2019-2020シーズン個人別総合評価と移籍について〜MF編〜

第3弾はMF編

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採点基準:
★★★★★:驚きの活躍ぶり
★★★★☆:期待値以上
★★★☆☆:及第点
★★☆☆☆:まだまだやれるはずだ
★☆☆☆☆:全く戦力になれていない

移籍可能性:
★★★:放出候補
★★☆:オファー次第
★☆☆:残留濃厚

MF

ハリー・ウィンクス

評価:★★★★★:驚きの活躍ぶり

 中盤の選手の中で、シーズンを通じて高いパフォーマンスを見せていたのはウィンクスだけだ。数年前に出てきた時にここまで頼もしい選手になるとは全く思ってもみなかったよ。モウリーニョの好みではないタイプだ、と方々で言われながら、ウィンクスへの信頼は揺らがなかった。他が不甲斐ないせいもあるけど。

 ただしポジションの確約はされていない。終盤にはシソコ、ロチェルソを並べてベンチ送りの試合もあった。強力なライバルが加入してくれば、より争いは厳しくなる。気合いの入ったプレーの出来る選手は貴重だ。これからも期待してる。

移籍:★☆☆:残留濃厚

 今夏は間違いなく残留する。放出する理由が見当たらないから。来季はより難しいポジション争いが待っているだろうから、なんとかそこを勝ち抜いて、不動の選手になって欲しい。

ムサ・シソコ

評価:★★★☆☆:及第点

 現状ではパワフルさのある中盤の選手はシソコしかいない。そういう意味でも外せない選手だ。たぶん今はボランチの1番手。シソコがいると頼もしい。モウリーニョとしてはもっと前線に顔を出すプレーをして欲しかったと思うんだけど、あまりにもシュートセンスが絶望的なので、プレーが読まれてしまう場面が何度も見られた。それを除けば、あと1年くらいは安泰だろう。

移籍:★☆☆:残留濃厚

 すごい上手いわけじゃないのに、代役が見つかるとも思えないような選手。たぶんフィジカルコンタクトは世界一強いんじゃないかな。あげると言われれば手を挙げるチームはたくさんあると思うけど、今さら無理して取りに来るチームのなさそう。残留です。

タンギ・エンドンベレ

評価:★☆☆☆☆:全く戦力になれていない

 ボールを持たせれば最高にワクワクさせてくれるのに、それ以外がめっきりダメ。プレーにも体型にもやる気が見られないまま、じわじわと信頼と期待値が下がっていった。

 でも僕らはソンの1年目もシソコの3年間も見てきた経験がある。あの2人の原石時代に比べれば、エンドンベレには桁違いの光が見える。徹底的に磨いてみる前に手放すのは違うんじゃないだろうか。

移籍:★★☆:オファー次第

 放出だのトレードだのという話題はすでにいくつかあるようだ。そりゃあれだけの大器ならどのクラブも欲しいだろ。監督との関係が完全に終わっているならどうしようもないが、そうでないならまだいてくれ。スパーズがさらに上を目指すならいてもらわなければいけない才能だから。

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オリバー・スキップ

評価:★★☆☆☆:まだまだやれるはずだ

 いやあ惜しかったね。チャンスをもらって結果を出したのにリーグが中断してしまった。小柄なんだけど、内に秘めた闘志はちゃんとあった。ポジション的にもプレースタイル的にも、目に見えた結果というのがすぐに出しにくいのがもどかしいところ。

移籍:★★☆:オファー次第

 もう十分にトップチームでやる実力はあるように見える。でもじゃあウィンクスよりシソコよりいいかと言えるとまだ説得力がない。その理由を見つけるために、武者修行に出る時なんじゃないかな。

ジェドソン・フェルナンデス

評価:★☆☆☆☆:全く戦力になれていない

 この人のことを検索してみると
「130億の男」なんていう見出しの2018年の記事が出てきた。何と当時の評価はジョアン・フェリックスよりも上。あっちはもうアトレティコの主力だよ。

 よくそんな選手を取れたものだが、現状では記事の方が眉唾ものだ。ハーフシーズン一緒にやってきて、ほとんど何も残せなかった。セセニョンの次に残念だ。

 そもそもどこが適正ポジションなのかよくわからない。最初の頃はボランチの一角で、最近は左のウイングポジションに置かれている。見たところ、ウイングではなさそうだ。プレミアでやるにはまずもうちょっと体を大きくしないとね。

移籍:★☆☆:残留濃厚

 というかまだレンタル期間中だからあと1年は確実にいる。でもちょっと、活躍しそうな気がしない。サンチェス、セセニョン、エンドンベレ、フェルナンデスと加入前の評価が高い選手ほど生かせないのはもしかしてクラブのせいなのかな。

ジオバニ・ロ・チェルソ

評価:★★★☆☆:及第点

 プレッシャーは大きかったはず。あのエリクセンの後継者としてくれば、大抵の選手は潰れてしまうよ。それでもロチェルソはよくやった。線の細いテクニックタイプはプレミア1年目は何もできないのが相場なのに。

 ここまでは運ぶドリブルや精度の高い展開力での貢献が主だけど、ロチェルソに期待しているのはそこじゃなくて、もっとゴールに直結するプレーだ。初年度にこれだけやれれば、この先きっと大丈夫。

移籍:★☆☆:残留濃厚

 さすがに移籍はあり得ない。もっとやれるとは思うけど、1年目としては充実のシーズンだった。もっともっと、攻撃の中心になってくれ。

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デレ・アリ

評価:★★☆☆☆:まだまだやれるはずだ

 監督交代で一人だけ解任ブーストがかかるも、それだけのシーズンになってしまった。ボランチで使われたり、トップ下に戻されたり、時にトップに置かれたりと、いろいろ試されていたせいかやや迷走気味だ。エリクセンがいなくなることで、肩に力が入ってしまったせいもあるだろう。

 プレーを取り戻せたとしても、怪我が多いのは本当に大きな課題だから、まずはそこからクリアしていこう。

移籍:★☆☆:残留濃厚

 徐々に責任感の芽生えてきたこの男を手放すわけにはいかないね。まだ24歳にして、立派にスパーズの顔の1人だ。 あまりにもスパーズでのキャリアは順調すぎたから、ここいらでスランプを経験しておくのも悪くないんじゃない。待ってるから、追いついておいで。

エリク・ラメラ

評価:★★★★☆:期待値以上

 ラメラに関しては全然期待していなかったせいもある。どうせすぐに壊れると思いつつも、なんだかんだ走りきった。細かい負傷はちょいちょいあったけど、例年よりはだいぶマシだった。

 攻撃の破壊力はかなりあるのに、球離れの悪さがすべてを台無しにしてしまってる。カウンター重視のチームスタイルの中では致命的な問題だ。来季はトップ下で勝負するのか、サイドアタッカーとして勝負するのか、その選択は大きいものになる。

移籍:★★☆:オファー次第

 良いオファーさえ届けば、放出は悪くない選択だと思う。怪我がちな体のことを考えても、プレミア以外の方がいいんじゃないかな。もっとチームの中心としてプレーする方が輝くタイプだしね。もちろん残ってくれても文句は言わない。

補強ポイント

 すでに動いてはいるみたいだけど、守備力のあるボランチは必要だ。中盤での守備の強度を上げて攻撃的な選手たちをより生かせるようにしたい。

 あとは出て行く選手がいればその分をって感じかな。中盤のセンターポジションはあまり悲観してないから。

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