりするので、同じような試合にはならなそうだ。ただそれは当然こちらもあの時の低調なチームではない。
いろんな選択肢がある
攻撃陣が好調だ。モウリーニョ政権になってから、主にカウンター一本で戦っていたために、攻撃がいいぞと思える時期が来るとは思わなかった。前半戦に得点を量産していた時はケインとソンの個人能力にお任せスタイルだった。あの神がかった決定力はいつまでも続かず、それに引きずられて点が取れなくなっていた。
試合内容も悪く結果もついてこないことで、モウリーニョは根本から変えてきた。カウンターの意識は残しつつ、出来るだけラインを高くしてボールを握ろうとしている。それは徐々にプレーに現れ、ようやく結果が出てきた。
ベイルの復調がクローズアップされがちだが、それだけじゃない。モウラはドリブルで変化を加えるだけでなく得点も奪えるようになり、ラメラはスパーズに来て8年目で最高のプレーを見せていて、アリとヴィニシウスもカップ戦では結果を残している。個人的にアリの先発はまだ早いと思うけど。ベルフワインだけがこの波に乗り切れなかった印象はあるが、そもそも動きはいいのでそのうちチャンスは来るでしょう。まもなくロチェルソも戻ってくる。
連戦が続く中、これだけよりどりみどりなのは有難い。ベイルがどこまで続けて出られるのかはわからないが、仮にスタメンじゃなかったとしても他の選手たちも十分に期待できるだろうね。
今日の試合は、というか今週は全部勝たないといけない試合が続く。バーンリー戦のような試合が出来ればまず負けないが、継続するのは簡単なことじゃない。それでも今は期待して見てしまうよ。
キックオフは日本時間27:00です。
トッテナム・ホットスパー:予想フォーメーション
FW ソン、ケイン、ラメラ
MF ホイビュア、モウラ、エンドンベレ
DF レギロン、ダイアー、サンチェス、オーリエ
GK ロリス
フルハム:予想フォーメーション
FW B・リード、マジャ
MF ルックマン、H・リード、アンギッサ、ロフタスチーク
DF ロビンソン、アダラバイヨ、アンデルセン、テテ
GK アレオラ
関連