思っていたより総力戦ではないらしい

 リーグが再開して1勝1分。結果は悪くないですが、怪我人がいないわりに出番が偏ってしまっている・・・

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このままだと残り試合を乗り切れない

 残り試合は7試合になった。現実的な目標は5位。7月中のシーズン終了に向け、17日間で6試合の超過密日程が控えている。そのため、本来なら2チームローテーションできるだけの充実した戦力があって欲しかったが、ここまでの2試合で起用された選手は15人。交代枠5つあるのに使っていない。このままではきっと走りきれない。

 中断前は絶望的なチーム状況で、負傷で核となる選手を欠いていたせいで決まって選手が連日連戦。しまいには「これ以上やったら怪我をしてしまう」と、自ら交代を申し出る選手まで出る始末だった。やっと選手が揃ったと思えば、今度はスタメンとの信頼度の差が明確になっただけで、特定の選手に出場時間が偏っている現象は変わっていない。

 まずはディフェンスライン。2試合とも右からオーリエ、サンチェス、ダイアー、デイビスで、途中交代もなし。このポジションは通常そんなにローテするものではないし、そんなに心配はしていないが、その中でもやたら運動量を求められるオーリエの替えがいない点に関してはどう考えているのだろう。

 モウリーニョが既に「セルジュのところだけは代案がない」と言っていた。しかし流石に今のスタイルで、質を維持できるとは思えない。どうにかして休ませていかないといけないはずだ。

 どう考えているかさっぱりだけど、やりそうなのは3バックにして、右はウイングバック扱いでシソコかフェルナンデスを入れる形。どっちになっても守備面は不安だ。攻撃によりすぎてバランスが崩れるのは目に見えている。そして露骨に狙われる。

 勧めたいのは4バックのまま、アルデルヴァイレルトを右に入れ、可変3バックの役割を左右入れ替えること。左はその場合セセニョンだ。2列目の選手がみんな戻ってきている以上、そこでセセニョンの出番はない。セセニョンを使うならサイドバックしかないから、攻撃的な役割を与えて使う方がいい。ぜひ試してほしい。

 アルデルヴァイレルトとフェルトンゲンは上手いことターンオーバー要員として使うだろうから気にはしてない。途中交代するポジションじゃないからこの2試合で出番がなかったのは仕方ないかな。

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 次はフェルナンデスについて。ユナイテッド戦では途中から出たけど、可能性のないドリブルを左ワイドで繰り出すのみで、さほどインパクトはなかった。結局この人はサイドアタッカーなのかインサイドハーフなのかよくわからない。

 馴染んでくれば面白い選手になりそうには見えるけど、今はゆっくり育成している暇はない。それなりに万能な選手だけど、特筆すべきものもない。広がった交代枠をモウリーニョは積極的に使わないらしく、思ったよりこの先出番はないままかも。レンタルの延長も微妙な線だと思ってる。

 そして今、最も問題なのはエンドンベレ。2、3月にはあまりにも走らない戦わない姿勢に業を煮やし、一気に信頼を失った感があった。それでも中断中にはモウリーニョとのトレーニングが(ダメだけど)報じられていて、完全に見放されたわけではないように見えた。会見でも期待している的な発言はあったのに、蓋を開ければベンチウォーマー。ついには「モウリーニョの下ではプレーしない」というエンドンベレの発言まで取り上げられる始末。真相はわからないが。

 才能には疑いの余地なし。これだけ出てないのにバルセロナが狙っているという噂もある。手放すのは間違いなく損失だが、確執が本当なら誰にとってもメリットがない時間を過ごすことになる。

 気持ちの面はさておいて、エンドンベレは輝けると思う。ハマーズ戦を見てもわかるように、ポゼッションを高めても、最後のところを崩せない。狭いところでもボールを持てて、ぬるぬるドリブルできる彼のスキルはきっと役に立つ。奪われた瞬間に追っかけてくれるようになるだけでいいのに。

 最後にちょっとだけオリバー・スキップ。頑張ってたんだけどね。ついにベンチからも外れちゃって切ないよね。エンドンベレのイヤイヤ期が続けば出番はあるかもしれないけど、どのみちウィンクス、シソコ、ロチェルソで回っているから微妙。スキップがその次なのか、ダイアーとかアリとかフェルナンデスなのか。

 まず、このままの起用法では最後まで走りきれない。どうせ怪我人も出てくるだろうし、モチベーションに差が出るのも悪影響だ。緊迫のユナイテッド戦。久しぶりに勝利を確定したいウェストハム戦と、わからなくはないが、この先は考えないといけないだろう。

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