[PL]第15節 ワトフォード vs トッテナム・ホットスパー

2017-2018 プレミアリーグ 第15節

Watford 1 – 1 Tottenham Hotspur

Stadium:ヴィカレージ・ロード・スタジアム

得点
13分:クリスティアン・カバセレ(Hornets)
25分:ソン・フンミン(Spurs)

トッテナム・ホットスパー
ロリス、トリッピアー、サンチェス、フェルトンゲン、デイビス、ダイアー、デンベレ、エリクセン(64’シソコ)、アリ(86’ウィンクス)、ソン(77’ラメラ)、ケイン
sub:フォルム、ローズ、オーリエ、ジョレンテ

ワトフォード
ゴメス、ブレドル、マリアッパ、カバセレ(64’キャプエ)、キコ、ドゥクレ、クレヴァリー(88’グレイ)、ゼーヘラール、ペレイラ(67’カリージョ)、リシャルソン、ディーニー
sub:カルレジス、ヤンマート、ワグ、ワトソン

またしても序盤に先行される苦しい展開に。後半の追い上げムードで退場者を出してしまい。勝ち点1に留まります。

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わかっていたが好チームだったワトフォード

2017年1月に当時最下位だったハル・シティの監督に就任し、チームの立て直しを図るも18位でフィニッシュ。残留とはならなかったものの自身の評価は高まり、今シーズンはワトフォードを率いているマルコ・シウバ。去年は17位とギリギリの残留を果たしたチームを力強いチームに育て上げてきました。

立ち上がりはトッテナムは久しぶりに悪くない立ち上がりを見せ、押し込む形になります。ワトフォードとしてはそれは予定内のお話でした。戦い方はシンプルでしっかりブロックを作って守り、素早く自分たちの強みを生かし攻めにでる。中央にいるディーニーにハイボールを納めてもらうか、左に開くリシャルソンを走らせて、一気に突破を狙ってくるか。1点目を奪ったコーナーキックも自陣ペナルティエリアでボールを奪い、クレヴァリーがロングボールを左スペースに出して、追いついたリシャルソンがそのまま仕掛けていったことにより獲得したものです。
常にカウンターばかり狙っているわけでもなく、ポゼッションできる時はサイドを広く使い、うまくポジションを動きながらビルドアップする形も持っていて、実力のあるチームだと感じさせました。

スパーズはやっと4-2-3-1に戻してきました。ボランチ2枚になったことで2列目にボールが入った後のサポートの距離感が良くなり、スムーズにパスが回るようになっている。ソンやトリッピアーが裏を狙う動きを見せ、そこにボールを出せるようになったのもここ何試合かとは違った部分です。ケインも下がってボールを受けてはキープして展開してまた前線に走り込むというプレーを何度も見せてくれていて、前線の流動性を高めるきっかけになっていました。
前節のラメラに触発されてか、エリクセンの動きも比較的良くなってきたようで、運動量も多く、パスの質や視野の広さも少し戻ってきました。ただなんか全体を見るとしっくりきていないような感覚は拭えませんね。

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退場は痛かったけれども

やってしまったのダビンソン・サンチェス、カウンター態勢に入りスピードに乗ったリシャルソンを止めるべく、体を当てに行った際に肘が顔面に入ってしまったため、一発レッドで退場です。判定には文句無し。確かに危険行為でした。この試合の趨勢にも影響してしまいましたが、ダメージはそれだけではありません。プレミアリーグの規定では一発退場は3試合の出場停止処分です。ストーク、ブライトン、シティ戦にまで出られません。アルデルヴァイレルト不在時にサンチェスまで失いました。一応、不服申し立てをして認められれば処分の軽減はありえますけど、今回はしないと思います。

抜けた穴にはダイアーが入り、ソンを前線に残す4-3-2に変更しました。そしてそこからは勝ち越し弾を狙うワトフォードとなんとか凌ぎたいトッテナムという展開に。悔しいのはそれでも勝ちに行く姿勢と力が今のスパーズにはないところ。これがシティやチェルシーなら、それでも攻撃に転じているような気がしてなりませんでした。
今日は個人的にはトリッピアーが印象に残っています。低い位置でボールを受けたら裏を走る選手を見て正確なフィードをするし、自身も裏に走り込みクロスを上げる意識を高く持っていた。そして後半の終わりの辛い時間帯でも、攻守の切り替えは素晴らしく、途中で入ったシソコよりも早く前に向かう姿勢を見せてくれました。
ハイテンションに試合に入ったこともあり、後半立ち上がりに一人減ったこともあり、終盤はかなりきつそうでした。同点で終われて良かった。

これでリーグ戦4試合勝ちなしです。昨年のデジャビュを見ているかのよう。ちょっとアポエル戦は開き直って主力のリフレッシュに当てましょうよ。もはやケインやエリクセンはベンチ外でも構いません。浮上するきっかけはどこに転がっているのだろうか。。

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