2018-2019 プレミアリーグ 第21節
Cardiff City 0 – 3 Tottenham Hotspur
Stadium:カーディフ・シティ・スタジアム
得点
3分:ハリー・ケイン(Spurs)
12分:クリスティアン・エリクセン(Spurs)
26分:ソン・フンミン(Spurs)
トッテナム・ホットスパー
ロリス、トリッピアー、サンチェス、アルデルヴァイレルト、ローズ、シソコ、ウィンクス、エリクセン、アリ(86’ジョレンテ)、ソン(76’スキップ)、ケイン
sub:ガッサニーガ、フォイス、ウォーカー=ピータース、デイビス、モウラ
カーディフ・シティ
エスリッジ、パーテルソン、モリソン、マンガ、カニングハム、カマロサ(59’ラルス)アーター、バンバ、グナルソン、マーフィ(46’ホイレット)、リード(72’ライング)
sub:スミシーズ、ペルティエ、ベネット、マディーン
早い段階でゴールラッシュ
余裕を持って暫定2位浮上です。
力の差は明確だった
最近プレビュー記事でのスタメン予想が一切あたりません。試合前のインタービューでメンバーの入れ替えを示唆するも主に左サイドバックだけです。ローズとデイビスのところは単に一番手が決まっていないだけで疲労を考慮したローテーションではありません。攻撃は調子がいいのでポチェッティーノは正しいと思います。前回の反省を生かしてジョレンテもベンチ入りしました。
立ち上がりにトリッピアーのクロスからケインがごちゃごちゃと先制ゴールを決めました。これでプレミアで対戦したチーム全てから得点を奪ったことになるそうです。以前にもこの記録の話をした記憶があります。毎年久しぶりの昇格チームがいるのであんまり意味のある記録には思えません。凄いんだけど。これはラッキー要素の強いゴールでしたが、今日良かったのはそこから立て続けに決められたこと。しかも味方同士うまく連携してのゴールでした。
カーディフの狙いは左のマーフィを中心に多少早くてもクロスを放り、ローズのサイドでのミスマッチを攻めること。もしくはその流れで獲得したロングスロー。マーフィーのドリブルはキレキレでしたが、クロスに対してローズが体を投げ出してうまく対応してくれたのは大事には至りませんでした。攻撃の軸に見えていたマーフィーをハーフタイムで下げてしまったのでさらに怖さがなくなりました。意図のわからない交代です。
後半に入ると試合は沈黙。疲労もあり得点もとって余裕のあるスパーズは無理に攻める必要はなく、カーディフがボールの取りどころを最後まで決められないでいたのではっきり言って何も起こる気のしない後半でした。カーディフは前線の何人かが追いかけても後ろが全然連動してこない。各々が自分の守備範囲にいる選手しかケアしないせいで最前線は走り損だった。普段もこんな感じなら降格まっしぐらでしょうね。
なぜ代えないんだろうか
後半の立ち上がりのカーディフの様子を見るに、追いつかれる可能性はほとんどなかった。しかしまあ前節の反省もあるのでもう少し待とうというスタンスなのかと思っていたら、76分まで交代はなし。しかも交代枠を使い切ることなく試合を終えました。確かに次はカップ戦なので大幅にメンバーを入れ替えられるけど、前回の反省を疲労と言うなら出来る時に休ませるべきだし、もっと控えの底上げの意味でも出場機会の少ないメンバーを起用して行くべき。
そういえばスタメンの中ではちょっとアリ調子が悪そうなのが目につきました。積極的にボールを引き出す動きは良かったのにそのあとのキープだったりパスがうまくいかない。本人も自覚していたようで交代の際はすごく不満そうな顔でした。あれはおそらく不甲斐なかった自分への苛立ちでしょうね。
チームとして前の方の選手が交互に降りてきてはボールを動かして行く形が非常に良くできていました。誰かがポジションを変えれば必ず誰かが埋めていた。下がる選手がいればそのスペースに上がる選手を作る形はシソコやウィンクスにも飛び出す場所を空けてくれて今のメンバーには合っている。今月はチェルシー2回とユナイテッドと当たるので競合相手にも同じ形が通用すればいいなと思います。
やっとクリスマスシーズンの連戦が終わりました。本当にお疲れ様です。ウルブズ戦のアレがなければ完璧でしたね。まあ十分な結果でしょう。監督を代えたユナイテッドあたりが後ろから猛追かけてくるかもしれないけど、あくまで上だけ見て行きましょう。