ツートップはやっぱりオプションだ

今シーズン採用する回数の多いツートップは果たして最適解なのか

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ちなみにいい感じのデータがあるわけではございません。雑感です。

点を取るなら真ん中に

ポチェッティーノが来てからは基本的にはワントップでフォーメーションを組んでいくのが普通でした。当初はアデバヨールやソルダード。ケインが頭角を現してからはケインが務めています。ツートップが有力なアイデアであると初めて認識したのは確か昨シーズンのレアル・マドリー戦でした。それまでどんなチームにもポゼッション真っ向勝負だったポチェッティーノが勝負に徹してロングカウンターメインの5-3-2を使用したときです。

去年はそこから何試合か使っていたけど、結局は4-2-3-1に戻していたと思います。本格的に採用したのは今シーズンから。序盤のキーマンとなったルーカス・モウラを最大限に生かすために考案されたものだと思っていました。というのも、モウラの持ち味がドリブルであることは明らかだった中でサイドに配置してしまうと他の選手との連携がうまく取れずに、試合に入り込めなくなってしまうという欠点があり、ドリブルも特に左右を厭わないスタイルだったのでセンターで起用してみたらそれがハマった。

そうしてソンが戻って来ても、ケインが抜けてジョレンテが入っても継続してツートップです。長いこといい感じだったんですけどね。なんか上手くいかないなという雰囲気はシーズン開始からずっとあって、中盤でいつものような連携が構築できない中で収められるケインの横をソンだったりモウラだったりが走り回る。パスで崩せないのなら、ダイレクトにゴールを目指そう。どうやら2019年に入ったあたりから対策が打たれてしまいました。

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ケインが動きにくそうにしている

スパーズの攻撃陣にスペースを与えないように潔く引いてブロックを作る守備をするチームが続出しました。それが対スパーズの最適解。中央への縦パスを入れても相手はすぐに寄せてくるし、裏やサイドにも走り込めるスペースはない。サイドには突破力のないサイドバック1人しかいないせいで、そこにボールが行ってもあまり怖くないので、とにかく中央だけ締めていればいいのです。

なら動きをつけようとしても、ツートップにトップ下を置く形だと、ちょっと動いた先には味方がいてしまうので、窮屈さを強めるだけ。この悪循環が毎試合続き、終盤にジョレンテをいれて諦めの放り込みに徹するのがここ最近の試合展開でした。

試合が空いたのでいつの試合だったかは忘れてしまったけど、ケインのワントップに戻した試合がありました。いや、試合の中での変更だったかもしれない。それを見て、ケインはワントップの方がやりやすそうだなと感じました。まず、自分が動き出すことから空いたスペースに誰かが入って来たり、自身もサイドに流れて起点になれる自由がある。ケインが気持ちよくプレーできるように戦術を設計してあげるところから、チームを立て直していくのが最善かと考えます。

まずはサイドにもアタッカーを配置して広く試合を支配して、攻勢を強めたくなったらツートップに変更するなどしていけば良い。アリもやっと戻って来て、選手間の繋ぎや奇抜なアイデアで停滞していた攻撃に変化は加えてくれるはず。次はリヴァプール戦なんで理想ばっかり言っていられないとは思うけどね。

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