移籍市場総評と現有戦力

だいぶ遅くなりましたが2017年の移籍市場でのトッテナムのまとめをお送りいたします。

本当に遅いですが今更

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IN/OUT

OUT

■パウ・ロペス(エスパニョール/レンタル終了)
■カイル・ウォーカー(マンチェスター・シティ)
■キャメロン・カーター=ヴィッカース(シェフィールド・ユナイテッド/レンタル)
■ケヴィン・ヴィマー(ストーク・シティ)
■フェデリコ・ファシオ(ローマ)
■フィリップ・レスニアク(オールボー)
■クリントン・エンジ(マルセイユ)
■ジョシュア・オノマー(アストン・ヴィラ/レンタル)
■ナビル・ベンタレブ(シャルケ04)
■フィンセント・ヤンセン(フェネルバフチェ/レンタル)

IN

■パウロ・ガッサニーガ(サウサンプトン)
■ダビンソン・サンチェス(アヤックス)
■ファン・フォイス(エストゥディアンテス)
■セルジュ・オーリエ(パリ・サンジェルマン)
■フェルナンド・ジョレンテ(スウォンジー・シティ)

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各ポジション別考察

GK

■ウーゴ・ロリス
■ミシェル・フォルム
■パウロ・ガッサニーガ

基本的にベンチ入りするのは2名までですが、登録選手は3名が定石のゴールキーパー
特殊なポジションで滅多に序列が入れ替わることがありません。

一番手はフランス代表のロリスです。
最近はキーパーまで交えたビルドアップを行っていますが、そこは実は不安なポイント
繋ぐべきか蹴りだすべきかの判断を誤りピンチを招くシーンが2試合に1回くらいはまだあります。
セービングは一流で押し込む展開となり仕事は少なくてもきっちり後方は固めてくれます。
しばらくはロリスがいることでこのポジションは安泰です。

フォルムはオランダの選手ですが、ワールドカップを見越して、出場機会の得られそうなチームへの移籍の可能性が浮上してくれましたが、残ってくれたようです。
おそらくカップ戦ではフォルムを起用するでしょう。
チームによってはスタメン出場もありうる実力者です。

開幕時は2人しかいなかったキーパーですが、最終的にはガッサニーガを獲得し万全の体制となりました。

DF

■キーラン・トリッピアー
■セルジュ・オーリエ
■カイル・ウォーカー=ピータース
■トビー・アルデルヴァイレルト
■ヤン・フェルトンゲン
■ダビンソン・サンチェス
■フアン・フォイス
■ダニー・ローズ
■ベン・デイビス

まずはセンターバックから
フォーメーションによって2枚にも3枚にもなるこのポジションですが、層の薄さが懸念されていましたが、サンチェスと、フォイスを獲得し、ダイアーもこなせることで枚数は揃いました。
クラブ史上最高額での獲得となったサンチェスは早くも3バックのセンターとして定位置を掴みつつあります。
これでダイアーをボランチに専念させることができますので、非常に有益な移籍でした。
フォイスはまだカップ戦の出場のみですが、なかなか良いプレーをしていたようです。
そもそもアルデルヴァイレルトとフェルトンゲンはあまり離脱したり、出場停止になるような選手ではありませんが、少しは負担を軽減できるようになりました。

右サイドバックは3枚です。
昨シーズン終盤からトリッピアーが起用されていまして、そのクロスの精度はどんなサイドバックにも引けを取りませんが、攻撃力をより求められるウイングバック起用の時は推進力に欠ける。
まだあまり見ていませんが、ウォーカー以上の選手になれると言われるオーリエが早く馴染んでくれればうまく使い分けていけると思います。

左サイドバックのファーストチョイスはローズだと思っていましたが、不在のうちにデイビスのプレーがどんどん良くなっています。
やはり選手の成長には出場機会が最も大事のよう。
ハイレベルなポジション争いが見られると思います。
サンチェスの加入により、フェルトンゲンのコンバートも可能です。

MF

■ビクター・ワニャマ
■エリック・ダイアー
■ムサ・デンベレ
■ハリー・ウィンクス
■ムサ・シソコ
■ジョルジュ・ケビン・エンクドゥ
■エリク・ラメラ
■ソン・フンミン
■デレ・アリ
■クリスティアン・エリクセン

ボランチはおそらくワニャマを軸にして、デンベレ、ダイアーを使い分けていくことになります。
ウィンクスはまだ成長中ですが、確実に出場機会は与えられているので、早く覚醒して欲しいところ。
シソコも起用される時が増えてきて色んな選択肢のあるポジションです。

選手それぞれのタイプも違います。
運動量とパワーがあり、攻守に万能なワニャマ
守備力に定評があり、長短正確なパスを繰り出すダイアー
力強いドリブルで相手守備陣を崩していくデンベレ
パス&ムーブで攻撃にリズムを作るウィンクス
ダイナミックなランニングで動きを出せるシソコ
どの組み合わせでも戦えるので楽しみです。

2列目は人数多めですが、アリとエリクセンはアンタッチャブルな存在
ほとんど離脱もしませんし、常に安定し結果を残してくれています。
ラメラの復帰はほとんど補強と同義ですね。
個人的にはエンクドゥがウイングバックとしてモーゼスのようになってくれれば面白いとも思っています。
ソンも計算が立つプレイヤーですので、ラメラとエンクドゥがどれだけ存在感を示せるのかが鍵です。

FW

■ハリー・ケイン
■フェルナンド・ジョレンテ

ここは文句なくケインの場所
ジョレンテはしばらくサブから出場機会を伺います。
得点力に関しても周囲との連携に関してもケインが上手です。
高さという明確な武器を持つジョレンテも状況によっては考えられますし、2トップというオプションもそのうち見られるでしょう。
ケインがシーズンを通じて出続けていたというのはまだないので、いつかジョレンテの存在に頼る時が来る。
ソンも実績があるので、不安は少ないですね。

総括

放出した選手が多く見えますが、実際に戦力ダウンに直結するのはウォーカーくらいで、総合的にはプラスに終わっていると言えます。
去年あまりにも固定メンバーで戦っていたので今シーズンはどれだけ出場機会の少ない選手たちが絡んでこられるのかがキーポイント
シーズン開始後の補強がここ数年のやり方になっていますが、来年からは開幕前に移籍市場が閉幕することが決まっていますので、それは変えざるを得ません。
ギリギリに補強しても1シーズン目はダメダメだった選手が少なくないので、本当に勝ち組であったのかは来年の5月に判断することにしましょう。

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