マット・ドハーティの獲得を発表

 2020年8月30日、トッテナム・ホットスパーはウルヴァーハンプトン・ワンダラーズより、アイルランド代表、マット・ドハーティの獲得を発表いたしました。

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堅実でいい補強

 リーグの日程に関するめちゃくちゃ薄い記事を書き上げたところだったんですが、ちょうどこのニュースが飛び込んできたので直前で差し替えです。wikiはもう更新されていた。仕事がはええ

 現在28歳のドーハティは2010年にウルブズに加入して、今のウルブズの最古参プレイヤーです。チームがフットボールリーグ1(3部)に降格した時もチームに残って1年での昇格に貢献し、ここ2年はプレミアを戦い、しかもかなり好成績を収めているチームになった。その中心選手の一人だった。

 ウルブズでは3-5-2の右ウイングバックを中心にプレーしていて、最近2年のプレミアリーグのディフェンダーとしては最も得点を奪っている選手らしい。

 そもそもウルブズのサッカーが、全体的にかなり走りどんどん前に選手が出ていくスタイル。そして連動性も高い攻撃志向のスタイルだ。主役はと言えばトップにいるヒメネス、ジョタ、トラオレになるのかもしれないけど、ドハーティもかなり貢献していて厄介な存在だったと記憶している。というかスパーズ戦でも点を取っていたような。

 近年のスパーズの右サイドバックは未だにカイル・ウォーカーの影を追い続けているところがある。具体的に言うと、「一人でなんとかしておくれ」と放り出されがち。連動したサイドの崩しがないのは、練習していないのか選手が実現できていないのかはわからないが、ウルブズ式でもなんでもいいからそこを改善してほしい。

 オーリエは走れて戦える選手だけど、いかんせんクロスの質が向上しない。そこら辺もドハーティには期待されるところだろう。そんなにウルブズの試合は見ていないけど、サイドから斜めに切れ込んで行ってゴールを決めたシティ戦かなんかのゴールは印象に残っている。たまにデイビスがやるくらいでスパーズではあまり見かけない斜めの動きも魅力的かも。

 加えて186cmの身長も魅力的。オーリエやKWPでは小さくて逆サイドからのクロスやロングフィードでは劣勢だった。まあオーリエは有り余るジャンプ力でそれなりに戦えてはいたけど。

 そうそう移籍金は一部報道によると1340万ポンド(約19億円)らしい。しかもオプションなし。まもなく29歳になる年齢は考慮に入っているのだろうが、それにしても安い。昨シーズンの順位はスパーズの1つ下の7位だし、ここ数年目立った負傷のない、しかも高額になりがちホームグロウンの選手ときた。どうやったんだい会長さんよ。

 今年はこれで3人目、ホイビュア、ハート、ドハーティ。ここ5年ほどで一番補強が素早く決まっている。これもモウリーニョがいるゆえか。他にもモウリーニョがいるから湧いているんだろうなという噂もちらほら聞こえてくるしね。

 課題だった右サイドバックが取れて本当に良かった。あとは明確に必要なのはCFだけかな。しかし補強があるということは放出もあるということ。それも覚悟しておこう。開幕までは2週間だけど、移籍市場はまだ1ヶ月ほどある。まだ動きはありそうだ。

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