2021-2022シーズン個人別総合評価と移籍について〜 MF編〜

第3弾はMF編

採点基準:
★★★★★:驚きの活躍ぶり
★★★★☆:期待値以上
★★★☆☆:及第点
★★☆☆☆:まだまだやれるはずだ
★☆☆☆☆:全く戦力になれていない

移籍可能性:
★★★:放出候補
★★☆:オファー次第
★☆☆:残留濃厚

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MF

ピエール・エミール・ホイビュア

評価:★★★★☆:期待値以上

 シーズンを通じて安定した活躍を見せてくれた。中盤でのハードタックルと丁寧なパスはそのままに、中距離のミドルパスも上手になってきていくつか決定機を創出していた。なんか剛のイメージの強いホイビュアから柔らかいパスが出てくると違和感強くて脳が混乱しますよね。

 今年は磐石だったボランチのポジションも、来年に向けた強化でポジション争いはとても激しくなりそうな予感はある。加入時に「長くプレーできるクラブを探していた」と言っていたホイビュアにとって今の立場を守り切れるのか踏ん張りどきである。

移籍:★☆☆:残留濃厚

 クラブにとって重要な選手であり、放出の噂は見当たらない。まだまだ成長の可能性を見せてくれてもいるし、来季はゴール関与数が増えてくれると期待してる。

ロドリゴ・ベンタンクール

評価:★★★★★:驚きの活躍ぶり

 難しいと言われているプレミアリーグへの適応までの時間はこの人には要らなかったようだ。冬に加入してから瞬く間に中盤にポジションを勝ち取り、クルゼフスキとともに後半戦のキーマンになった。

 飄々としているプレースタイルの割に球際はクリーンに強さをみせ、相手のプレッシャーにも余裕を持って対応し、いなすように展開してくれる。とんでもないレベルの選手と契約を結んでしまったようだ。

移籍:★☆☆:残留濃厚

 来季のボランチの軸はおそらくベンタンクールになる。そこにホイビュアとスキップと新加入の誰かが三つ巴の争いを繰り広げる構図だ。シーズンを通じて今以上の力を発揮できれば、きっと来年はいい一年になるはずだ。

ハリー・ウィンクス

評価:★★☆☆☆:まだまだやれるはずだ

 難しい一年になってしまった。スキップの台頭もありポジションを掴みきれずにいる中、コンテがやってきてさらに出番を減らしてしまった。毎年ウィンクスに思うところは同じ。頑張りと無難な配給は認めるが、攻撃への貢献がなさすぎる。これはウィンクスのプレースタイル的には致命的なことだ。

 加えて今年は守備強度の低さと単純なパスの安定感も欠き、どんどん途中出場もなくなってしまった。クラブを愛してくれているだろう気持ちは伝わってくるし、こちらも同様な想いはある。しかしもう一度代表を目指せる選手になりたいのなら、来年は新チームを探した方が良さそうだ。

移籍:★★☆:オファー次第

 イングランド代表経験もあるホームグロウンの26歳。それなりに高値にはなってしまうだろう。それでも手を挙げるクラブがあるのなら、我々としては引き止めることはできそうにない。きっと会うチームが見つかれば、もっとやれるはずだよ。

オリヴァー・スキップ

評価:★★★☆☆:及第点

 レンタル先のノリッジで身につけた自信がみなぎる前半戦はスタメンを勝ち取り重要な選手だった。しかしながら怪我が長引いてしまい、後半戦はほとんどいなかった。ベンタンクールを獲得できていなかったらどうなっていたことか。

 どの監督からの評価も高く、来季が楽しみな選手ではある。1日でも早く練習に復帰して開幕に出遅れないようにしてほしい。ホイビュア&ベンタンクールの磐石体制に風穴をあけ、理想的な切磋琢磨を見せて欲しい。

移籍:★☆☆:残留濃厚

 今夏の放出はあり得ないが、数年後にはわからない。それは今年のウィンクスを見ていてもわかる通りだ。スパーズには定期的に期待値の高いボランチがアカデミーから育ってくる。ライアン・メイソンやナビル・ベンタレブがそうだった。いずれも伸び切らず、クラブを去ってしまっている。今度こそはそうならないように、これからに期待している。

補強ポイント

 最低でも4人は確保したダブルボランチのポジションだが、願わくば一つ前でも使えるようなゲームメイクのできるタイプも含めて5人体制になるのが理想だと思う。スキップぐらいの離脱はあり得ない話ではないから。レンタルしていたロチェルソ、エンドンベレはおそらく放出になるだろうし、パペ・サールが戻ってきてもあと1人は欲しい。エリクセンの噂はどうなったんでしょうか。

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