[PL]第38節 リーズ・ユナイテッド vs トッテナム・ホットスパー

2022-2023 プレミアリーグ 第38節

Leeds United 1 – 4 Tottenham Hotspur

Stadium:エランド・ロード  

得点
 2分:ハリー・ケイン(Spurs)
47分:ペドロ・ポロ(Spurs)
67分:ジャック・ハリソン(Peacocks)
69分:ハリー・ケイン(Spurs)
95分:ルーカス・モウラ(Spurs)

トッテナム・ホットスパー
FW ケイン
MF ソン(76’リシャルリソン)、ビスマ(76’クレイグ)、クルゼフスキ(67’サール)、スキップ(90’アボット)、ポロ(90’モウラ)
DF デイビス、ラングレ、サンチェス、エメルソン
GK フォースター
sub:オースティン、タンガンガ、アロンソ、ダンジュマ

リーズ・ユナイテッド
FW ロドリゴ
MF コッホ、フォーショー、マッケニー(60’ルター)、ハリソン(88’ニョント)
DF ストライク(60’フィリポ)、クーパー、ブーバー(60’アーロンソン)、クリステンセン、エイリング
GK ロブレス
sub:メリエ、チロコーミュレン、ロカ、サマービル、グリーンウッド

求めていたのはコレ

 2022-2023プレミアリーグもようやく最終節を迎える。しんどい1年だったので、終わってみればあっという間、みたいな常套句は浮かんでこない。もはや他力本願ではあるが、一応カンファレンスリーグを狙うために勝たなければいけないという大義はある。対するリーズの方が残留が懸かっていてより必死だけど。

 4-2-3-1に味をしめたメイソンが最後に選んだスタメンは前節から1箇所を変更しただけ。ダンジュマのいた右サイドがポロに替わった。これはね、意図が明確だったと思うよ。カウンターを打ちたいので前線が引きすぎないように守備を構築しているんだけど、前節は時に4人が前に残ってしまい、バランスが悪かった。ソンをできるだけ前に残すために、右サイドは守備からプレーできる選手をということで、ポロが選ばれたのだ。

 今シーズン散々見てきた電光石火の先制ゴールを最終節にしてスパーズが奪う。前半を折り返した段階で、また後半は違うチームになっちゃうのかなと懸念していたら、なんと後半も立ち上がりに得点を挙げた。これは本当にスパーズの試合ですか?

 さらに2点差で押し込まれ始めたところでクルゼフスキに替えてサールを入れた守備的な采配が、またサポーターを不安にした。交代から次のプレーで簡単に失点したことで、同点だ逆転だという展開が全員の頭に浮かんだ。が、次の瞬間にはケインがシーズン30ゴールで引き離してくれた。これは本当に本当にスパーズの試合ですか?

 これで勝利が必要なリーズの顔色も悪くなり、2人の若者をプレミアデビューさせることも出来た。実にライアン・メイソンな采配だなあと嬉しい気持ちで見られたし、そもそも余裕のある采配を振れるような展開を見たのはいつぶりだろうか。

 しかし最高の時間はまだこれからだった。思い出作りに出てきたはずのルーカス・モウラが、これぞルーカス・モウラという周りを見ていないキレキレのドリブルで5年間のトッテナムに別れを告げる最後のゴールを挙げた。これは感動的だった。クソみたいなシーズンの痛みを和らげる温かな感動だった。ベンチからみんなが飛び出してきて、嬉しそうにモウラを担ぎ上げていた場面はジーンときた。これで降格が確定するリーズのファンは怒っていたけど。

 ヴィラがブライトンを破ったので、スパーズは8位でのフィニッシュとなった。ヨーロッパの大会への出場権はなし。これは補強や監督人事にも大きく影響しちゃうんだろうね。今シーズンの頭には優勝を狙うと宣言していた自分が恥ずかしいよ。しばらくは試合を見なくてすむし、気分を新たに次の開幕を待ちましょうか。今年も1年、お疲れ様でした。

2022-2023シーズン 試合結果一覧

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