[PL]第24節 トッテナム・ホットスパー vs ワトフォード

2018-2019 プレミアリーグ 第24節

Tottenham Hotspur 2 – 1 Watford

Stadium:ウェンブリー・スタジアム

得点
38分:クレイグ・キャスカート(Watford)
80分:ソン・フンミン(Spurs)
87分:フェルナンド・ジョレンテ(Spurs)

トッテナム・ホットスパー
ロリス、アルデルヴァイレルト、サンチェス、フェルトンゲン(79’ラメラ)、オーリエ(46’モウラ)、シソコ(69’トリッピアー)、ウィンクス、ローズ、エリクセン、ソン、ジョレンテ
sub:ガッサニーガ、ウォーカー=ピータース、ダイアー、スキップ

ワトフォード
フォスター、ヤンマート、マリアッパ、キャスカート、ホレバス、ヒューズ、クレバリー(66’ウィルモット)、カプー、ペレイラ、デウロフェウ(61’サクセス)、ディーニー
sub:ゴメス、ブリトス、マシナ、セマ、クイナ

フルハム戦の再現のようでした。
ハラハラする逆転劇を再び

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力で押し切って連敗脱出

直前までにユナイテッドの引き分けとシティの負けがわかっている状態で迎えることになりました。特にシティはファーストプレーで得点をあげておきながら、ニューカッスルにまさかの逆転負けです。ここは何としても差を縮めておきたいところ。ちなみに同時間帯にキックオフだったリヴァプールも引き分けで、チェルシーに至ってはボーンマスに4-0で大敗するという波乱。こんな時はいつものスパーズなら釣られて勝ち点を落とすところです。

アジアカップから戻ってきたソン・フンミンは早速のスタメン起用。アジアでは無得点に終わった男がのっけから攻撃を牽引します。パスは回るものの中央から崩せない今のスパーズの攻撃はもっぱらエリクセンの閃きとソンの突破力頼りです。エリクセンの意外性のあるパスにジョレンテが反応できずエリクセンが怒るシーンも見られました。

あとは高い位置を取る両ウイングバックにボールを集め、シンプルにクロスを放り込む。中央にジョレンテしかいないのに、低い弾道のスピードクロスばかり送るので、全くチャンスには繋がりません。ジョレンテが何度もハイボールをくれと要求しているのに、クロスの質はさっぱりでした。特にオーリエはいいかげんで、適当なアーリークロスを入れて見たり、タッチラインで謎にもたついてボールを相手にプレゼントしたりと散々。前半で代えられたのも頷けます。

ロリスの飛び出しミスからコーナーで先制を許します。ワトフォードはシーズン序盤の凄みこそないけれど、無益にカウンターばかり狙うわけではなくしっかり保持してから崩そうとしてくる。最前線は強さのディーニーとドリブルのデウロフェウ。左のホレバスの攻撃参加も的確でこの順位にいる理由がわかる好チームでした。

点が欲しい後半はスパーズのワンサイドゲーム。まずはモウラが低めの位置でボールを受けて、キレキレのドリブルを披露して整っていた守備陣形を崩しにかかります。それから攻撃の中心にいたのは左サイドのダニー・ローズ。クロスは終始良くなかったけど、そこらのウイングより積極的に仕掛けては勝負に勝っていました。しかもほとんどサポートのない中で。

ワトフォードの攻撃の時間はほとんどなく、右ウイングバックに回っていたシソコが単純なクロッサーになってしまったので、それなら質をあげようとトリッピアーを投入します。とても理にかなっていたと思う。ホレバスがトリッピアーを警戒してサイドに残るようになったのでいいクロスが上がる場面はあまりなかったけど。

時間の問題だった同点ゴールは流れるようなパスワークから。ソン、エリクセン、モウラ、ジョレンテと繋ぎ、最後はソンが迷いのないストレート系のシュートを正面に打ち込みました。やはり頼りになる。決定力がある。ポチェッティーノは試合後に「最後まで使う予定ではなかった」と語りましたが、どうしても得点を奪いたい時間にソンを外すことなどできない。ロスタイムのラストプレーまで全力のプレッシャーをかけていました。

そしてその勢いのままに逆転ゴールも生まれます。ローズのクッション性のクロスに柔らかく合わせたジョレンテのヘッドがゴールに吸い込まれました。ジョレンテはまっすぐベンチへダッシュ。仲間たちがやっとだな、というように頭を叩いていました。殊勲の逆転ゴールを決めた上にソンのゴールもアシスト(?)している。結果は残してくれたけど、再三あったそれ以前のチャンスを決めて入ればこんなに苦しむことはなかった。決めなければ間違いなく戦犯でしたよ。

リーグ記録が近いらしい

今日はスリーバックのうち、フェルトンゲンがかなり攻撃的に振舞っていたからまだ形になっていたけど、かつてのスリーバック時に比べると、相手陣内でのポゼッションの際にディフェンスラインをあまり経由できていないので、純粋に後ろに3人が余ってしまうようになりがち。これは改善点かなあと思います。

ただ、今日のモウラだったり、あまり印象的なプレーはなかったけれどラメラだったりを後半の途中に使えるのはスリーバックにしているおかげでもあります。ケインかアリが帰ってくるまではこれでいいのかもしれません。トップチームからデンベレ(放出)、エンクドゥ(レンタル)、アカデミーからカザイア・スターリーング(レンタル)を出したのに結局補強はなかったので、これ以上選手がいません。そういえば放出もされなかったフィンセント・ヤンセンは変わらず登録外でした。

シティとの勝ち点差が2に縮まりました。さらに4位との差は7もあります。首位との差も7だけど、まだ楽しめる順位ですね。ちなみにこの試合を終えた時点で、2011年にボルトンが記録した28試合引き分けなしのリーグ記録に並んだそうです。なんかこのままシーズンを通じてとなる気もします。次はシティを破り、気持ちの乗っているニューカッスルと対戦します。それを終えれば一週間のお休みです。中2日はハードだけど、無理をする時だ。

2018-2019シーズン 試合結果一覧

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