2018-2019 プレミアリーグ 第19節
Tottenham Hotspur 5 – 0 Bournemouth
Stadium:ウェンブリー・スタジアム
得点
16分:クリスティアン・エリクセン(Spurs)
23分:ソン・フンミン(Spurs)
35分:ルーカス・モウラ(Spurs)
61分:ハリー・ケイン(Spurs)
70分:ソン・フンミン(Spurs)
トッテナム・ホットスパー
ロリス、ウォーカー=ピータース、フォイス、アルデルヴァイレルト、ローズ、シソコ、ウィンクス、エリクセン(84’デイビス)、モウラ、ソン(88’ジョレンテ)、ケイン(77’スキップ)
sub:ガッサニーガ、トリッピアー、サンチェス、ラメラ
ボーンマス
ペゴビッチ、フランシス(45’リコ)、クック、アケ、ダニエルズ、ブルックス(74’キング)、スルマン、レルマ、フレイザー、スタニスラス、ウィルソン(67’ムセ)
sub:ボルツ、ミングス、イベ、デフォー
2試合連続の大量得点で圧勝です。
本当に今は負ける気がしない。
どこからでも点の取れるチーム
エヴァートン戦から先発を4人入れ替えました。ターンーバーを明言されていたシソコは結局スタメンフル出場。アルデルヴァイレルトの連戦継続で相棒はサンチェスからフォイスに変更です。これは開幕前には育成枠だったフォイスがしっかり争いに食い込んでいる証明です。実際エヴァートン戦に出ていたサンチェスはすごく安定したというわけではなく、おそらくポゼッション時のプレーならフォイスの方が上。20歳と22歳がセンターバックのポジションを争っているなんて素晴らしいことです。
アリがピックフォードとの交錯で軽いけがをして、大事をとってメンバーから外れました。代わって入ったのはルーカス・モウラ。これまでソンとモウラの両ウイングのフォーメーションはあまりよかった記憶がないのでやや不安でした。今日も立ち上がりは流れを持って行かれ、ボーンマスに2回ほど決定機が訪れました。十分決められてもおかしくなかった。特にライアン・フレイザーはプレミアでアザールに次ぐ、8アシストらしい。チャンスのほとんどはフレイザーを経由していました。
活躍したのはカイル・ウォーカー=ピータース。前半に生まれたエリクセン、ソン、モウラのゴールでいずれもアシストを記録。まあ飛び抜けたパフォーマンスというよりはなんでもないパスの先に見事なシューターがいたという感じです。モウラのゴールだけはアシストのおかげですけど。
これでエリクセンは3試合連発、ケインは2試合で3ゴール、ソンは2試合で4ゴールです。
特定の選手に依存することなく攻撃を構築できています。不安だったソンとモウラのウイングもいつもよりはよかった。これまではボールを待つ時間が多かったモウラも割と引いてボールに触れてリズムを作れていた。基本は左がソンで右がモウラだけど、上手いことポジションを崩しても形にできていました。
若い選手が躍動
前述したサンチェスとフォイスに加えて、ウォーカー=ピータースは21歳、ハリー・ウィンクスも22歳です。出番を増やしているオリバー・スキップは18歳でチャンスを手にしています。あ、忘れがちだけど、アリも22歳ですね。なんか格が違うけど。
チーム全体がいい流れになってきているので、普段出番の少ない選手でもすんなり試合に入れるようになっています。特にスキップなんかはかなりやりやすいと思う。新しい戦力が増えることで選手層が厚くなり、結果が出るようになる。するとまた若い選手たちを起用する場が整う。好循環です。
アリがチームに加入した時は10代だったし、ケインも21歳くらいからエースとして活躍している。その他の選手も20代前半あたりで加入して徐々にチームの中核を担うようになって言った選手ばかり。負傷者全員が戻ってきたら、ウィンクスもフォイスもまだ厳しいかもしれないと思えるので、今以上に存在感を示さないといけない。
今みたいにチーム全体で戦えている感じがするのは楽しいですよね。補強がなかったのに新戦力が生まれている感覚があり、いろんな記事で「補強なしのわりによくやっている」論調で書かれていますが、個人的にはそんな実感なしです。これだけうまく言っていると感じる疲労感も少ないんじゃないでしょうか。マンチェスター・シティが2連敗したおかげで前半戦を2位で折り返すことになりました。この調子でいけば勝点90ペースです。独走中のチームを追うのはいつだって、スパーズの役割だ。