キーラン・トリッピアーと22年まで契約を延長

イングランド代表にも選出されている右サイドバック、キーラン・トリッピアーとの契約を22年まで延長したと発表されました。

カイル・ウォーカーがマンチェスター・シティへの移籍を決めたばかりだったので、ひとまず安心の報道です。

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来シーズンはトリッピアーの年になるのか

実はマンチェスター・シティのアカデミー出身のトリッピアー
シティでは出場機会を得られず、バーンズリーヘのレンタルを経験し、2012年にはバーンリーでプレーしていました。
移籍当時はチャンピオンシップ(英2部)でしたが、2014-2015シーズンはプレミアリーグでプレーし、そこでの活躍が評価され、シーズン終了後にトッテナムに移籍しています。

この2年間は同い年のウォーカーという壁が高くそびえ立っていましたが、今シーズン終盤には出場機会を増やしていました。
身体能力ではウォーカーの方が上ですが、トリッピアーには誰にも負けない武器があります。

クロスの精度の高さです。

ウォーカーがその点弱めなのでより目立ちますが、今シーズンを見る限りトリッピアーのクロスはプレミア随一のものでしょう。
合わせるクロスもあり、高速クロスもあり、どれもピンポイントに真ん中の選手に合わせてきます。

特にうまいのが、ダイアーやアルデルヴァイレルトの裏をとるミドルパスに抜け出し、ダイレクトで放り込むクロスです。
あれはもう見事。裏を取った時の受け手がトリッピアーだと、「さあ、いいクロス上がるぞ」と安心してみて入られます。
ケインとの呼吸もバッチリなので、かなり期待できると思います。

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5000万ポンドで放出したウォーカーの後釜が、2年前に350万ポンドで獲得したトリッピアーとなれば、経営陣はしてやったりでしょうね。
そのウォーカーでさえ獲得時は450万ポンドほどでした(8年前ですが)

今のうちのサイドバックをつとめられる選手がこんな値段では転がっていないのですが、ダイアーのコンバート、もしくはキャメロン・カーター=ヴィッカースだけというのはだいぶ無理がありますので、トリッピアーには再び新規獲得選手とのポジション争いが待っているはずです。

左サイドのベン・デイビスの方がローズの怪我により出場機会はありましたが、まだシーズンを通じては不安かなという印象はまだあります。
しかし、トリッピアーは守備面は成長の余地ありとはいえ、任せてもいいんじゃないかと思えます。
若い選手が育っていき、いずれスタメンを任されるという循環を見ればさらに年下の選手にとっても希望が湧くでしょうね。

契約を全うするなら30歳を超えるまでスパーズに在籍することになります。
活躍次第では引き抜かれるかもしれませんが、その覚悟をぜひ来シーズン見せてください。

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