[PL]第24節 サウサンプトン vs トッテナム・ホットスパー

2017-2018 プレミアリーグ 第24節

Southampton 1 – 1 Tottenham Hotspur

Stadium:セント・メリーズ・スタジアム

得点
15分:ダビンソン・サンチェス(OG)(Saints)
18分:ハリー・ケイン(Spurs)

トッテナム・ホットスパー
フォルム、オーリエ(72’トリッピアー)、サンチェス、フェルトンゲン、デイビス、ダイアー、デンベレ(85’ワニャマ)、シソコ、アリ、ソン(70’ラメラ)、ケイン
sub:ガッサニーガ、フォイス、ウォーカー=ピータース、ジョレンテ

サウサンプトン
マッカーシー、ソアレス、スティーブンス、フート、バートランド、ウォード=プラウズ、ロメウ、ホイビュルク(65’ブファル)、レミナ(80’デイビス)、タディッチ、ガッビアディーニ(82’オバフェミ)
sub:フォスター、ピエド、ベドナレク、レドモンド

終始調子の上がらないままの展開に。
前半のスコアを動かせず手痛いドローです。

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セインツの逆襲

スタメンは2つ変更がありました。いずれも体調不良での欠場となったロリスとエリクセンに変わり、フォルムとシソコをそのままの位置に。スタメンを見たときに不安を覚えた方も多かったと思います。タイプが違いすぎる。エリクセンの代わりならラメラではないか。と

最近10試合勝ちのない18位のセインツが開始からかなりの積極性を見せてきます。キックオフからのファーストプレーでガッビアディーニのシュートに持ち込むと、ボールを持ち上がれないスパーズに高い位置から仕掛けてきてはサイドを中心に攻め込んでくる。先制点はそんな中からだった。再三起点となっていた左サイドでタディッチがオーリエと一対一になるとすかさずサイドバックのバートランドが猛然とオーバーラップ。さすがのオーリエも一人では見きれず、縦にボールを入れられるとそのままバートランドが低いクロスを入れ、やや戻り遅れていたサンチェスのスライディングが不運にも枠に飛んでしまいオウンゴールが生まれる。

サンチェスの対応は致し方なし。中にいるフォワードの位置も見てのポジショニングであの速いクロスが来れば当然の反応でした。そしてフォルムもノーチャンス。強いて言えばシソコが頑張って戻って欲しかった。オーリエに手で指示を出しているのなら。でもこれはバートランドの上がってくるタイミングが見事でした。この人ってチェルシー期待の若手サイドバック、のイメージが抜けないのですが、いつの間にかキャプテンマークを巻くような年齢なんですね。光陰矢の如し。

右サイドに入ったシソコは守備で頑張っていた印象が残っていますが、攻撃面では存在感薄め。オーリエに場所を空けるためか、比較的内側目にいたりゴール前まで顔を出したりしてたけど、そこまでボールを運べないのが今日の問題点でした。期待されている前へのドリブルも自信なさげでやはりユーロの面影はありません。ただ、交代で入ったラメラが良かったかというとそんなこともない。トラップが乱れがちで何度かボールを失っていたし、2本ほど枠に飛ばしてほしいシュートチャンスもあった。ラメラが入って良くなったことは特になし。

そういえばフォルムはいいプレーしてました。枠内シュートはいくつかあったけど、どれもしっかりとキャッチ。濡れたボールが目の前でワンバウンドするシュートは非常に処理が難しいものですが、あれを弾いたら詰められていたであろうシーンもあったので控えでこの安定感は安心できます。

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際立つエリクセンの存在感

悲しいことにいないことでエリクセンの存在が目立ちました。一人いないだけでこれほどビルドアップできないとは。デンベレが持ちすぎて奪われがちで、球離れが遅く見えるけど、受け手がいないのが原因じゃないかと思う。仮に出してのその次がイメージできないポジショニングの選手が多すぎる。

普段はエリクセンがボランチの位置まで降りてボールを捌いてリズムを作っているけど、今日の前4人はいいボールが入ってくるのを待つばかり。後半はケインが降りてきてその役割を担ってくれたけど、このメンバーならそれはアリの役目ではないかな。ただアリが悪いという話じゃなくてそれに気づいて修正することが大事。周りの人や監督で。

今日は早めにソンを下げてしまい、さらに得点の匂いがしない展開になりました。存在感がなかったのはプレーの良し悪しではなくただボールが来ないだけ。ケインにボール引き出させるなら裏を狙えるソンは残すべきだった。ソン、オーリエ、デンベレとボールを運べる選手がいなくなったことで、どんどん厳しくなっていった。勝ち越すべき最終盤に18位のチームの方が攻撃に出てきているという事実は深く受け止めるべき。というか前半のガッビアディーニとホイビュルク、後半にデビューした17歳のオバフェミの3度もあった空振りのうちどれか一つでもミートしていれば負けていました。

運良くリヴァプールも転んだみたいなので差はむしろ縮まりましたが、この後の日程を考えるとかなり厳しくなったように見える。この試合が分かれ目だったとか思うことになるのでしょうか。

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